1分で読める超まとめシリーズ 昭和の大事件 #07「金大中事件」
※1分で読める超まとめシリーズ 昭和の大事件
#06「あさま山荘事件」からの続き
この事件も、子供にとっては何のこっちゃさっぱりわからんかったですね。
外国のエラい人が日本で拉致されるって??
<概略>
1973年8月、大韓民国の金大中(キム・デジュン)氏が「韓国中央情報部(KCIA)」により、東京都の中央区にある「ホテルグランドパレス」で、拉致される
当時、同氏は宿敵であった「朴正煕(パク・チョンヒ)大統領」との確執で、日本にて亡命生活を送っていた

その後船で連れ去られ、韓国ソウル市内の自宅前で解放されるも、しばらくの間「軟禁」されていたようだ
この、日本での拉致から解放までの約5日間(8月6日~13日)のことを、「金大中事件」と呼ぶようだ
拉致に関与した実行犯は皆KCIAの職員であり、韓国大使館の公使も加わるという、国家組織的犯行だった
この事件は、日本の主権を侵害したという意味で「明白な犯罪」であったが、なぜか日本側が真相究明を放棄し、結局事件はうやむやにされて、終わったようだ
ちなみに、拉致にあたって、犯行に使われたクルマが「日産スカイライン2000」だったという記述が見受けられたのだが
ハコスカなのか、ケンメリなのか、妙に気になっていたりする(事件とは全く関係ナシ)

<背景とエピソード>
拉致の指令をしたという朴正煕氏は、高度経済成長の成果を評価される一方、独裁者としての批判も受ける
そんな朴氏を批判しまくっていた金大中氏は、大統領選で競り合うなど、朴氏にとってウザい存在であった
どうやら拉致をしたあと、船から海中に投げ込んで殺害を目論んでいたようだが
韓国自体の民主化を支持する米国の強い圧力により、実行は阻止されたという

ちなみに朴氏は、のちに民主化デモ鎮圧で「非常戒厳令」を出し、その直後なんと側近に暗殺されたという
金大中氏もその後韓国大統領に就任し(1998年~2003年)2009年肺炎にて83歳で亡くなった
金大中氏といえば、北朝鮮に対する「太陽政策」という名の、緊張緩和政策を打ち出し、韓国人初の「ノーベル平和賞」受賞者としても、有名だったりする
…南北ではなく、自国内でモメてこんな事件に。
昭和もまた、そんな不思議な時代だったのですねえ。
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#08「ロッキード事件」に続く
