ラヴェル「夜のガスパール」濁らないクリスタルな音なのが大事。ベルトラン・シャマユ
作曲者:ラヴェル
曲名 :夜のガスパール 第1曲「オンディーヌ」
演奏者:ベルトラン・シャマユ
この曲はラヴェルの中期ごろの作になるけど、
難易度が高いからか曲の解釈が難しくなって、
個性が強いというか色んな表現がありすぎて、
どれが良いのか判断に困る曲だ。
Gaspard de la nuit, M. 55: I. Ondine
私がベルトラン・シャマユの演奏を選んだのは、細かい技術的な部分とトータルでの満足度という両立が難しいものを何とかしようとする姿勢がとても良いと思ったからだ。
そして何と言ってもこのクリスタルな音の響きが良い。印象派というかフランス系だとこの濁らない音がとても大事だと思う。いくら技術的に上手くても音が濁ると透明感のある水が濁るようでなんか違うなと思うのだ。
記事でドビュッシーやラヴェルの曲を扱ってきて、私なりの基準が出来てきたように思う。
聴いてると直ぐに細かい技術的なとこに目が行きそうになるけども、
それよりもトータルでの演奏の満足度を優先するのが大事だ。
この曲は難易度が高いせいか演奏の解釈もだいぶ違う。
だからと言ってテクニカルだから聴いた後の満足度も高いだろうという考え方はしない。技術寄りな演奏の聴き方もあるんだろうけども、私が記事で紹介するのはあくまでも聴いてみて良い演奏だということが大事だ。
できれば技術と満足度が両立してる演奏が望ましいけども、
そんな決定的な演奏ってラヴェルやドビュッシーじゃなかなか難しい。
だから完璧じゃなくても両立を目指してる感じを大事にしたいなと思う。
