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東風日産、NX8の高度運転支援のMomentaだけではない秘密を公開

    [メンバーシップ限定]東風日産は2026年8月19日、「NX8の高度運転支援は、なぜ安定していて安心感があるのか?」という長文のレポートを配信した。

    NX8が搭載するMomentaの手放し自動運転アルゴリズムについて、それを購入して単純に搭載している訳ではなく、東風日産として、グローバルOEMの基準に照らし、Momentaとともにチューニングしているからだ、と結論付けている。

    Momentaアルゴリズム採用OEMは今や中国において非常に多い。Momentaの世界モデルを強調するOEMが多い中で、東風日産は、NX8では自社の自動車工学、エンジニアリングがあってこそだと主張する。

    これはMomentaが2026年5月に公開した動画内容とも一致する。

    今やMomenta、手放し自動運転だけでは差別化ができなくなっている中国市場において、改めて自動車メーカーだからこそできることを、手放し自動運転という側面で強調した渾身のレポートといえそうだ。ここではその内容を紹介する。


    NX8の高度運転支援は、なぜ安定していて安心感があるのか?

    NEV競争の後半戦で問われるのは、技術革新だけではない。サプライチェーンを協調して管理する能力や、基準を定義する能力も重要になっている。

    こうした「協調管理」と「基準定義」の能力は、最終的にユーザー体験を左右する。例えば日常的に利用する運転支援でも、ブランドによって実際の走行感覚には大きな違いがある。

    同じ運転支援でも、熟練ドライバーのように滑らかで安心して乗れるクルマもあれば、追従時の加速やブレーキがぎこちなく、速度変化が激しいため、長時間乗っていると車酔いしやすいクルマもある。

    なぜ、このような違いが生まれるのか。

    運転支援の体験を左右するのは、基盤となるアルゴリズムの性能だけではない。ソフトウェアと完成車をどこまで深く融合できているかも重要だからだ。

    ソフトウェアを「脳」に例えるなら、脳が指示を出しても、それを適切に実行できるかどうかは「身体」である完成車側の協調性にかかっている。ここで自動車メーカーのサプライチェーン協調管理能力や基準定義能力が問われる。

    東風日産NX8は実走テストにおいて、より安定し、より快適で、ドライバーによる介入頻度も少なく、十分な安心感を実現したとしている。その背景にあるのが、日産が構築した完成車開発・チューニング体系だ。この体系は中国ユーザーが実際に遭遇する道路環境への適応、乗員の体感を重視するとともに、量産化に際して厳格な基準を適用している。

    ここでは、NX8の高度運転支援が高品質な体験を実現できる理由を紹介する。

    共同カスタム開発により、ソフトウェアの指示を車両が適切に実行

    運転支援を使いやすいものにするには、ソフトウェアと完成車を別々に開発していてはいけない。

    例えばソフトウェアがブレーキを指示しても、車両側との連携が不十分なら、減速時に車体が不自然に前後へ揺れる「ノーズダイブ」が発生する可能性がある。

    NX8ではどうしているのか。

    その答えが、東風日産とMomentaによる深い共同開発だ。完成済みのシステムを単純に購入して搭載しているわけではない。

    両社は、要求定義、シミュレーション、キャリブレーション、安全検証、量産化までを網羅する一体型の開発体系を共同構築している。Momentaは、

    • 高度運転支援向けAIアルゴリズム

    • データ・クローズドループ

    • ソフトウェア安全の基盤技術

    を提供する。一方、東風日産は合弁自動車メーカーとして蓄積してきた開発経験を生かし、

    • 完成車のシャシーダイナミクス

    • 乗員の体感を重視したキャリブレーション

    • 車両全体の安全技術

    • 量産エンジニアリング

    を提供する。双方の強みを深く結合し、双方向で継続的に改善している。

     
     
    急速に進む中国のCASE(Connected&Cabin,Autonomous,Shared&Service,Electric)やAIについての最新情報。2018年から1日1本以上のレポート配信。毎朝8:00日刊中国モビリティレポートと適時号外レポート

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