【仕事について語る】/あれは適応障害だったなぁというはなし③
こんにちは。
「急激に変化する現実と自己の折り合いをつける」―――Mystic Pioneer(ミスティック・パイオニア)―――DEUKUです。
おしごとシリーズ、思いの外長期化しています。
今回は、社内ニートを脱却し、社畜へと変貌する過程について語っていきたいと思います。
このテーマで語りたいこと
仕事を継続するために重要な要素とは何か
仕事で挫折経験をしたときの立ち直り方
実績と配慮を獲得するまでのプロセス

○ 2ヶ所め(4~7年め)②
入職して5年め、初の男性管理職に遭遇。4年間の社内ニート生活に終止符が打たれる。
歴代上司がつけていた「できない」だらけのDEUKUの評価票。その男性上司は、評価票のつけ方そのものに疑問を抱いているようだった。
・5年め~後編~
キーパーソンとなる上司がもうひとり。
もうひとりの上司も男性で、トップの上司よりも実は年上。人はとても好いのだけれど“できない”上司で有名でした。
わたしのキャリア“再スタート”を切るにあたって「どこから始めるか?」という話になったとき、補佐程度であれば経験があると回答したため、“できない上司”(トップはそんなことは言いませんが)とわたしがペアで業務を行なうところをスタート地点としました。
その“できない”上司ですが、わたしの目から見ても“できな”く、「こんな人も仕事を振られるのか」と妙な形で納得した記憶があります。臨機応変な対応が苦手な上司だったので、咄嗟のフォローでものすごく鍛えられたような。。。
図らずも(それとも、トップの計らいか?)、ひとりで業務ができるという自信というか度胸がついた1年でした。
・6年め
6年めは「もういいよね」と、極めて自然な流れで自立しました。
今振り返ると、トップは一度も「もうできるよね」「やれるよね」とは言いませんでした。わたしが「できる」「できない」の評価に敏感になっていたことに、1年が経過しても細心の注意を払っていたのかもしれません。
わたしとしては、会社に残る理由はもうなくなっていたのですが、ここまでやってもらって辞めるのもなんだかな・・・という気持ちと、これからもっとやれるようになるのなら残るメリットもあるとの考えもあり、退職を見送ることに。
立派な社畜としての素地が整いました。
・7年め
7年めは、トップは続投、もうひとりの上司は別の男性上司になりました。
ここでわたしがまたグレるような出来事が起こります。
先輩の突然の退職により欠員が生じ、かつ自分の職位が上がったのです。
同期と比べてマイナス4年分の業務しかしていないのに、「既卒」という理由だけで同期よりも高いパフォーマンスを求められるようになったのです。
「頭おかしくないですか」
わたしはトップに猛抗議をしました。
「いや決めたの僕じゃないし。本社だし。そこは切り分けてよ」
トップはいつぞやと同じようなことを言いました。
「いいか?人間、どこかのタイミングで背伸びをしなければならないときはあるんだ。知らないことをあたかも知っているかのように、経験のないことをあたかも経験があるかのように振舞う必要だって出てくる。一つの会社に長くいて部下が増えるということはこういうことなんだよ。一人の人間が一生に経験できることなんてたかが知れてるんだから、自分はやってもらったことがないのでやりません、経験がないのでできませんだったら会社としての体を成さない。経験がないのは別に構わないから、とにかく知識で語れるようになりなさい」
いや、別にこの会社がどうなっても構わんがとか4年の仕打ちを考えるとその説教はひどすぎるだろとか内心思いはしましたが、それはそれとして真理を説かれた気がしたので、ぐっと呑み込みました。
恐らく上司は、わたしが人としてもあまり健全な育ち方をしていないことも見抜いていたのだと、今となっては思います。
この年は、業務というよりも人としての指導を受けることが多かったように思います。
最も注意されることが多かったのは、“ムチャ”。
「できない」と周りが言うからできない、やらせてもらえないからやらない、という受身の判断はありましたが、「取捨選択をする」「サポートを要請する」という前向きの発想がないので、「とにかく全てを引き受ける、かつ、自分でやりきってしまう」といったことが続きました。
「それは君がやる仕事ではない。部下に振りなさい」
「部下に相談した?自分の都合だけで決めないように」
??????上司から指示されたことはあっても、相談を受けた経験はないので、わたしには言葉の意味がわかりません。
「部下、部下って、あれもこれも部下の仕事なら、わたしいらないですよね。わたしの仕事は一体何なんですか?」
またもヒステリックになってキーキーするわたしに
「業務を精査して部下に割り振るのが君の役目だ」
と、上司は言いました。
???1年間しか真っ当に業務をしていないのに、精査なんかできるか!狂ってんのか?
「だから!そこを知識で補うんだよ!」
上司は今考えても結構めちゃくちゃなことを言いました。
「どれだけ嘆いても4年間は返ってこないんだから、帳尻が合うようどこかで成長するしかないだろう!今の君の立場では、自分のことだけを見ていてもダメだし、自分が体を張るからいいという考えもダメ!それは結局、自分のペースで物事を進めることになるから、部下に無理を強いることに繋がるんだよ」
「無理と感じたら断るでしょ、今どきの子は・・・」
「・・・・・・あのねえ」
上司は一つ一つ丁寧に説明してくれました。
「括りで見るのではなく“その人”で見なさい。君の部下である△△さんは、断るように見えるか?君の“要請”に応えようと、一生懸命に頑張ろうとするだろう。他の部下だってそうだ。君の経験でものを語るな。
経験なんて重要じゃないんだ。必要なのは経験と切り離して客観的に人やものを見る力だ。わからないことは聞けばいいんだ。経験でなく情報で勝負しなさい。君が磨くべきなのは情報収集力だ。
会社が君に求めているのは、指導し指揮する役割だ。指示通りに動ける人間は若手をはじめ他にいる。
君の言葉、指示、要請、その一つ一つが、君の意思に関係なく重みを持つ。そのことを自覚しなさい」
・・・そんなことを自覚している上司にこの会社で巡り会ったことがないが。
そうは思ったものの、言っていることは理想の上司だったのでこれも呑み込みました。
これ以降
「予定を詰め込みすぎない!君が席にいないと部下が困る!」
「部下に思いやりを持って接すること!君の感覚でやると厳しすぎる!」
と、口酸っぱく言われるように。
わたしも本来はプレイヤーになりたくて入職したので、思いきりやれないことに少し恨めしくも思いましたが、それこそ“これまでの経験から”、プレイヤーとは異なる部分を強みとした方が良い気がしてきていたのでした。
このように、7年間で身につけるものを後半3年で叩き込んだDEUKU。
翌年には3ヶ所めに転勤になり、このおしごとシリーズもいよいよ終盤に入っていきます。
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