オリジナル曲に描いた、矢田の人生の転換点とは #2
こんにちは。秋になると大体毎日梨か柿を食べる矢田です。
梨も柿も一回で丸一個食べ切ります。皮をむく面倒くささも気にならないくらい美味しいです。
矢田のオリジナル曲『そんなときもある』紹介シリーズ、2回目の今回は編曲について語っていこうと思います!
前回の記事はこちら↓
編曲でも、新しいことにチャレンジしました。それは
リハモナイズして、コードにとことんこだわること
DTMでアコースティックギターを使ってみること
イントロ、間奏、アウトロを全て違うメロディにして、飽きない曲にすること
今回もバッチリDTMの操作に苦戦してます。
その様子をぜひ覗いていってもらえたら嬉しいです!
コードにとことんこだわる
今回の音楽制作の大きなテーマの一つとして、「コードの美しさを魅せる」を意識しました。
1曲目は王道進行の使用、2曲目は同じコード進行を一貫してループだったので、3曲目となる今回はいろんなコード進行の表現をしてみよう、という考えに至りました。
例えば、
もう家にも戻れない気もしてくる
という歌詞の部分には、dim(ディミニッシュ)というコードを使いました。
dim自体の音は不安定な響きなのですが、この歌詞で描かれている主人公の不安定な心情をよく表せると思い、採用しました。
コード進行としては、
IIm→IIIdim→IVm7→V7
と、なっており、ベースが階段のように音を上がっていくクリシェになっています。
また、間奏の最後(歌詞「君が繰り返し〜」の直前)はドミナントフラットナインス(V7♭9)を使用しています。
普通、ドミナントはトニック(安定)に戻りたいという働きを持ちますが、そこに♭9の音が加わることで、異質な半音のぶつかりが発生します。
このぶつかりが、ヒリヒリした切なさを感じさせるのです。
より詳しく♭9の響きを知りたい方はこちらをご覧ください↓
実際、ミュージックビデオでも間奏が一番感情が爆発するシーンになります。今までずっと我慢してきたネガティブな思いがついに溢れ出す、印象的な音として機能させることができたのではないでしょうか。
…とカッコつけて書いていますが、実際はAIと相談しながらコード進行を作っており、ドミナントフラットナインスの効果は先日アカペラ企画をしている時に先輩から教わりました。
アコースティックギターの打ち込みに苦戦
今回の曲はアコースティックなイメージだったので、使う楽器は
ピアノ
アコースティックギター
ベース
ドラム
の4つにしました。
ここで、ギターの打ち込みの難しさに直面します。
ギターの打ち込みってすごく難しくて、ただコードを置いただけだとのっぺりしたダサい音になってしまうんです。
実際のギターの音に近づけるために、2つの処理を行いました。
1つ目はストロークの再現です。
ギターでコードを鳴らす時って、一番上の弦と一番下の弦が鳴るタイミングがちょっとズレるじゃないですか。
それを地道に表現していくんです。

2つ目はゴーストノートの再現です。
ギターは鳴らしたい音以外の音も小さく鳴っているんです。
ジャーンチャカジャーンのチャカ、の部分です。(伝わる?)
ごく短い音を、ごく微小なベロシティで鳴らす。この微妙な違いが、ギターが本物っぽく聞こえるかを左右する重要なピースになっているんです。

これを一曲通してやらなければいけないので、気が遠くなる作業でしたが、ギター音源が完成した時は達成感でいっぱいでした!!
前奏、間奏、後奏全て違うメロディにする
これも、なかなか大変でした。
この曲のようなミドルバラードって、聴き心地は良くても飽きられがちなんですよね。
一曲を通して、離脱されないような設計にしなければなりません。
アップテンポでキャッチーな曲なら前奏、間奏、後奏を全て同じにした方が統一感やわかりやすさが出ると思いますが、今回はキャッチーさよりも曲の展開を優先したいと思い、前奏、間奏、後奏を全て違うメロディにしました。
間奏、後奏はコードの展開系を使っているものの、元となるコード進行は同じの中で3種類のメロディを作らなければならないので、アイデアを出すのが大変でした。
サビのモチーフをところどころ使いながら、前奏から構想に向かってどんどん盛り上がるようなメロディラインを作りました。
前奏は優しいメロディ、間奏は切ないメロディ、後奏は明るいメロディにできたのではないでしょうか。ぜひその部分も注目して聴いてもらえると嬉しいです!
全ては人生を投影する曲のために
一つ一つの作業は地味であったとしても、その目的を辿っていくと最終的には
「自分の半生を投影した曲を作る」
に行き着きます。
だから、アマチュア作曲家であったとしてもこれがいいと思ったところまで妥協せずにやりたいのです。
それは今回語った音楽面でも、次回語る音楽面以外の作業でも根本は同じです。
ぜひ次の記事も続けてお読みいただき、この曲の背景をより知ってもらえたら嬉しいです!
