
中国乗用車新車販売週報:2026年10月18日までで非NEVの卸売55%減
[無料]乗聯会(CPCA)は2026年10月21日、同年10月18日までの中国乗用車分野の新車販売状況を発表した。それによれば、メーカーから販売店・輸出用などに回される卸売は、10月1日から10月18日までで前年同期比20%減となる85万台。一方、中国国内の消費者への販売動向を示す小売は同期間中、同26%減となる79万台となった。
乗用車のうち、主にBEV/REEV/PHEVで構成される新エネルギー車(NEV)だけの卸売で見ると同期間中、同5%増となる66万台。一方小売は同期間中、同13%減となる52万台となった。
乗用車全体からNEVを差し引いた、ガソリン車やHEVなどで構成される非NEVの卸売は同期間中、同55%減となる20万台。一方小売は同期間中、同43%減となる27万台となった。
乗用車の新車販売に占めるNEVの比率は同期間中、卸売では76.8%、小売では65.9%となった。
同じように、2026年1月1日から10月18日までの累計でみると、卸売全体は前年同期比6%減となる2059万台。一方小売全体では同22%減となる1412万台となった。
そのうちNEVだけの卸売で見ると同期間中、同9%増となる1210万台。一方小売は同期間中、同13%減となる828万台となった。
同じように、非NEVだけの卸売で見ると同期間中、同21%減となる849万台。一方小売は同期間中、同32%減となる585万台となった。
乗用車の新車販売に占めるNEVの比率は同期間中、卸売では58.8%、小売では58.6%となった。(販売台数は四捨五入しているので差し引きで多少の誤差が出る場合がある)

10月1~18日の中国乗用車市場では、卸売全体が前年同期比20%減、小売全体が26%減となった。なかでも非NEVの落ち込みが大きく、卸売は55%減、小売は43%減に達した。
一方、NEVの卸売は5%増と前年同期を上回った。ただし、国内消費者への販売動向を示すNEV小売は13%減であり、NEV市場全体が好調というわけではない。卸売には輸出向けなども含まれるため、国内需要とメーカーの出荷動向は分けて見る必要がある。
その結果、10月1~18日のNEV比率は卸売で76.8%、小売で65.9%に達した。しかし、この比率上昇には、NEVの販売拡大だけでなく、非NEVの急減も大きく影響している。
年初から10月18日までの累計でも、NEV卸売は9%増となる一方、非NEV卸売は21%減となった。さらに国内小売ではNEVが13%減、非NEVが32%減と、いずれも前年同期を下回っている。
今回の数字が示しているのは、中国の乗用車市場でNEVへの構成比の移行が進む一方、国内の新車販売そのものは厳しい状況にあるということである。
特に注目すべきなのは、NEV比率の上昇と市場全体の成長が、必ずしも一致しなくなっている点である。今後はNEV比率だけでなく、NEV・非NEVそれぞれの販売台数、卸売と国内小売の差、輸出動向を併せて確認する必要がある。
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