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5年後も安定経営するための士業事務所の経営戦略ー属人化を防ぎ、安定成長する仕組み作りとは?

はじめに — この記事を読んでいるあなたへ

士業事務所を経営されているあなたはこんな悩みを抱えていませんか?

➡️ 売上が安定しない
➡️ スタッフが育たず、自分自身ががボトルネックになっている
➡️ 今のままでは 5年後の事務所が不安

もしこれが一つでも当てはまるなら、この記事はあなたのための内容です。

私は過去、全国10拠点展開の士業法人のナンバー2として、経営戦略や組織作りに関わってきました。多くの士業事務所では、売上は作れても組織作りが後回しになり、経営リスクを抱えているケースが多いです。

本記事では、全国展開化を達成した経験をもとに、士業事務所が経営を改善し、持続的に成長するためのポイントを解説します。

士業事務所の経営において、「もっと効率的に運営したい」「売上を安定させたい」「スタッフが育たない」といった悩みを抱える事務所経営者は多いでしょう。

一方で、「ウチの事務所は有資格者も多数在籍していて実務対応には自信がある!」そうした自負のもと事務所経営に邁進されているのは素晴らしいことです。

しかしながら、では5年後、10年後の事務所のイメージや目標、計画を明確に持っているかというと、そういう方は本当に少数のような気がします。

☑️ 今すぐチェック|あなたの事務所はどのタイプ?

以下のうち 2つ以上当てはまるなら要注意です👇

  • 経営者が自ら案件対応していて忙しい

  • 集客、営業活動は経営者だけが行っている

  • スタッフが育たず、辞めると穴が埋められない

  • 人によって仕事のやり方が異なる

  • 数字計画や長期戦略が曖昧でどんぶり勘定

  • 組織改善は後回しになっている

ほとんどの士業事務所がこうした課題を抱えています。
そして、これらを放置していると人の出入りが激しく、経営も不安定な
事務所になることは間違いないです。

▮士業事務所の経営リスクとは?

特に10人以下の事務所だと、売上は所長一人で作り、案件は現場のスタッフがこなし、関心は今月の売上だけということが多いです。

事務所の経営の基本構造として間違いではありませんが、ただその状態が続いてしまうとリスクが大きい経営になってしまいます。

所長が営業能力が高くて数字を作り続けられているのならまだよいですが、営業が苦手であるとか、時間がないなどの理由で営業活動ができなければ売上はどうしても減っていってしまいます。売上構成が顧問報酬型でも単発案件処理型でも同じです。

また、近年では業務専用ソフトの機能が充実したり、クラウドサービスの積極導入などもあり、省力化が図られているといっても基本は労働集約型のビジネスモデルですから、各業界ごとに発生する繁忙期(確定申告、年末調整、不動産取引など)を無理やり乗り越えなければならないということもあります。

その結果、事務所経営には以下のようなリスクが生じてしまいます。

✅ 所長が体調を崩したり、忙しいと、売上が一気に落ちる
✅ 主要顧客の契約終了で、翌月の売上が急減する
✅ スタッフが辞めた途端、業務が回らなくなる

これらのリスクを減らすために必要なのは、次の3つです。

①所長に属人化せずに売上を確実に積み上げていく仕組み作り
②受注した案件をスピーディーに間違いなく処理できる体制作り
③安定成長するための組織作り

簡潔に言ってしまえば、事務所経営に必要なのはこれだけなのですが、特に③に取組んでいる事務所はあまりないようです。

▮士業事務所の経営改善に必要なポイント

事務所の経営改善を考えるうえで重要なのは、大きく分けて ハード(仕組み・環境)ソフト(人材・文化) の両面を見直すことです。

■ハード(仕組み・環境)へのアプローチ

まず、事務所運営の「ハード面」から考えてみましょう。これは、業務の仕組みや環境を整備し効率化を図ること に焦点を当てた改善です。

1. 目的と戦略

事務所の経営方針や目標を明確にし、短期・中長期の戦略を策定することが重要です。経営ビジョンを設定し、それに沿った戦略を立てることで、持続的な成長を実現できます。

毎月の売上や決算内容などの数字をスタッフには非公開としている経営者が多いですが、自分の勤務先が儲かっているのか、厳しい状況なのかも知らされない状態で仮に数値目標だけ指示されてもスタッフは動きません。

2. 組織構造

役割分担を明確にし、適切な組織体制を整えることで、業務の効率化を図れます。所長がすべてを抱え込むのではなく、意思決定のスピードと精度を高める仕組みが必要です。

役割と責任が不明確で、所長の意見が全てという環境では、事務所の正しい状況把握もできませんし、自主的に行動できるスタッフは一人として育つことはありません。

3. 人材マネジメント

適切な人材配置や評価制度を整えることで、スタッフのモチベーションや定着率の向上につながります。採用・育成・キャリアパスの整備も不可欠です。

何年務めても、給料が上がらない。頑張っても評価されない、そもそも評価基準が明確でない。同じ作業を続けるだけでは自分のキャリアアップも望めない。有資格者であれば人間性やスキルが低くても重用される。そして事務所の雰囲気は最悪。こうした状況だと人の出入りの激しい事務所になること必至です。

4. 業務オペレーション環境

業務フローを標準化し、ITツールやクラウドシステムも積極活用することで、業務の属人化を防ぎ、効率的なオペレーションを実現できます。専門職の仕事は、知識を持っているかどうかという単純な差しかありません。高度な知識や判断能力が必要でない仕事は分業化するなどで業界未経験者でも即戦力として活躍できますし、案件の進捗管理、成果物のチェックなどもやったりやらなかったりではなく、ルール化することでスピード、歩留まりの課題解決もできますし、スキルアップを図ることもできます。

■ソフト(人材・文化)へのアプローチ

次に、経営の「ソフト面」を見てみましょう。これは、人材の育成や組織文化の醸成を通じて、事務所の成長を促す取り組み です。

1. リーダーシップ

所長のリーダーシップが事務所全体の方向性を決定します。ビジョンを示し、スタッフを適切に導くことで、組織の安定と成長を支えることができます。

そもそも経営理念がない事務所は多いです。何を大事にしている事務所なのかが明確でなければ目標も戦略も立てようがありませんし、採用の場面でも良い人材は採れません。

規模に関わらず、トップである所長の考え方、言動が事務所の性格を決定しますので、リーダーシップを磨く必要が多いにあります。

2. コミュニケーション

スタッフ間や経営層との円滑なコミュニケーションを促進することで、業務の透明性を確保し、誤解やミスを減らすことができます。定期的なミーティングや意見交換の場を設けることが効果的です。

定期ミーティング・朝礼・終礼など、必要な情報を共有し、忌憚なく意見が言える環境がない状況であれば、スタッフは黙々と目の前の作業をするだけの人材になってしまいます。

3. 組織文化

事務所の価値観や行動指針を明確にし、それをスタッフ全員が共有することで、組織の一体感を高めることができます。職場の風通しを良くし、働きやすい環境を整えることも重要です。

理念のない事務所が売上作りや規模拡大に成功しても、必ず内部崩壊します。無計画、無秩序、無関心を生まないためにも組織文化をしっかり作ることが重要です。

4. 部門間の連携

事務所内で異なる業務を担当する部門や、同じ業務でも縦割りで分業しているチーム間の連携を強化することが重要です。円滑な情報共有や業務フローの統一を図ることで、組織全体の生産性を向上させることができます。専門分野を補完し合いながら、事務所内での協業を促進して事務所の成長を加速させましょう。

▮まとめ

士業事務所の経営改善には、ハード(仕組み・環境) と ソフト(人材・文化) の両面からのアプローチが必要です。どちらか一方に偏るのではなく、バランスよく取り組むことで、持続的な成長が可能になります。

事業会社では当たり前のように行われていることも士業の世界では当たり前になっていない。それが長らく士業の世界に身を置いてきて感じることなのが正直な気持ちです。

私は20代から士業の世界でも経営戦略やマネジメントの重要性を意識しながら現場のプレイヤーとしても、経営幹部としても従事し、結果的に地方の事務所を全国展開化まで成長させた経験があります。

初回でもあり総花的な内容となりましたが、今後の記事では、それぞれのテーマを深掘りし、具体的な改善策を紹介していきます。士業事務所の経営改善に関心がある方は、ぜひ引き続きチェックしてください。

ここまで読んで、

「うちのこと書かれている気がする…」
「これって私の事務所の話では?」
と感じたあなたは すでに改善のステージにいます。

そして正直に言うと、
こうした根深い改善課題は自己だけでは進みにくいことが多いです。

理由は、自分や事務所の現状を客観的に見て、ボトルネックや課題を
正確に把握することが難しく、ツールの導入など表面的な対応だけで
満足してしまうからです。

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もしよければ、一度お話を聞かせてください。
相談というより「状況整理」くらいの気持ちで大丈夫です。
きっとモヤモヤが整理できるはずです。
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