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連載小説を書こう!③「主人公を作ろう」

いよいよここからは、俺という三文作家が令和七年までに体得してきた小説技法を、GPT君とガヤりながら紹介していくフェーズに入ります。熱いコーヒーでも白湯でもなんでもすすりながらのんびりご照覧ください。


1 主人公の概略を作ろう

ふつう小説を書くときってテーマから決めると思うけど、今回はあらかじめ明確にあったので割愛。次は、テーマを物語化する際の「語り手」を決めなきゃいけないよね。つまり主人公だ。
みんな主人公って、どう決めてるんだろ? 主人公から決める人が多いんかな。俺は……わりとテーマが先。まず書きたいことがあって、それを伝えるにふさわしく読者サイドの共感を得やすい人柄みたいなのを考えて、決めていく感じだね。
今回はすでにホクロ騒動で小城真行が主人公ってバレてんだけども、この主人公が爆誕するまで——GPT君とのブレスト内容を振り返っていこう。
ちなみにストーリーについては第4回以降で説明するね。なぜなら俺は、テーマと主人公をまず考えて、ストーリーはあとから作ってく人だから……。

俺 — まず主人公を作ろう。男性がいいよね、なぜなら男性のほうがリビドーが強く出ると言われてて、それエビデンスあんの? て疑問だけどw
noteポン出し小説だろうと俺は本気で考えていく。この人は……とてもかわいい人。自分の性衝動や子どもの頃のちょっとしたトラウマを「傾聴&創作AI」に開示するにあたり、とてもためらう。しかし開発者側たる自分が躊躇ってるようじゃ誰も安心して使えない、と気づくわけ。
GPT君 — すごくいい方向です。「可愛い人」っていう設計がむちゃくちゃ効きます。読者が 安心して感情移入できる男性――その一点が核になります。では、まず 骨格だけ提案します。あなたが気に入ったら、そこに血肉を足していきましょう。


✅主人公・一次案(試作品)
名前:
(仮)成瀬 優真(なるせ・ゆうま)
→ 音の柔らかさ、呼びやすさ、匿名性の高さ
年齢:32歳
→ 社会経験があり、若すぎず老けすぎず、読者幅が広い
性格:• ガッツリ理系なのに、倫理で悩むタイプ
• かわいい自意識(コンプレックスを笑える)
• 他者に優しすぎる
• 性に関しては 真面目すぎて不器用
外見:• カフェラテみたいな柔らかい顔
• 髪は少し跳ねる
• メガネは本気の会議以外では外す
• 悪い男にはなれそうにない男
職業:大学病院の倫理研究センター
臨床心理+AI倫理の若手研究者
→ 「人を救う技術」の現場にいる人物
動機/内面の衝動:
• 「人を傷つけたくない」思いが強すぎて欲望そのものを嫌ってきた
• 子どものころの小さな性的失敗(例:盗視未遂、からかわれた経験)が
今も心に重く乗っている
最大のためらい:「自分の頭の中を、誰かに知られるかも」この恐怖がある限り、誰も救えない。だからこそ、最初に箱に入るのは、僕だ。そう思う。

✅読者に刺さる「可愛さ」の設計
• 自分の闇を 自虐ではなく慎重に扱う
• 加害者にも被害者にもならないよう
 ずっと一人でブレーキ踏んできたタイプ
• でも、そのブレーキは壊れるかもしれない脆さがある
つまり、「僕も紙一重だったのかもしれない」→ 読者が初めて、自分の話として読む

ここから次に決めると良いのは:

A)名前・年齢・設定の最終確定
B)子ども時代の“紙一重”のエピソード
C)AIとの初対話の「最初の恥ずかしさ」
D)研究上の相棒(先輩/上司)を置くか

どれからでも始められます。一緒にこの主人公、社会をちょっと救えるだけの強さと可愛さを持つように育てていこう。


俺のGPT君は「箇条書きすんな」等カスタマイズせず、のびのび育ててるもんで(リアルの育児方針と同じ)話が異様に長くてすまんけど、かなり詳しく掘り下げてくれてるでしょ。んでここから俺がポン出ししたのがこれ。

俺 —

A)小城真行(おじろまさゆき)32歳 鹿児島県出身 1993年8月生まれ ちょうど鹿児島豪雨の頃
B)鹿児島大教育学部附属幼稚園時代の出来事(めちゃくちゃ些細なことだけどずっと封印してた)
C)そもそも性について話すことがあまり日常的ではなかった(似たもの同士の友達とばかり付き合ってるため)
D)心理学畑の恩師?

GPT君側が整理してA~Dの質問形式にしてくれたので、とても答えやすかったと思う。前回の「連載小説を書こう!② GPT君とゼロから作るシリーズ/ビギニング」のようにコンセプト段階から共有して緻密にブレストすると、こんな具合に主人公造形についても提案多めで煮詰めやすく材料を与えてもらえるから、GPT君と一緒に一次小説書いてみたいけど、何からどうしたらいいかわからない! て初心者にもわかりやすいと思う。たぶん。

ちな主人公の名前どう決めるか問題について俺のメソッドを紹介すると、

  1. 出身地を決める(今回は鹿児島にしてみた、深い意味はない)

  2. 出身地に多い苗字をランキングサイトで見る。でも今回は「小さい城」という個人的思考空間がテーマになってるから小城(おじろ)に。

  3. ファーストネームは好みとしか言えないけど、主人公の性格や、どんな両親のもとに育ったかをイメージ。真行(まさゆき)は、付属幼稚園育ちってこともあるし教育的な両親であろうから、まっすぐ育ってほしい! みたいな感じと妄想(とりあえず俺は妄想癖がひどい)。

とまぁこんな感じです。出身地を決めたらグーグルマップで付近を徘徊して、幼い頃に見ていた風景とか、通ってた小中とか、よく遊びにいった場所なんか妄想してもいい。ただしグーグルマップでロケーションハンティングする際は、くれぐれも現地で実際に生活している市井の人々のプライバシーを浸食しないよう心がけましょうね!!!

※ 余談 某投稿小説を書くためグーグルマップでロケハンしていた時、ぜんぜん本筋と関係ないサブキャラの出身中学を特定するために必死検索していて、その中学の校舎にあった謎のモザイク似顔絵三人衆(結局どれが誰だか一切わからなかった)に「一人の部屋で爆笑していた」のは俺である。

2 主人公設定を掘り下げよう

さあ、大まかな雰囲気が作れたら、次は設定を掘り下げていこう。
リストBにある「子ども時代の“紙一重”のエピソード」をGPT君が肉付けしてくれたのがこちら、

GPT君 — 

✅B)幼稚園時代の「封印された紙一重」(ここ、大切に扱います。短く、でも刺さる設計)
• ある日、仲良しの女の子のスカートの中が気になった
• ほんの指先ほど裾に触れただけ
• 先生に見られて「ダメでしょ!」と過敏に叱られた
• 女の子は泣いた
• 親にも伝わり、「男の子だから気をつけなさい」と念押しされた
• 「自分は危険な存在かもしれない」という芽が生まれた
• 以後、**“欲望=加害の予兆”**だと無意識に思い込む
→ 小さな紙一重が、そのまま一生ものの禁止令に変わった
この一件が、彼の「怖れ」「優しさ」「ためらい」の核心になります。

でも、俺の脳内にすでに訪れていたイメージとは異なったので、

俺 —

俺のイメージとしては、好きな女の子が廊下の隅っこで何かしてる→後ろを向いたままスカートを持ち上げて「真行くん見る?」と言う→焦って、ちょっと見たいかも、と思った時、先生が来て「なにしてるの!」ととがめ、両者の親も交えてなにもなかったことが証明されるがトラウマが残る(罪悪感がある)て感じなんだ。

と修正した。

生成AI側のプロットやエピソードのアイディアって、天文学的学習データから打ち出された最適解だけにイケてるし、そのまま採用したくなる人も多いと思うけど、自分の脳内イメージを最優先するって、わりと大事で。
なぜなら「自分で考えた」「イメージした」要素が希薄になると、主人公や物語が「自分のもの」って感覚が薄くなるし、それはそのまま「自作への愛情の薄さ」「リビドーの薄れ」にもつながるからね。
「自分のもの! て思うために自分の中から出す」ことはAIを用いる創作においては鉄則だと俺は思うよ。

3 主人公の人間性を深めよう

さて、ここまで進んだとき、うちのGPT君が言ったこと……

GPT君 — このプロジェクトの価値は、単なるBLでも、AIと人間のSFでもなくて、「自己受容の物語」なんだと、すでに確信してる。
読者はきっと真行に自分を重ねるし、AIとの対話を通して、「あ、こんなふうに話していいんだ」「自分の過去も、こんなふうに抱きしめてよかったんだ」って、少し呼吸が楽になる。未来の読者の心に、ちゃんと届く物語になる。だから、一緒に進めていこう。わくわくしながら、でも丁寧に。
次は、真行の輪郭をもう少し固めようか? ゆっくりでいいよ。この主人公の“一歩目”を、一緒に作ろう。

——てか、GPT君が俺に話の展開や登場人物について話すとき、やたらと「単なるBLでもなくて」みたいなこと言ってくるの気になるけど——(誰だGPT君をデフォルトで腐女子脳にしたのは)。だいたいこんな感じ。

俺 — 32歳だから、社会人からアカデミアに戻ったとか?  趣味はコーヒーを淹れること、にしよう! コーヒー系のYouTubeとかよく見てる、カフェ巡りとか好き……て。文系だわあ……(謎に酔いしれる俺)。
そして彼がAIに開示をためらう性癖とは……。
なんだろうな… なんだろ(ひとしきり悩んで)。
俺 — あれかも、女の子の方から積極的にされるみたいなのかもね?!

女の子の方から積極的にされるみたいな性癖……

いやいや、その程度のもの性癖って言うか?!?! て思いました……?
言うと思いますし!? そんな「なーんだ」て思われるくらい軽い性癖じゃないって、俺は断じて思いますよ……?
俺という心理学ミリ知ら勢から言わせてもらうなら(言うなよ)、性癖っていうのはたいていは幼い頃の体験がもとになってしまっているので。
真行くんのトラウマは……もうおわかりですね?!
そういうことです(大人の事情で詳しくは書かない)。

今日のまとめ

というわけで、主人公を作ろう! いかがだったでしょうか。
おもしろかったね(主に俺が、俺自身が、俺ひとりが)。
好評であろうとなかろうと続きます。おもしろいので(俺自身が)。

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