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東京Dコースと新生・阪神ダートの答え合わせ

 皆様こんにちは。まぐです。
 先週で、東京(Dコース)と阪神開催が終了しました。
 今回は以前に書いた「新生・阪神ダートを攻略する!」と「東京Dコースを攻略しよう」の振り返り、また、新たな情報を加えることで知識をアップデートしてもらいたいと思います。

阪神ダートの最新傾向

 以前のコラムにて、改修後の阪神ダートは「良馬場の時は内枠がやや有利・道悪の時は外枠が有利(ただし、1200mだけは外枠有利)」だと書きました。
 それと同時に、「今後、傾向が変わってくる可能性がある」「路盤が安定するまでは2-3年ほど掛かると聞きます」とも書きましたが、今年に入って阪神ダートは傾向がより顕在化してきたように感じています。
 2026年の阪神ダートの枠順別成績を見てみましょう。

2026年阪神ダート(良馬場)枠順別成績
2026年阪神ダート(稍重〜不良)枠順別成績

 あまり綺麗な表になっていませんが、1〜4枠の複勝率が安定しており、今の阪神ダートは良馬場・道悪問わず、内枠有利だと言って差し支えないように思います。

 距離別で細かく見てみると、1200mは良馬場の時はやや外枠有利ですが、道悪になると内枠有利が強く出ます。
 面白いのが芝発走の1400m。芝の部分を長く走れる外枠が有利になりそうなものですが、データでは良馬場・道悪問わず、1400mは内枠有利になっています。

 2026年の阪神ダートで注目したいのは、単に枠順の傾向だけではありません。
 時計そのものも、2025年と比べて明らかに速くなっています
 もちろん、開催時期や馬場状態、クラス構成の違いは考慮する必要があります。それでも、1200mだけ、1800mだけという局所的な変化ではなく、全距離で平均時計が速くなっている点は見逃せません。
 時計が速くなるということは、同じ通過時計でも以前ほど前に負荷が掛からなくなるということです。
 たとえば、今年のアンタレスSは1000m通過が61.8秒でした。
 従来の阪神ダート1800mの感覚なら、決して楽なペースとは言えません。ところが、ラスト2Fは11.6-12.2。前が止まるどころか、最後までしっかり脚を使えており、結果的にも先行馬で決まりました。
 これは阪神ダートのペース感覚そのものをアップデートする必要があることを示しています。以前なら「このペースなら前は苦しい」と判断していた流れでも、今の阪神ダートでは前が止まりにくい。時計が出る馬場になったことで、先行馬の粘り込みが利きやすくなっているのです。
 つまり、現在の阪神ダートでは、内でロスなく立ち回れる馬、そして前で運べる馬の価値が以前以上に高まっていると考えています。

今年6月の東京Dコース

 こちらは以前のコラムでは「第3回開催の東京Dコースは枠フラット、先行有利」だと書きました。
 その理由は「6月後半の第3回開催は芝の張り替え直前にあたり、馬場が荒れやすい時期」のため、「逃げ・先行馬はインを避けて馬場状態の良い外目に持ち出す競馬を選択」しやすくなるから。

 今年のDコースはどうだったのかと言うと、想定以上の、極端なまでの先行有利でした。芝は12レース中6レースで逃げ馬が勝利。11頭までが3着以内に残っていたのです。

 実はこの傾向はCコースの安田記念週から見えてきました。
 2026年の安田記念では2番手から運んだシックスペンスが勝利、逃げたワールズエンドが同着2着でした。私が重い印を打った3頭は2.3.4着で、外れてしまいましたが、結果としては馬場読みができていたなと思います。

2026年6月6日から6月21日の東京芝の脚質別成績(平地のみ)

 どうして安田記念の時点で分かったかというと、その理由は主に土曜から内を空ける馬が目立ったこと上がりが掛かり始めていたことからです。
 ダービー週では上がり32秒台を使っていた馬が複数頭いましたが、安田記念の週は土曜を見る限り、上がり32秒台が出ていませんでした。安田記念も最速上がりはガイアフォースの33.0秒。
 例年よりも馬場の悪化が早く、内空け馬場になるのも早かったため、例年よりも早く先行有利になると予想できたという訳です。

まとめ

 今回の答え合わせで確認できたことをまとめましょう。

 阪神ダートは、改修直後よりも時計が出るようになり、良馬場・道悪を問わず内枠有利の傾向が強まっているように見えます。さらに、同じ通過時計でも以前ほど前に負荷が掛からなくなったことで、先行馬の粘り込みが利きやすくなっています。
 一方、東京Dコースは以前から書いていた通り先行有利でした。ただ、今年はDコース替わりを待たず、Cコースの安田記念週からすでに先行有利の兆候が見えていました。
 馬場傾向は、一度覚えたら終わりではありません。以前に掴んだ傾向が今も有効なのか。あるいは、今年はその傾向がどのタイミングで表面化しているのか。
 近年は中山や福島など、かつて時計が掛かる印象の強かった競馬場でも馬場の高速化が著しく、これまで以上に、馬場の変化を鋭敏に察知することが重要になっています。
 だからこそ過去の常識にとらわれず、今後も馬場の変化を注視していきましょう。

まぐ
期待値馬券が全盛だからこそ、数字の裏付けがある「強い馬」を狙うべきという信念のもと予想理論『余力ラップ』を開発。立川優馬氏のオンラインサロンで行われた予想コンペティションで最優秀賞を受賞し、2023年10月より『ウマい馬券』に参画。2024年はプラス回収を達成し、トップ予想家としての地位を確かなものにした。
競馬予想の基礎を全7章にわたってまとめた電子書籍はこちら
X(ツイッター) @33magu

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