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⑫ やっと訪れた“深呼吸の一日”。船も私もゆるんだ。|地中海クルーズ8日目

チュニジアを終えて、ようやく迎えた航海日。
朝起きてデッキに出た瞬間の風が、昨日までとはぜんぜん違った。
張りつめていた空気がふっとほどけて、
船そのものが「やっと休めるわ」と言っているように感じた。

ほっとしていたのは、私だけやなかったと思う。
乗客みんなが、どこか“抜けた表情”をしていた。

若い子でもしんどい、連続寄港の旅

若い子でさえ、
「毎日寄港が続いたら、夜にウロウロできひんかった」
と言っていた。

朝ごはんを食べて、観光に出かけて、戻ったらすぐ休憩。
ちょっと寝たらもう夕食の時間で、そのまま眠ってしまう。

そんな毎日が続いたあとに訪れた今日の航海日は、
旅の中にぽっかり空いた“深呼吸の時間”みたいなものやった。

添乗員さんも同じで、
「今日は少し休めます」
と笑っていたのが印象的やった。
毎日走り回ってくれていたからこそ、この一言の重みが違う。

航海日は“人間観察デー”

私はというと、昼間からカジノでコイン落としゲームに1時間半も没頭。
ふと後ろを見ると、同じツアーの人がそっと覗いていて、思わず笑ってしもた。

航海日だけは、みんなが船内をウロウロしている。
ブラックジャックやポーカーのテーブルも昼からオープンしていて、
ただ眺めているだけで、立派な人間観察になる。

新婚さんは、おめかしして写真撮影へ。
寄港地レポの合間に、こんな“人生のワンシーン”があるのも、船旅の面白さやと思う。

走り続けた旅の中で見えたもの

地中海クルーズは、想像していたよりずっと忙しい旅だった。

毎朝の寄港、移動、集合、観光、帰船、夕食。
気づけば一日が一瞬で過ぎていく。

でも、だからこそ、今日みたいな航海日が胸に残る。
走り続けた体と心を、海の上がそっと抱きしめてくれるような日。

何もしない時間って、こんなにも贅沢なんやな。
そう思わせてくれる1日やった。

お寿司の話をさせてほしい

ゆるっとした時間の中で、いつも、ふと“お寿司が食べたい”気持ちが出てくる。🤣
MSCにもあるから、また行ってしまった。

結論から言うと——まずかった。

当然やけど、羽田空港のお寿司の方が上。
そして、バリ島の寿司ヒーローの方が上。

でもな。信じてもらわれへんかもしれへんけど……

ピースボートのお寿司が一番うまい。
日本人が握ってるからやろなあ。

価格帯はどこも大きく変わらへん。
それでも、あの“意外なクオリティ”は、一度食べた人だけが知っている世界やと思う。
ほんまやで。

明日はもう下船の日

この航海日が終わると、旅もいよいよ終盤。
夜に荷物をパッキングしながら、
「ほんまによう動いたなぁ」と静かに振り返った。

ーーAppy

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