反省が足りないんじゃない、測れてないだけ
「今後は、声がけを増やします」——その報告、たぶん来月も、同じ言葉で書くことになるんじゃないかなぁ、と僕は思う。
おはようございます、nobuです。
富山で、平均年齢56歳のガソリンスタンドを、泥臭くDXしている元研究者です。
今日は、真面目に報告しているのに、なぜか次に活きない——そんな言葉の話を書いてみたいと思う。
1. チャットで、いつも見かける言葉たち
うちの会社は、やり取りをほぼ全部チャットにしている。
だから、日々いろんな報告が流れてくる。
その中で、こういう返事をよく見かける。
上司が状況を確認して、「ここはどうなってる?」と指摘したあと——「声がけを増やします」「今後は連携も強化します」「都度、検討していきます」「内容が不十分なので、よく考えます」。
正直に言うと、僕はこういうコメントを見ると、少しもやっとしてしまう。
どれも"いつまでに・何を・どれだけ"が入っていないから、期日が来ても特に何も起きないことが、実際とても多いように感じるからだ。
そして、こういう曖昧な返しをする時ほど、結局やらないままになりやすい気がしている。
おもしろいのは、うちは全部チャットに残っているということ。
だから「言った・言わない」にはならない。
裏を返せば、"言ったのにやっていない"も、そのまま記録に残ってしまう。
たぶん根っこにあるのは、「言われたから、言い返しているだけ」という返し方だと思う。
聞かれた意図や、それまでの文脈を汲まずに、とりあえず言葉を置いてしまう。僕自身も、忙しいと気づけばやってしまう。
あなたの直近の返信は、"何を聞かれているか"に答えられていただろうか。
2. 気づかないうちに、信頼も評価も削れていく
その場しのぎのコメントを受け取った上司は、「で、結局なにをやるの?」と、もう一度聞き返すしかない。
それが何度も続くと、たぶん、諦めの気持ちにすらなってくる。
こわいのは、その先だと思う。たぶん、こんなふうに進んでいく。
報告する側は、いつも怒られている気分になる。
指示を出す側も、なんだか嫌な気持ちになる。
やがて、仕事を振ること自体が億劫になって、だんだん振られなくなる。
そうやって、評価まで静かに下がっていく、と思う。
信頼のことは、以前 即レスなのに、なぜか任せてもらえない でも書いた。
誰が悪いという話じゃなく、ただ、もったいないなぁと感じている。
3. 意図を汲んで、測れる形で返す
じゃあ、どうするか。
まずは"何を聞かれているか"を捉えて、そのうえで曖昧な言葉を、"数えられる行動"まで翻訳するだけだと思う。
「丁寧に接客する」なら、「会計のあと、次に使える一言を1回添える」。
「都度検討」なら、「今週金曜までに案を3つ出して、月曜に共有する」。
この翻訳こそが、本当の努力なんじゃないかなぁと感じている。
測れる形になって、はじめて振り返り→改善のループが回りはじめる。
難しいことじゃなく、仕組み化は、メモ1枚から始まるのかもしれない で書いたように、メモ1枚からでも十分だと思う。
これは、評価項目をつくるときも同じで、以前 誰もテストを作ってくれないなら、自分で作ればいい でも書いたけれど、定量に寄せる設計は、頑張る人を守る仕組みにもなると思っている。
まとめ
測れない報告は、努力そのものというより「努力した気持ち」なのかもしれない。
でもそれは、あなたの意志が弱いからじゃなくて、まだ測れる形に翻訳できていないだけだと思う。そして、ここは返す側のちょっとした工夫で、きっと変えられるはずだと思う。
曖昧な言葉を、たった一つでいいから「明日、数えられる行動」に変えてみる。そこから、削れかけた信頼も、少しずつ戻っていくはずだと、僕は信じている。
今日も一緒に、いい一日にしていきましょう。
── 今日から実践
直近のチャットの報告を1つだけ選んで、「いつまでに・何を・どれだけ」を書き足してみる。それだけで、来月の景色が少し変わると思う。
最後に。
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