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【Trust Your Heart ―好きの確信―③】あなたの中にある「好き」という確信は、絶対にあなたを裏切らない。

こんにちは。
マインドコーチ×スタイリストの結城 繭(ゆうき まゆ)です。

文化服装学院で服飾を学び、アパレル販売・ソックスデザイナーを経て、現在はフリーランスの美容部員(BA)としても活動しています。これまでに延べ3万人以上の女性たちの美に触れてきた現場経験と、認知科学・CBTをベースにしたマインドコーチングを掛け合わせ、「他人の目」から解放された100%素直な「最高に可愛い私」で生きるための伴走をしています。

「Trust Your Heart ―好きの確信―」シリーズ、最終回です。

①では「好き」は感覚が無いのではなく、言葉になっていなかっただけというお話を。
②では「好き」に誰の許可も必要ないというお話と、自分自身で受け取れずにいる「好き」を、私は「感性の蕾」と呼んでいる、というお話をしました。

今日は、このシリーズで一番伝えたいことをお話しします。

あなたの中にある「好き」という確信は、絶対にあなたを裏切らない。

これは、私の哲学的な信念です。
なぜそう言えるのか、これまでお話ししたエピソードと共に、改めて見つめていきたいと思います。

振り返り:2つの「蕾」のかたち

①でお話しした30代の女性は、「好きなものがわからない」とおっしゃっていました。
でも、対話を重ねる中で、「これ、好きかもしれません」という言葉が、ご自身の中から出てきました。

②でお話しした20代の女性は、「好き」に気づいていても、褒められると「そんなことないです」と否定してしまう方でした。でも、通ってくださるうちに、「これ、本当はずっと気になっていたんです」という自己起点の言葉が増えていきました。

この2つのエピソードには、共通点があります。

どちらの方も、最初から「好き」という蕾を、ちゃんと持っていたということです。

一人は、その蕾がまだ言葉(花)になっていなかった。もう一人は、その蕾に気づいていても、自分自身で開かせることができていなかった。
状態は違いますが、蕾そのものは、最初から、ずっとそこにありました。

そして、もう一つの共通点があります。

その蕾が開いていった瞬間、その方たちの表情や纏う空気が、明らかに変わったということです。

これは、偶然ではありません。

「好き」という感覚が、唯一あなたを裏切らない理由

ここで、少し哲学的な話をさせてください。

私たちの人生には、たくさんの「外側からやってくる評価」があります。

似合うか似合わないか。正しいか正しくないか。良いか悪いか。これらは、すべて誰か(あるいは社会)の基準によって決まるものです。基準は、時代によって・場所によって・人によって簡単に変わります。
今日の「正解」は、明日には「正解ではない」かもしれません。

でも、「好き」という感覚だけは違います。

「これが好き」「これにときめく」という感覚は、誰の基準にも依存しません。

それは、あなたの中だけで起きていること。
__絶対的に誰からも奪われることはなく、誰も否定することはできません。
そもそもそんな権利もないのです。
そうされたところで、その感覚自体が消えてなくなるわけでもありません。

外側の評価は、変わります。裏切ることもあります。

でも、あなた自身の「好き」という感覚は、変わりません。最初から最後まで、ずっとあなたのものであり続けるのです。

蕾は、誰かに「咲いていいよ」と言われなくても、もともと咲く力を持っています。光や水が与えられたとき、ただ、その力に従って開いていくだけです。

これが、「あなたの中にある“好き”という確信は、絶対にあなたを裏切らない」という言葉の、本当の意味です。

エピソード:自分で選ぶ自信がついた日

最後に、もう一つのエピソードをお話しします。

①でお話しした30代の女性とは、その後も何度かご一緒する機会がありました。

最初のショッピングで、ご自身の中にある「好き」という蕾の輪郭が、少しずつ見えてきたその方。後日、別のブランドのお店にも、一緒に同行させていただく機会がありました。

そのとき、私が心がけていたのは、ただ一つでした。

否定しないこと。そして、選択肢を増やすこと。

「こういうものもありますが、イメージされているものに近いのは、こちらでしょうか?」

ショップの方とお話ししながら、こんな問いかけを、何度も繰り返しました。「これはどうですか」「こちらはどうですか」と、提案を重ねながら、最終的に「これにします」と決めるのは、いつもその方ご自身でした。

そうして過ごした時間の終わりに、その方はこうおっしゃいました。

「自分で選ぶ自信がつきました」

この言葉を、私は今でも、はっきりと覚えています。

蕾は、もう完全に開いていました。

“自信”は、与えられるものではない

ファッションを通して、もっと多くの人が、自分自身を自由に表現できる世界になったら。

そんな世界は、きっと、今よりももっと、心が柔らかく、豊かなものになるだろう
——そんなことを、ふと思うことがあります。

ただし、本当のところ、自信は、誰かから与えられるものではありません。

接客の中で私ができたのは、「これはどうですか」という選択肢を、いくつも並べることだけでした。
光を当てたり、水をやったりすることはできても、蕾を開かせることは、私にはできません。

蕾を開くのは、いつも、その人自身です。

そして、その中から「これだ」と選んだのは、その方自身です。

「自分で選んで、納得できた」という経験。
それを、ご自身の手で、何度も積み重ねていったこと。それこそが、「自信」の正体
です。

自信とは、誰かから注入されるものではなく、「自分の好き」を自分で選び、それが確かに「自分のもの」であると、自分自身で確認していくことで、内側から育っていくものなのです。

そして、この「内側から育っていく」という構造の、一番最初の場所にあるもの。それが、次にお話しする話です。

Love yourself first ―幸せに生きていくための、たった一つの鍵

このシリーズで、私はこうお伝えしてきました。

「好きなものがわからない」のは、感覚が無いからではなく、言葉になっていなかっただけ。
「好き」に気づいていても受け取れないのは、確信と信頼が育っていない「感性の蕾」の状態だから。

その根っこにあるのは、いつも同じことです。

そもそも、私たちは、最初から自由だったのです。

何を好きでいるか。何にときめくか。何を「これだ」と選ぶか。
それは、誰の許可も必要とせず、誰にも奪われることのない、あなただけの領域です。

その自由を、もう一度、自分自身の手に取り戻すこと。

それが、Love yourself first——まず、自分自身を愛し、信頼すること。

これは、決して自己中心的な話ではありません。
「自分の好き」を自分自身が信頼できるようになったとき、その人が纏う空気は変わります。
表情が変わり、声が変わり、選ぶ言葉が変わります。
そしてその変化は、必ず、周りの人にも伝わっていきます。


あなたが幸せに生きていくための鍵は、きっとここにあります。

おわりに

①「好きなものがわからない」のは、感覚がないからじゃない。
②「これが好き」と思うことに、誰の許可もいらない。
③あなたの中にある「好き」という確信は、絶対にあなたを裏切らない。

全3回でお届けしてきた「Trust Your Heart ―好きの確信―」シリーズは、ここで一度締めくくりとなります。

このシリーズで、何度も登場した言葉があります。「蕾」という言葉です。

あなたの中には、すでに「好き」という蕾が、ちゃんとあります。
それは、誰かに植えてもらうものでも、誰かに「咲いていい」と許可されるものでもありません。
最初から、あなた自身のものとして、そこにありました。

蕾が言葉になっていないなら、まずは気づくこと。
気づいているのに開けないなら、自分自身でそっと水をやること。
そうして開いた花は、誰かの基準によって咲いたものではないからこそ、何があっても、あなたを裏切りません。

それが、このシリーズを通してお伝えしたかった、たった一つのことです。

あなたの中にある「好き」は、すでにそこにあります。

それを、これからも、信じて、選んで、生きていってくださいね。

結城 繭|mind coach × stylist

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