【読書感想文】夜明けまでに誰かが/ホリー・ジャクソン/服部京子 訳(創元推理文庫 2025年7月30日発売)

きゅー、嬉しい! ちょっと聞いて聞いて。
なんと東京創元社の『夜明けまでに誰かが』プルーフ版先読みキャンペーンに当選しちゃったのです。やったー、日ごろの行いって大切だね。
しかも本作、超おもしろいの。もはや年間トップレベルのポテンシャルがある。さすが自由研究シリーズを書いたホリー・ジャクソン、降参です…
ということで、今回この感動を皆さんに共有したく読書感想文を書きました。ただ発売前ということもあり、当然ネタバレなしで、いつもよりは掘り下げ浅めでのレビューになります。
もし気になったら、あなたの購入本リストに入れて下さいね。
📖あらすじ
高校生のレッドは、春休みを利用して親友のマディと仲間たち共にキャンピングカーで旅行に来ていた。夜遅く、携帯電話の電波が届かない人里離れた場所に迷いこみ、タイヤがパンクして身動きが取れなくなってしまう。
何者かによって狙撃されたらしく、逃げ出そうにも狙われていて身動きがとれない。彼らはキャンピングカーに閉じ込められてしまったのだ。犯人からの要求がくる、仲間のうちひとりが抱えている秘密を明かせ… とのことなのだが。
📖きっと読みたくなるレビュー
おもろい! そして怖い! サスペンススリラーであり、青春小説であり、超一級品のミステリーでもあるドエンタメ小説。こういう本を読むために生きてるなーと思えるほどの傑作ですね、ことし読み逃せない一冊です。
🔖人間味に溢れた登場人物
主人公レッド、親友のマディ、友人のアーサーとサイモン、マディの兄で大学生のオリヴァー、彼の恋人レイナ。このたった6名のやり取りだけでメインストーリーが進行。
なにやら過去があるようで、しかもまだ二十歳前後。若者たちの苦闘ぶりが力強くって、すっかり彼らの虜になってしまうのです。
🔖キャンピングカーから出られない
そうなんです、楽しいバカンスのはずが一転… 狙撃者に狙われ、携帯の電波も届かず、閉じ込められてしまうという。いやーーー、こわいっ
プロットもよくできていて、どんどん追い込まれていくという極悪に丁寧な仕上がりなんです。特に中盤以降は目が離せなくなりますよ。フルマックスの緊迫感を味わってください。
🔖誰かが抱えている秘密って何?!
助けあい、逃げ出すために協力してきた仲間の6人だったはずが、徐々に関係性が崩れてくる。怪しいのは誰なのか? 何を隠しているのか?
そして密室の緊迫感のある状況で明かされる秘密… ヒリヒリ度が半端なさすぎで鼻血がでそうです。
📖疑心暗鬼サスペンススリラー&ミステリー
本作はサスペンスがメインと思いきや、謎解きも想像以上のネバリ具合。しっかりと筋にも組み立てられていて出来がイイんすよ。真相につながるようなことは何も言いたくないので、ぜひ読んでみてください。唸りますよ。
間違いなく今年を代表する海外ミステリー、控え目に言って必読です。
📖自由研究シリーズ三部作も読むべしっ
この作品を読もうと思ってる方は、きっとホリー・ジャクソンの自由研究シリーズの三部作も読まれているでしょう。ここ10年くらいの翻訳ミステリーにおける3部作ではNo1だと思うほどの悪魔的作品ですよね、未読の方はぜひ!
