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「そして....たんきゅうのたびは はじまった」は1987年の浪漫だったなぁ。

少し前のお話になるのですが、夏季休暇に「steamのセールで買っていたけど積みっぱなしゲー」に手を出したんです。そしてファイナルファンタジー(以下FF)シリーズの中でも、結構な異色作だった「STRANGER OF PARADISE FINALFANTASY ORIGIN(以下FFオリジン)」をプレイして、最初は「わけが分からん!」だったのですが、いつしかイケおじ御一行に愛着が生まれて、あれよあれよと熱中してしまいました。

FFシリーズ35周年の記念タイトルでもあったFFオリジン。歴代のFFシリーズをモチーフにした各ステージを駆け巡り、ハック&スラッシュで己を鍛え上げていきます。なんといいましょうか、イケおじ御一行が執拗なまでに残虐なアクションでモンスターにトドメを刺すカオスなFFでした。ネタバレになるのですが、最終的に主人公ジャックの正体は初代FFのガーランドだと明かされ、彼が初代FFのラスボスになるまでの物語を描いているのです。

そこで強烈にファミコンでリリースされた初代FFを思い出しちゃったんですね〜。ガーランドが2000年前へ時空を飛び超えたように、僕も1987年にタイムスリップしちゃったようです。

「RPGって楽しい!」という衝動で手にした大当り

初代FFが発売されたとき(1987年12月)には、既にドラゴンクエストⅡ(1987年1月)は大人気を博していました。さらには来たるべきドラゴンクエストⅢ(1988年2月)の広告に胸をときめかせていたのを覚えています。

途中で「闘人魔境伝ヘラクレスの栄光」や「デジタルデビル物語女神転生」にのめり込み、「RPGって楽しい!」という思いが冷めやらぬままに初代FFを掴んだような気がします。結果、そのチョイスは大当り!見事にFFシリーズのファンになっていく僕でした。

圧倒的なシネマ感はもう始まっていた

FFシリーズはシネマティックな演出が特徴とよく言われますが、既にファミコンの初代FFの時点でその片鱗を覗かせていました。冒頭の任務であるコーネリア王女救出のために、カオス神殿に向かい、見事にボスであるガーランドを討伐し、王女と共に城に戻る主人公一行。北の橋が掛かり、クリスタルに輝きを取り戻すために橋に足を掛けた瞬間...!

エモい一枚絵と共に表示される「そして....たんきゅうのたびは はじまった」のメッセージ。マントをたなびかせた主人公一行と上空で羽ばたく鳥のシルエット。遠方には霞に埋もれた城の姿。そしてFINAL FANTASYのロゴと共に©1987 SQUAREの刻印が!

短い時間の演出なのですが、ジーンと来てしまいました。幼い頃からしょっちゅう父に映画に連れて行ってもらい、洋画を沢山観ていたこともあって、そのシーンにシネマを感じたのです。ゲームでこんな気持ちになれるなんて...革命的だったなぁ。

荒い解像度に息づく冒険浪漫

初代FFは、レガシーとしてその後たくさんのゲーム機でリメイクが発売されました。その都度、グラフィックやサウンドを強化しながら。物語の顛末を知っていながらも、リメイクのたびに何度初代FFを購入したことでしょう。マイナーですがワンダースワンカラー版、好きだったなあ。

それでもなお、僕の中ではファミコンの初代FFで体験したオールひらがなの「そして....たんきゅうのたびは はじまった」を超えるものはありません。膨らみまくったイマジネーションと冒険浪漫が、ファミコン版の荒い解像度の中に息づいているんだなぁ。

RPGが咲き誇った「1987年」という豊作の年

振り返ると、1987年ってファミコンで素晴らしいRPGが沢山リリースされた当たり年だなぁと。初代FFとドラクエⅡは言わずもがな、ヘラクレスの栄光にデジタルデビル物語女神転生、ミネルバトンサーガや桃太郎伝説、そして人生の一部になってしまったウィザードリィ。

ディスクシステムだとリンクの冒険、エスパードリーム、クレオパトラの魔宝もありましたね。ファミコン以外ですと、セガマークⅢの初代ファンタシースター(大好き!)が印象的。先日、思い出を書いたパソコンのイースも1987年リリースでした。

まもなく40年が経過する今にあって、嬉々として当時のRPG体験に浸れるって幸せなことです。あの時に味わった新鮮な感動にこれからも出会えることを願って、僕はこれからもRPGを楽しみたいと思うのでした。

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