【Kindle出版格闘記 #14】「読みにくい本」はプロの恥。地獄のフォーマット調整とAI仕事術
◆ ついに迎えた、原稿統合の日
全10話のケーススタディ、はじめに、おわりに。
すべての原稿が出揃いました。
いよいよ、これらを一つのKindle用ドキュメントに統合する作業です。
「あとはコピペするだけだろう」
そんな甘い期待を抱いていました。
◆ コピペした瞬間に、崩れた期待
各話の原稿を、順番にGoogleドキュメントへ貼り付けていきます。
貼り付け終えて、画面全体を見返した瞬間、違和感に気づきました。
行間が、スカスカです。
段落と段落の間に、不自然な余白が積み重なっています。
正直、うんざりする光景でした。
しかし、取り乱すことはありませんでした。
「これ何。やっぱり、そのままコピペでできるわけないか」
半分予想していた展開です。
冷静に、次の一手を考えました。
◆ Geminiとの壁打ちで見つけた、最短ルート
すぐにGeminiに相談しました。
返ってきた提案は、二つでした。
Step1、一行ずつ手作業で余分な行間を詰めていく方法。
Step2、ドキュメント全体の段落設定から、行間・スペースを一括でリセットする方法。
Step1を聞いた瞬間、正直「はあ、手間多すぎ」と思いました。
10話分の原稿を、一行ずつ手作業で直す。
想像しただけで、気が遠くなります。
しかし、少し考えて、すぐに気づきました。
先にStep2で全体をリセットしてしまえば、大部分の余白は一括で解消される。
その後に残った細部だけを、Step1で微調整すればいい。
全体から入り、最後に部分を整える。
この順番に気づいた瞬間、問題は、あっさりとクリアできました。
◆ 行間に宿る、プロとしての覚悟
なぜ、ここまで行間や段落にこだわるのか。
理由は、一つしかありません。
読みにくいものは、人は読まないからです。
どれだけ内容が優れていても、読者がストレスを感じた瞬間、本は閉じられます。
中身に入る前に、まずストレスなく読める状態を整える。
これは、飾りではありません。
人にサービスを提供する上で、最初に全うすべき義務だと考えています。
その姿勢を失ったら、終わりです。
見た目を整える作業を「地味だ」と軽んじた瞬間、プロとしての土台が崩れます。

◆ 「ググる」時代は、もう終わった
正直に言えば、不慣れなGoogleドキュメント操作は、自分にとってさほど苦ではありませんでした。
理由は、明確です。
Geminiに聞けば、ピンポイントで答えが返ってくるからです。
以前なら、Google検索で似たような情報を探し回り、自分の状況に合うかどうかを一つひとつ確認する必要がありました。
今は違います。
「行間がスカスカになった。原因と対処法は」
そう聞くだけで、具体的な手順が、すぐに返ってきます。
圧倒的に効率のいい学び方を、手に入れました。
だからこそ、新しいITツールへの挑戦も、以前ほど恐れる必要がなくなったと感じています。
すべての原稿が、ようやく一つのファイルに統合されました。
いよいよ次回は、最終関門である「表紙デザイン」に取りかかります。
あなたの仕事の中に、「読みにくさ」を放置したまま提供しているものは、ありませんか。
行間を詰めながら、ふと思いました。
読者は、内容を評価する前に、読みやすさで判断を下します。
その最初の関門を突破できなければ、伝えたいことは、そもそも届きません。
地味な作業ほど、後回しにされがちです。
しかし、その地味さにどれだけ向き合えるかが、結局は仕事の質を決めるのだと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
スキ・フォローをいただけると明日への励みになります。
📎合わせて読みたい
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップはクリエイターとしての学びに使わせていただきます! 