断乳もトイトレも、仕組みで解決できる。会社員パパが実践した『幸せの循環』の作り方
【連載:避雷針パパの戦略的育児全史(全6話)】 1. 父としての原点 2. 不眠の番人(夜泣き) 3. 二人目という葛藤 4. 命を前の無力さ 5. アレクサ外注戦略 ▶6. 幸せの循環を作る(今ここ)
1歳から3歳までは娘は色々とチャレンジする事が多い。言えば、未来に向けた挑戦の毎日だ。 まずは、食事、授乳からの乳離れだ。
授乳とは娘にとって生きる為に必要な事、そして、母親から愛情を感じられることなのだろう。父親の俺にはよくわからないことだが、2年近く続けた愛情を分かち合う行為を簡単に辞めることは難しい。妻も分かっているけどやめられない、そんな感じだった。
だから私は、物理的に遮断する事を思いついた。 時々、妻のフリータイムも兼ねて実家に娘を連れて帰っていた過去の俺、グッジョブ。「そうか、泊まってくればいいのだ」
実家の両親に趣旨を説明し、快諾をもらう。妻は「私が実家に帰ろうか」と言ったが、それはリスクだ。普段との違いは娘の不安を煽る。パパとじーじ・ばーばの家に行くのは、娘にとって当たり前のことだ。
当日。「第二の母親」を自負する私の母親が出迎えてくれた。 そこからは総力戦だ。ばーば、じーじ、私の3人で、娘に「母親の存在」を感じる暇を与えないほど遊び倒した。娘はやがて眠りにつき、問題なくクリア。 翌日、出迎えた妻が言ってくれた。
「私にも凄く貴重な時間だった。離れなければいけなかったのは私もだったんだね、そう気がついたよ。ありがとう」 妻に自然に挑戦させ、気がついてほしかった。私は笑顔で頷いた。
次は、トイレトレーニングだ。 ここで、私の母が先走り、無理にトレーニングパンツを履かせたことで娘が拒絶してしまうという「善意の暴走」が起きた。 「ごめん、やらかしたね」と後悔する母に、私は言った。 「大丈夫、この件は俺の責任でどうにかするから」
妻の提案は「すっ飛ばしてパンツを履かせる」。頼もしい限りだ。 「おしっこしたくなるの分かる?」という問いに、娘は「わかるよ」と答えた。 成功したらチョコをあげることにした。妻は戸惑っていたが、「挑戦し、結果を出したなら、対価がもらえるのは社会に出たら当たり前だよ」と私は言った。
そして、機が熟したところで、お気に入りの新しいパンツを履かせた。「さぁ、娘よ未来への挑戦をしよう」。 案の定、そのときは訪れた。トイレの手前の廊下でおしっこを垂らしてしまったのだ。水浸しの廊下。変色したお気に入りのパンツ。項垂れる娘に、私は優しく語りかけた。 「ママが大変だよ。せっかく買ったお気に入りのパンツももう使えない。ママに謝って」 娘は「ママ、ごめんなさい」と謝り、妻は笑って抱きしめた。この構図が作りたかった。
成功すれば対価をもらい、失敗したら大好きなママを困らせ、お気に入りのパンツを失う。娘はそう学習したはずだ。その後、娘は尿意を感じると直ぐにトイレに行くようになった。ミッションコンプリートだ。
わが家と実家、二つの拠点を行き来する中で生まれた「善意のぶつかり合い」も、私が間に入り調整しました。 「ママの意向が優先、ただし現場の判断は近くの大人がする。最後は娘の希望にそえばいい」 みんな、愛する娘や孫のために一生懸命なだけ。その幸せな循環を守ることが、私の役目だと思っています。
娘は今日も、新しい未来に向けて挑戦を続けています。 焦らず、怒らず、ただ褒めるだけ。その背中を、これからも私なりのやり方で支えていくつもりです。
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