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中国乗用車新車販売月報:2026年9月は国内小売28%減、輸出73%増

    [無料]乗聯会(CPCA)は2026年10月12日、2026年9月の中国乗用車分野の新車販売状況を発表した。それによれば、メーカーによる工場での生産台数は前年同月比10%減となる261万台、メーカーから販売店・輸出用などに回される卸売台数は同9%減となる257万台、中国国内の消費者への販売動向を示す小売台数は同28%減となる163万台、中国から海外への販売を示す輸出台数は73%増となる92万台となった。

    乗用車の小売台数でボディタイプ別では、セダンが同38%減となる63.6万台、ミニバン(MPV)が同31%減となる6.6万台、SUVが同19%減となる91.6万台、ミニバスが同41%減となる1.3万台。

    乗用車の輸出台数でボディタイプ別では、セダンが同101%増となる24.9万台、ミニバン(MPV)が同60%増となる1.6万台、SUVが同65%増となる65.2万台、ミニバスが同20%増となる0.6万台。

    年初からの累計である2026年1月~9月では、生産台数が同6%減となる1980万台、卸売台数が6%減となる1989万台、小売台数が22%減となる1346万台、輸出台数が75%増となる707万台となった。

    乗用車のうち、新エネルギー車(NEV)に限ってみると、2026年9月、生産台数が同10%増となる166万台、卸売台数が11%増となる167万台、小売台数が17%減となる108万台、輸出台数が164%増となる56万台となった。

    NEVの小売台数でパワートレイン別では、BEV(純電動)が同8%減となる76.5万台、PHEV(プラグインハイブリッド)が同36%減となる23.2万台、EREV/REEV(レンジエクステンダー)が同17%減となる8.8万台。

    NEVの輸出台数でパワートレイン別では、BEVが同141%増となる33.8万台、PHEVが同189%増となる19.1万台、EREV/REEVが同500%増となる3万台。

    NEVのみで年初からの累計である2026年1月~9月では、生産台数が同10%増となる1141万台、卸売台数が9%増となる1145万台、小売台数が13%減となる776万台、輸出台数が139%増となる389万台となった。

    乗用車全体からNEVを差し引いた、ガソリン車やHEVなどで構成される非NEVでは、2026年9月、生産台数が同31%減となる95万台、卸売台数が32%減となる90万台、小売台数が43%減となる55万台、輸出台数が14%増となる37万台となった。

    非NEVのみで年初からの累計である2026年1月~9月では、生産台数が同21%減となる839万台、卸売台数が21%減となる844万台、小売台数が32%減となる570万台、輸出台数が32%増となる318万台となった。

    2026年9月の中国乗用車販売のうち、NEVが占める比率は、生産台数が64%、卸売台数が65%、小売台数が66%、輸出台数が60%となった。

    乗用車販売のうち、NEVが占める比率で年初からの累計である2026年1月~9月では、生産台数が58%、卸売台数が58%、小売台数が58%、輸出台数が55%となった。(販売台数は四捨五入しているので差し引きで多少の誤差が出る場合がある)

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    2026年9月の中国乗用車市場で際立ったのは、国内小売の急減と輸出の急拡大が同時に進んだことである。

    国内小売は前年同月比28%減の163万台となった。NEVも17%減少したが、非NEVは43%減と落ち込みがさらに大きい。この結果、国内小売に占めるNEV比率は66%に達した。

    ただし、NEV比率の上昇は、必ずしもNEVの販売台数が増えていることを意味しない。今回のようにNEV、非NEVともに販売が減少しながら、非NEVの落ち込みが大きいことでNEVの構成比が高まる局面もある。

    一方、輸出は92万台と前年同月から大幅に拡大した。特にNEV輸出は56万台に達し、輸出全体の約6割を占める。中国国内で販売が減少しているNEVが、海外市場では急速に販売を伸ばしている。

    この傾向は単月にとどまらない。2026年1~9月累計では、国内小売が22%減少する一方、輸出は大幅な増加を維持した。NEVに限れば、国内小売が13%減少したのに対し、輸出は139%増加している。

    つまり、中国の乗用車産業は、国内市場の需要減少と海外市場への販売拡大という、方向の異なる二つの変化に直面している。

    国内ではNEVへの構造転換が進むものの、市場全体の販売台数は縮小している。他方、海外ではNEVが輸出拡大の中心となり、中国メーカーの販売先は国内市場から世界市場へ広がり続けている。

    今後の焦点は、輸出の拡大が国内販売の減少をどこまで補えるか、そして中国メーカーが輸出だけでなく海外現地生産を拡大するなかで、国内生産・卸売・小売・輸出の関係がどう変わっていくかである。

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    急速に進む中国のCASE(Connected&Cabin,Autonomous,Shared&Service,Electric)やAIについての最新情報。2018年から1日1本以上のレポート配信。毎朝8:00日刊中国モビリティレポートと適時号外レポート

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