生活のリスク
注意力の低下
退院して1か月ごろ。
どんどん注意力が落ちていくのを感じていました。
モノを落とす(薬・氷・鶏肉など)。
あちこちぶつける(気づかないうちに大きな痣ができている)。
やっぱり「高次脳機能障害なのでは?」
「このまま認知症になってしまうのでは?」
そんな不安が頭をよぎるようになりました。
手芸の手順やアレクサの設定を何度も間違える。
以前の自分なら考えられないほど、脳にもやがかかるのが早い。
聞いたこと・見たことを理解するのに時間がかかるのです。
疲れもたまり、眠ったり眠れなかったりを繰り返していました。
家族の顔色も気になるようになりました。
受験生だった息子はますますしゃべらなくなり、
大学生の息子からは不満を言われ、
夫はあいかわらずマイペース。
「私、家族の足を引っ張っているのでは?」
持つべきものは友達
そんなとき、友達に話を聞いてもらいました。
自分のことを話すと息があがってしんどいけれど、
人の話を聞いて思考をめぐらせるのは好きです。
「こんなポンコツになっちゃって、以前と同じに働けない自分に価値はないのでは?」と弱音を吐くと、友達はこう言いました。
「は? 自分の価値が仕事だけだと思ってんの?
いいのよ、いるだけで!」
その言い方が、あまりにも当然という感じで、一瞬でもそんな考えをした自分が小さく思えました。
別の友達に「家族が優しくない」と愚痴を言うと、
「それは誰でもそうだ」
と、正論すぎる気づきを与えてくれました(笑)
その頃リハ友も、家族や友達に支えてもらいながら、へこたれずに頑張っていました。
甘やかしすぎない家族や友達がいたから、
私はうつにならずに済んだのかもしれません。
そういう体になってしまったのだから、
“人と同じようにやろう”と思わず、
周りを頼ることを学ばないといけなかったんですね。
そうでした。
小さな事故
そういう時に起きるのが小さな事故
家で足をぶつけたのをきっかけに、中足骨に痛みを生じてしまいました。
裸足で歩くと、床と接触するところがびりびりとします。
固い靴を履くとさらに痛い。
リハさんに相談すると、「これは長くなりますよー」と言われました。
筋肉をほぐしてもらい、歩き方を見てもらって、
一時的には楽になるけど、帰るとまた元に戻るの繰り返しでした。
さらに追い打ちをかけるように包丁で指を切ってしまい、7針縫うはめに。
アボカドの種を取ろうとした時に誤って指の関節をざっくりやってしまったのです。圧迫しても血が止まらず、血液サラサラの薬の威力を思い知りました。体があたたまると痛くなるのでリハビリもお休みせざるを得ず、
立て続けに結膜炎や咽頭炎で高熱という泣きっ面に蜂で、でリハさんには「魔の金曜日」と言われました。
外来リハのリミットは決まっているのに・・・焦りばかりが募ります。
