見出し画像

SUNOでAI音楽マネタイズに挑んだら、2年で36円だった話


SUNOという音楽生成AIがある。

好きな音楽ジャンルとか楽器とか歌詞とか、そういうのをバチバチバチっとプロンプトとして叩くと、ギャギャーンとそれっぽく、いや時には普通にカッチョイイ音楽として生成してくれる、そんな素敵なAIだ。

突然の擬音の乱舞に「もう帰りたい」「ブラウザバック押したい」と思ったかもしれないが、別に帰ってもいい。書くべきことはすでにタイトルで終わっている。本文はだいたいおまけだ。

さて、私はこの素敵なAIでマネタイズすることにした。二年前の話である。

プロンプトはGPTに出させる。音楽を生成する。SoundOnに登録する。TikTokで動画に使われたり、配信で再生されたら使用料が入る。そういう夢のある導線が、当時は確かに見えていた。

そのころは TuneCore に登録して流す人も多かった。私もまんまとその流れに乗せられた一人で、たしか1500円くらい払って、「これで不労所得や」と淡い期待を抱きながら曲を登録した。

私は「トリュフ風味のポテトチップス」という曲まで作詞して出した。

びっくりするくらい再生されなかった。

60回くらいだったと思う。収益は11円くらい。駄菓子すら買えない。トリュフ風味どころか、うまい棒にも届かない。

それでも私は懲りなかった。公開先をいろいろさまよった末に、最終的にたどり着いたのが SoundOn だった。

そこからは少しだけ真面目に戦略を立てた。

私なりに考えた勝ち筋

基準はだいたいこんな感じだった。

  1. EDM系に寄せる。クラブミュージック好きの中には「オレだけが知ってる」に快感を覚える層がいる、という偏見があったから。

  2. タイトルは英字にする。日本語はどうしても母数で不利なので、埋もれる前提でも広い市場を取りにいく。

  3. 原則インストにする。英語詞はまだしも、知らない言語の歌には拒否感を持つ人もいるだろうから、母数を優先する。

今読むと、そこそこ真面目である。私にしては珍しい。

その結果、収益は出た。日本円にして21円。ブラックジャック。数字としては強いのに、日本円になるととたんに弱い。

その後この収益は、36円という大金にまで膨れ上がった。これが不労所得の正体だ、と言えば少しはカッコがつくかもしれない。つくわけねえだろ。

稼げなかった理由は、別に一つじゃない

一応言い訳をしておくと、仕事が忙しかった時期もあったし、妊娠出産でそもそもそんなことをやっている余裕がなかった時期もある。投稿をさぼっていたのは事実だ。そこは認める。

ただ、それだけでもない。

AI生成コンテンツは、絵も音楽も文章も一気に飽和した。しょせん音ゲーで培った付け焼き刃どころではない音楽知識しかない私が、このジャンルで勝ち続けるのはかなり厳しかった。作詞だけならまだやれなくはない。でも、継続して時間を突っ込む価値があるかと言われると、だいぶ怪しい。

しかも現在は、AI音楽への姿勢が厳しいプラットフォームも珍しくない。TuneCore も現在は「100% AI生成作品は配信しない」と明記しているし、YouTube も大量生産的・反復的なコンテンツの収益化にはかなり厳しい。AIかどうか以前に、似たような量産物は止められやすい時代になった。

ここまで来ると、マネタイズ以前の問題である。今からAI音楽に新規参入して「副業です」と言うのは、正直かなりマゾい。

それでも、完全にはやめられなかった

そういう判断に至って、私は SUNO の契約を切ろうと思った。

……のだが、少し寝かせる選択肢があると知った瞬間、迷わずそちらを選んだ。

なんとも未練がましい話である。

でも、なんだかんだで音楽を作る喜びというのは、やっぱりある。収益が36円でも、作る瞬間だけはちょっと楽しい。その楽しさだけは、妙にしぶとい。

だから完全撤退とまではいかない。いったん保留。撤退ではない、戦略的後退である。言い方だけは強そうだが、実態は未練である。

3か月で文章で売れればええんや

そして私は思った。

3か月で文章で売れればええんや。

無謀かと言われれば、まあ無謀である。それはそう。

でも、AIに全部やらせて薄く広く滑るより、自分で書いて自分の色を出したほうがまだ勝負になる気がしている。少なくとも、36円を積み上げるよりは夢がある。

というわけで、SUNOでAI音楽マネタイズを夢見た結果、現時点での結論はこうだ。

夢は見られる。だが、生活は支えられない。

しばらくは音楽より文章で。

先週のnoteのアクセス数?88。

出典

出典: TuneCore
記事: TuneCore's GenAI Policy
https://support.tunecore.com/hc/en-ca/articles/46914166185236-TuneCore-s-GenAI-Policy

出典: YouTube Help
記事: YouTube channel monetization policies
https://support.google.com/youtube/answer/1311392

#SUNO #AI音楽 #音楽生成AI #SoundOn #マネタイズ #副業 #エッセイ #情念城だより
## あわせて読みたい
関連記事:

https://note.com/destifelch/n/n35eb46841405 /

https://note.com/destifelch/n/nc5c0c533c428 /

https://note.com/destifelch/n/ne520ee2361f8

AI活用・自動化・副業(カテゴリまとめ)

いいなと思ったら応援しよう!