【第3回】インディゲームを創るなら、レトロゲームから学ぼう! 宮路洋一
宮路洋一氏の連載コラム「インディゲームを創るなら、レトロゲームから学ぼう!」の第3回目。ゲーム業界の黎明期から40数年以上、最前線で活躍し続けている宮路氏が、現代の若きゲームクリエイターたちに贈るゲーム制作の大事な部分を当時の名作を振り返りつつ、新たなゲーム作りのヒントをお届けしていきます。
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【第3回】ネットのない時代に『Among Us』は存在した? 郵便で繋がった伝説のゲームに学ぶ、「本当に面白いゲーム」の作り方
ゲームプロデューサーの宮路です。この連載では、私が駆け抜けてきたゲーム開発の裏側から、現代のインディーゲーム制作に役立つヒントをお届けしています。
さて、突然ですが想像してみてください。インターネットも、スマホも、一家に一台のパソコンすらない時代。そんな世界で、「オンラインゲーム」をどうやって遊ぶと思いますか? 今回は、そんな無茶な問いへの答えそのものだった、ネットワークゲームの源流『プレイバイメイル(PBM)』の熱狂と、そこから得た学びについてお話ししましょう。
1.月に一度の宇宙戦争! 伝説のゲーム『STAR WEB』の衝撃
1980年代初頭、私がアスキーでゲーム制作に従事していた頃、心を奪われたゲームがありました。その名は『STAR WEB』。1975年にアメリカで生まれた、宇宙を舞台にした壮大なシミュレーションゲームです。
「郵便で遊ぶコンピュータゲーム」と言っても、今の若い世代にはピンとこないかもしれませんね。
プレイヤーは、自分の行動計画(コマンド)を紙に書き、郵送で「ゲームマスター(GM)」と呼ばれる運営者に送ります。するとGMは、全国から集まったプレイヤー全員のコマンドをコンピューターに入力し、結果を計算。そして、その結果レポートを再び各プレイヤーに郵送するのです。このやり取りは、なんと月に一度。次の結果が届くまでの1ヵ月間、プレイヤーは届いたレポートを読み解き、次の戦略を練り続けるのです。
今思えば気の遠くなるようなテンポですが、このゲームには、現代のネットワークゲームが持つ「面白さの核」がすべて詰まっていました。
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『Beep21』2025年間購読版
伝説のゲーム誌『Beep』が2021年に21世紀仕様になって4年目に突入! 『Beep21』は他では読めない独自取材記事と当時の関係者によ…
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