ラトビアTVの人気キャスターさんが我が家までインタビューに来たよ
昨年フィギュアスケートの観戦中に推しのドキュメンタリーを撮っているラトビア国営TVの人気スポーツキャスター、ダビデスさんにインタビューをしていただいたのですが(埋め込みの記事を参照)、その後今年の欧州選手権でも再会してご挨拶したら、そこで「次はオリンピックに取材に行くので、そこでもう一度インタビューをしたい」と申し込まれました。

そしてオリンピック開始の数日前にメッセージが来て、私が生活している日常の環境でインタビューをしたいので、我が家まで来ても良いかと聞かれました。自宅を公開することに少し抵抗はあったのですが、考えてみたら一ファンの分際で推しのドキュメンタリーに使っていただける幸運を断る手はないなと思い、お受けしました。
ただ、今回の広域開催のオリンピック、複数の競技を担当する忙しいキャスターが、本当に片道3時間かけてミラノから我が家まで来るのだろうかと半信半疑だったのも事実です。
ダビデスさんとはミラノの男子FSの日に推しの練習を撮影するために会場入りする時にお会いでき、その時我が家まで来ることを再度念押しされました。
そして約束の日の前日メッセージが入り「具合が悪いので、明日ではなく明後日にできるか?」と聞かれ、もちろん大丈夫ですとお答えしたのですが、その時にどんな内容を撮るつもりで来るのかをお聞きしたら「我が家には推しのグッズや写真など飾ってあるのか?」と聞かれました。
イタリアのたいていの男子と同じく、我が家の男たちはフィギュアスケートに興味ゼロなので、もちろん私の推しグッズなど家に飾ってません!でもせっかく遠路はるばる来てくださるので、撮影用に急遽推しコーナーを作ってみました(雑誌とTinaの缶以外は全部いただきもの)

インタビュー当日、ダビデスさんといつものカメラマンの方がTV局の大型バンで約束の時間ぴったりに到着。お昼時だったのでランチをご一緒していただくために、当地名産のラディッキョと言う目に鮮やかな赤紫の冬野菜を使ったラザーニャを用意し、前菜にはコールドミートとチーズの盛り合わせをお出ししました。お仕事中なのでワインはいただけず、残念でしたが、お土産として、当地のワイン2本セットを差し上げました。
ダビデスさんからお土産もいただきました!

さて、ランチ中にいろいろ雑談してダビデスさんがイタリアがお好きで、ワインもお好き、ご家族や奥様と何度も観光に来ていることを知ったり、なぜこのドキュメンタリーを制作しようと思ったのか(フィギュアスケートは、他のスポーツとは全く違う環境で、興味を引かれたそう)これ以前に制作したドキュメンタリー(女子クロスカントリースキーヤーを5年ぐらい撮り続けたそう)について、ジャーナリストとして将来への危惧(今のジャーナリズムはマルチメディアに振りすぎていて、文章で伝えると言う記者としての大前提がどんどん廃れていると)など興味深いお話を色々聞けました。
さて、ランチ後にコーヒーをお出ししていよいよ撮影が始まります。カメラマンの方が設定を整えるまで雑談しながら待ち、ダビデスさんから「デニスを推し始めたなれそめを聞かせてください」と初めの質問が。このドキュメンタリーは、フィギュアスケートのファンを対象にしたものではなく、むしろスポーツとしてのフィギュアスケートを知らないラトビア人が対象なので、質問の内容はコアなファンにはかなり初歩的、と言うか一般的で、タリンで既に答えたものもいくつかありました。
ただ中には「推しのプライベートについて知っていますか、それとも彼はきっちり分けていて立ち入らせないのでしょうか」とか「あなたはクラウドファンディングなど、直接経済的な支援をしているのですか」といった、正直には答えられない質問もあって、それについては矛先を変えたり、本人が明かしていないことについては、私から言うのは筋違いである、と言うような答え方をしました。
その後、沢山引っ張り出してきてあった日本の雑誌の推しの記事や写真をカメラで一つ一つ撮影し、一番気に入っている記事を日本語で読むところを3回ぐらい撮り直し、推しの応援マフラーを手にその説明を撮り、カメラマンさんが我が家の細部(主に日本的な装飾品)を撮影して室内での撮影は終わりました。
ダビデスさんとお話ししていて、これまで撮った中に推しがシャンペリーの(と言ったと思います。フリブールでの撮影の話をしている中で出てきたので、やや、あやふや)自宅で恋人と一緒に料理をしたり、アプリでドイツ語を練習しているところを彼女の方がからかったり(彼女の母語はドイツ語だと思う)、二人の仲睦まじいインタビューも撮影してあることを聞いて「隠しているわけではないんだな!」とそこまで撮らせることに結構びっくりしたのですが、ただ、撮影の翌日「恋人がインタビューを(か映像全部か)を出したくないと言っている」と推しが悲しがっていたそうで、公開できるのかは不明だそうです(これまで恋人の話が出て来てないのは、主に彼女の方がSNSに一切上げてほしくないから、らしいので)
あとは推しのお父さんが撮ってあった子供の頃の未公開秘蔵動画も提供してもらったそうで、それはドキュメンタリーに使うと言っていました。ただ、「撮るのは難しくないけれど、ラストシーンが一番大切だし難しい」とおっしゃっていて、まだダビデスさん自身、どういうラストにするのか構想が無いようでした。公開は2026年秋予定です。
この後我が家の建物から出てきて庭を歩き、門から出るところ(2回撮り直し)と、家の門から出てカメラの方に向かって歩くところ(3回撮り直したけれど不自然と言われた)を近所の人の好奇の視線の中で撮り、お別れしました。ダビデスさんとカメラマンの方は我が家からクロスカントリー撮影に今夜はモエナというトレンティーノ州の山岳地に行くそうでした。
今回のオリンピックは私が住むイタリア開催という事もあって、想像もできなかったような体験ができて、とても幸運だったと感謝しています。
