1分で読める超まとめシリーズ 昭和の大事件#06「あさま山荘事件」
※1分で読める超まとめシリーズ 昭和の大事件
#05「小野田寛郎氏帰国」からの続き
コレもなんだかスゴかったですね。
子供も大人もテレビに釘付けでした。
あのデカい鉄球は、しばらく夢にまで出てくるほどヤバかった思い出があります。
<概略>
1972年、2月19日から28日までの9日間、長野県の軽井沢町にある「あさま山荘」に、連合赤軍メンバー5人が、人質をとって立てこもったという事件
「あさま山荘」というのは、ピアノ製造販売で知られる「河合楽器製作所」(本社は浜松市)の保養所である
人質は、たまたま管理人らが外出中、ただひとり留守番をしていた、管理人の妻(当時31歳)のみだった

この事件の首謀者は、連合赤軍再興指導部(森恒夫・永田洋子)とされ、実行犯は、坂口弘・坂東國男・吉野雅邦・加藤倫教・そして“加藤の弟”、の以上5名
犯人側との激しい闘争ののち、9日目の夕方機動隊が山荘に突入、犯人全員を逮捕し人質は無事救出された
この犯人逮捕、人質救出作戦は思った以上に難航し、結局死者3名、重軽傷者27名という犠牲を払った

<カップヌードル>
事件当時の現場は、めちゃめちゃ寒くて(マイナス15度前後とか)配布された弁当も、凍って食えず
炊き出しを行って出されたカレーライスも、あっという間にカチカチの「蝋細工の食品サンプル」と化した
そこで、当時販売が開始されたての「日清カップヌードル」が配布され、これなら凍る前に食えると大絶賛
美味しそうに頬張る隊員たちの姿が、テレビの生放送で大きく映し出される
これがきっかけで、この「日清カップヌードル」は、爆発的なヒット商品となった

<鉄球作戦>
おそらく当時テレビをライブで観ていた視聴者が最も驚き、印象に残っているのが、あの「鉄球」であろう
これは「モンケン」と称される、クレーンで吊り下げて構造物を解体するためのもの
英語の「モンキー」が訛った言葉と言われている
普段は見ることがない

後に犯人が、そもそも山荘に入った時から「勝負にならねえだろうな」とは思っていたが
コレが出てきた瞬間に「あ、こりゃダメだ」と絶望感を覚えたという
<テレビ生中継>
最終日(2月28日)の突入作戦時には、NHKおよび民放5社が、犯人逮捕・連行まで中継を行った
ピークで視聴率「89.7%」を記録、平均でも50%を超えるという、報道特別番組の日本記録を打ち立てた
また、民放の中でも、「TBSテレビ」と「フジテレビ」は、コマーシャルをすべてカット
朝から晩まですべての時間を、このあさま山荘事件の中継に当てたという

<連合赤軍とは>
日本社会党や日本共産党といった「既成左翼政党」が、ある時期から「武装闘争路線を放棄」したことに反発した「新左翼」と呼ばれる、「過激派」のことを指す
1971年末あたりから、この「連合赤軍」が警察の目を逃れるために築いた群馬県山奥のアジト(山岳ベース)で、29名のメンバー中、12名を、なんとも無惨なリンチ殺人した「山岳ベース事件」が起きる
その後も、脱走者や逮捕者が続出して、最終的に残った5名が「あさま山荘事件」を起こしたというわけだ
昭和らしいというか、なんともクレイジーな事件でございました。
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#07「金大中事件」に続く
