3opFMを極めればFM音源をマスター出来る(かも)
個人的に3opFMが好きで、2opでは物足りず4op以上は頭を使わないといけない、その間を取ったちょうど良い塩梅かなと思っています。
op1をキャリア、op2と3をモジュレータとすれば
『op3➡️op2➡️op1』『op2➡️op1
op3↗️ 』
この2種類が3opFMの基本的な考え方になります。例えばベース音色を作るとして、op2で土台を作ってop3で弦を弾く感じを出すと言う様に音作りを想像し易いと思います。勿論一例に過ぎず、2つのモジュレータを各々土台①②の様なバリエーションで考えるのも良いと思います。
3opFMでもFM音源らしい特徴を持った音色を沢山作れるので、6opFMでも3opのみを使って音作りをする事も多いです。
最近良いなと思ったFMシンセです。3opですがFM音源の「細い」「薄い」と言ったネガティブな印象が感じられない音だと思います。
度々記事に登場するAMALGAMも3opFMです。効果音制作でも役立ってもらう予定です。
DX7-2のユニゾンサウンドをReasonで作ってみた話で使っている音色も3opです。PX7とALGORITMで全く一緒と言って良い音色(シングル時)が簡単に作れるのも3op以内だからこそだと思っています。

DX7を使っていた頃から好んで使うアルゴリズムなのですが少々特殊なのです。通常フィードバックは一つのモジュレータ、PX7やDX7ではop6に適用されますが、このアルゴリズム4番では
『op6→op5→op4
↖️⬅️⬅️⬅️↩️』
この様に3opFMを繰り返す形になります。これもセルフFMの一種と言え、セルフFMを1opFMとすればセルフFM3opバージョンですね。(カタカナだと字面の格好がイマイチなので今後は3op Self FMにしようと思います笑)
1opFMはノイズになるまで変調させなければ鋸波ぽい音になります。その3opバージョンと言う事で生成出来る音色の幅はより広く、且つ音量と音色が絶対関係で変化するSelf FMの特徴が加味されるので、FM音源の中でも特殊なFM音色だと思います。PSGの様なシンプルな音から管弦風まで色々作りました。ちなみに2op Self FMもあります。(アルゴリズム6番)
複数のオペレータを跨ぐSelf FMはOPN/OPMでは再現出来ないアルゴリズムで、昔何処かの掲示板で4opFMでも複数あればDX7の音色を再現出来るみたいな事を書いたのですが勘違いでした。時効という事でスミマセン(笑)
3op Self FMによるパッド音色です。シングルサウンドとDX7-2風のユニゾンサウンドにステレオの広がりを付加したものです。ユニゾンのデチューンはMalstromのLFOによるもので、LFOのCVを分岐させてCV Shaperで掛かり具合を変えて各PX7に送っています。
『2opでは物足りず4op以上は頭を使わないといけない』
冒頭に書いたものですが、考え方だけでなくサウンド面でも同様にシンプル過ぎず複雑過ぎない丁度良い塩梅の音色だと思います。
最後に3op以下(ほぼ3opで作ったと思います)で作ったチップチューンを紹介しておきます。FM5+PCMドラム1で音源はDX7-2、シーケンス&録音はMOTIF XSです。「シンプル過ぎず複雑過ぎない」のかなりシンプル寄りですね(笑)
