未完成婚・セックスゼロで母になる!?#34 結婚1年、夫とはじめて繋がるとき|アセクシュアルとEDと膣内射精障害と
※スケジュール帳を確認していたら、記憶違いを発見しました。正しい記憶で書き直し、無料部分を修正し、有料部分に修正と加筆をしました。(2026.1.21)
「未完成で母になる!?」の回顧録の続き、現在は2026年1月だが、これは約1年前の2025年3月のこと。
夫と一緒に暮らして約1年の新婚だが、膣性交ゼロの未完成婚
好きという感情はあっても性欲はない、ロマンティック・アセクシュアル気味な夫と、成田離婚寸前からの再構築中
性欲ゼロの男性不妊の夫と、性欲多めの当時39歳の私が、挿入セックスなしのまま、妊活を始める!
はじめに
今回の記事は、どこまで何を書くのか、とても迷いました。
夫婦の性という、あまりにもプライベートなことを、これまでもずっと赤裸々に書いてきてはいますが、その中でもさらにセンシティブな内容だったからです。
さらっとあっさり結果だけ書こうか……
詳しくしっかり心身の揺れ動きを書こうか……
書き始める前から悩みましたが、とりあえずは自分の指の動くままに書いてみようと書き始めたところ、案の定、生々しい内容になりました。
こうなると、私の中で渦巻くのは夫への罪悪感です。
迷った結果、途中から有料記事にして公開する、という決断をしました。
夫への罪悪感がありつつも、それでも公開という決断をしたのは、『膣性交ゼロで体外受精をする』という、とてもレアかつ非常に辛い経験をしたからです。
結婚直後に、自分がそんな経験をするかもしれないと恐怖したとき、同じ経験をした女性はいないかと、参考になる情報はないものかと、検索の鬼と化しました。しかし、合致するものは本当にわずかしかなく、参考になるほどの情報量ではありませんでした。
もしも、私と似たような状況に立っていて、同じように苦しんでいる方がいるならば、私にできることの最大限で力になりたいと思いました。
そして、対話ではない、一方向的な言葉の発信という形をとるならば、ありのままの思考と行動を書くことでしか、それは実現しないと考えました。
解決の糸口を求めている方の、参考になりますように…
私たちの経過を見守ってくださっている方へ、報告ができますように…
最後まで、読んでくださる全ての方へ、ありがとうございます。
膣性交ゼロのまま、はじめて挑戦した体外受精。
心身ともにボロボロになった採卵を経て、『一度も膣性交がないまま体外受精をして、とても辛い』と夫に手紙を書き、お互いの気持ちを伝え合った。
⬇️前回からの続き
採卵した卵子は7個、顕微授精により受精できたのが6個、初期胚で凍結できたのが1個、胚盤胞で凍結できたのが1個だった。
7分の2の確率………
こんなに確率が低いのか、と気が遠くなった。漠然と半分の3〜4個は凍結できるだろうと思っていた。
ホルモン剤を注射しても、採卵しても、顕微授精しても、ひとつも受精卵を凍結できない人たちもいる……
なんて過酷な世界だろう……
これを何年も何年も続けるなんて……
不妊治療の現実と過酷さを、また改めて痛感した。
採卵のあとは、ホルモン剤の影響が残っていたため、一周期あけての移植となった。
チャンスだと思った。
採卵後の生理が終わった後で、移植をする前、我々がセックスに挑戦するタイミングはそのあいだの2週間しかない。
だが、私の仕事が多忙を極める時期で出張もあった。夫の休日である土日で、おまけに私も家にいられる日はたった1日しかなかった。
移植をした後は、妊娠の判定が出るまでしばらくできない。もし奇跡的に、この初めての移植で妊娠できたならば、妊娠・出産・産後と、セックスできない・しない数年間が待っているのは明白だ。
夫と一度も膣性交がないままに子を成す可能性を無くすには、そのわずかたった1日の『その日』に膣性交をするしかない。
チャンスは『その日』、1日だけだった。
『その日』を明確にして、『その日』しかない理由とともに、私は前もって夫を誘った。
どんな言葉を使ったか、もはや覚えていないが、セックスに誘う言葉を伝えるときは、毎回、心の中は半泣きだ。これは、今でもそう。
いつか、明るく楽しく誘える日が来るんだろうか……
まだまだ積み重ねが必要なんだろう。
その日、夫は男性不妊泌尿器科で処方されたお試しのバイアグラを飲んでくれた。
不妊治療目的なら、バイアグラは1年間の期間限定で保険適用になる。1ヶ月で4回分処方されるバイアグラ、1年処方されれば48回分だ。このペースでいくと、たんまり溜まっていくだろう。
処方されたバイアグラを、いつかすべて使うことができますように……
バイアグラの副作用も理解している。夫に負担もかけている。それでも、そう思った。
バイアグラを飲んでするのは、これがはじめてだった。保険外で処方されたお試しのバイアグラ、胚移植を数日後に控えているため、避妊が必要でコンドームありでしかできないタイミングだった。
そして、夫にとって恐らくはじめてつけるコンドーム………夫がお風呂にはいっているあいだに、コンドームの着け方を検索して頭にたたき込んだ。
私は過去にセックスをした相手と、コンドームありのセックスをもちろんしたことがある。が、経験豊富な男性たち、すんなりと難なく自らコンドームを装着していた。
たまに手伝ってコンドームを着けたことはあるが、私1人で着けてあげたことはなかった。
はじめてのバイアグラで、体調不良にならないか?
はじめてのコンドームを、うまく着けられるのか?
不安が広がった。
物理的にうまくいかない要因が、いくつも残っている。
バイアグラの注意事項を読み、もしものときは救急車を呼ぶ覚悟をし、夫の体調、「動悸が激しくなっていないか?」「息苦しくないか?」などを気遣いながらスタートする。
バイアグラについては、経験値が上がってからまた別記事で書いてみたいなぁと思うが、今のところわかっているのが『本当に効果は人それぞれ』ということ。
バイアグラさえあれば、万事おっけー☆すんなり達成!というほど、EDは甘くはなかった。
それでも、夫はこの日、一生懸命頑張ってくれた。あんな話し合いがあったからだろう……
『自分はセックスを必要としていない』
それなのに、バイアグラを飲んで頑張ってくれるのは、私の期待に応えたいから、私と一緒にいたいから、に他ならない。
私は、何度か夫にキッパリと伝えていた。
「私はあなたとは違う、夫婦にセックスは必要だと思っている。このまま私と夫婦を続けるならば、セックスに挑戦し続けることが絶対条件だ。
できなくてもいい、挑戦し続けること。それをしたくないのなら、私とは違う、セックスがなくてもいいという別の女性を探し直してほしい。」と……
夫は、私と別れ自分と同じセックス観の女性を選び直すことではなく、自分にとって必要ではないセックスに挑戦し続けながら、私と一緒にいることを選択した。
これが、夫の愛の形
セックスを物理的に達成することよりも大切なものだ。
普通にセックスできてしまえば、むしろわからなかった愛し方。
わかっている、私もわかっているんだ………
それなのに、やっぱり私は挿入すること、射精があること、最後まできることを求めてしまう……
それゆえに得られる快感を知っているからなのか、妊活中ゆえの本能なのか、既成概念に囚われているからなのか……そのすべてなのか……
夫と触れ合う貴重な時間、気持ちいい波の中で、今も色んな気持ちや思考が去来する。快感に没頭するには、まだほど遠い。
バイアグラの効果が私の思ったほどではない、とはいえ、飲まない時とは明らかに違う。
バイアグラなしでは、お互いどんなに頑張ってもお休み中な夫のムスコくんが、だんだん起き上がってくる。前戯中、気持ちいい波の中にいつつも、どこか冷静にそれを観察する。
挿れろ、ともかく挿れろ……!!
私は、膣性交ゼロの体外受精が辛くて悲しくて惨めなのだ。
子供が欲しくて欲しくてたまらないのに、それでも膣性交ゼロで妊娠・出産する未来に恐怖しているのだ。
この苦しみから逃れるには、何が何でも挿れるんだ……!!
チャンスを逃すものか!!!
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