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AI時代の創作メモ|「心に残る文章」を目指すと創作が苦しくなる。もっと気楽に書いていいと思う(#創作論 #Web小説 #note #エッセイ #書籍化 #生成AI #画像生成AI)

こんにちは。こんばんは。
普段はラノベを書いている「うら表紙」と申します。

突然ですが、私はあまり高い志は持っていません。

だからこういうことを思うのかもしれないのですが、
自分の文章は、

「読んで、その時に誰かが満足したのなら、消費されるものでいい」

そう思っています。

消費されるということは消えてなくなるということです。
けれど、読んでもらえたのなら、私は結構満足してしまいます。

誰かの心に「残そう」なんて大それたことを思いながら書いたことはありません。
それは、本業のラノベでも同じです。

今、その瞬間に楽しんでもらうことを念頭に置いて書いている。
私の創作は、そんな感じです。

それでも、ありがたいことに、
読者さんの中には私の本を何周も読んでくださる方もいます。

そもそも、誰かの中に残るような文章って、
そうやすやすと書けるものでもないとも思っています。

私は誰かの人生を変えてしまうような、そんな人間でもないですし、

だから、身の丈に合わせて、あまり崇高なことは考えずに、
少しだけ誰かが何かを感じ取ってくれたらいい。

そんな調子で書いています。

だからといって、努力しないとか、そういうことではありません。

創作にはいろんなスタンスがあっていいと思っているんです。

「消費される文章なんてAIに代替されてしまう」
という人もいるかもしれません。

それに関しては、半分正解、半分不正解だと思っています。

読みやすさは確かにAIに代替されます。
というか、人間では敵わない領域になると思います。

けれど、消費されるものとAIが代替できるかは別問題です。

こういうことの例として出すのは失礼かもしれませんが、
私は『SAKAMOTO DAYS』というアニメが好きです。

けれど、第一話をさっぱり思い出すことができません。
第二話もです。

それでも、続きが出たら見ますし、
そして、おそらくそれもしばらく経てば思い出せなくなるでしょう。

対照的に『国宝』はきっとずっと覚えています。

でも、だからと言って『SAKAMOTO DAYS』が
AIに代替されるようなエンタメかと言えば、
そうではありません。

単純に、『国宝』と『SAKAMOTO DAYS』では
エンタメとしてのスタンスが違うだけです。

そこを一緒くたにしてしまうと、
創作がつらくなるだけになってしまうと思うのです。

せいぜい
「明日も仕事がんばろう」
そう思っていただけるまでが、私の創作の限界です。

けれど、私はそれに対してありがたいと思いこそすれ、
「足りない」
とは思っていません。

むしろ、十分すぎます。

「AIに代替されない文章」とか
「誰かの心に残る文章」とか、
そういう難しくて高い志の創作論もたくさんあります。

けれど、正直に言ってしまうと、
私にはそれらはすべてプレッシャーなんですよね。

きっとそうはなれないだろう。
自分の天井も見えているから、余計に苦しくなってしまうんです。

ひょっとしたら同じように感じている人もいるのかもしれない。
そう思って、今回、消費に満足している人間の創作論を書いてみました。


あとがき:
美輪明宏さんの追悼企画としてYouTubeで特別配信された『東京野郎と女ども』という約70年前の映画を視聴しました。若き日の美輪さんのシャンソンの歌声はそりゃぁもう美しかったです。一方で、物語そのものは驚くほど単純明快で、「これでお金を取っていたの?」と思ってしまったくらいです。でも、不思議と最後まで楽しく観れました。次の展開が読めてしまうのに、なぜかそれが心地よかったのですよね。ひょっとしたら現代は、表現の敷居が上がりすぎて、複雑になりすぎているのかもしれません。


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