【忘れもの大王は朝が起きられない】 看板に偽りアリ?
~シャワーって目覚めるためのものじゃないの??~
高校2年生になっても、
うちの忘れもの大王は相変わらず朝が起きられない。
いや、正確には「起きると言っているけど起きない」。
毎日「6時に起きる」と宣言し、
目覚ましも6時に鳴っているのに、
彼が6時に起きた試しはない。
■ 今年のスローガンは「基本、起こさない」
去年の私とは違う。
今年はもう、“基本、起こさない”。
起こしたくなる気持ちをぐっと抑え、
したくならないとできない彼のために
彼が自分で起きるのを待つ。
ただし、学校に迷惑をかけないために、
「私が出かけるまでに起きていなければ休みの連絡を入れる」
というルールを作った。
…とはいえ、反則ギリギリの技はつい使ってしまう。
「朝ごはんできたよ」
「あれ、今日何時起きだったっけ?」
そしてつい、
「〇〇時までに用意できたら車で行く?」
と誘惑してしまい、
一緒に家を出ることに成功する日々。
それはそれで、ちょっと嬉しい。
■ ところが今日、また学校からの電話
仕事中、学校から電話が来た。
「来てません」
え?
今日は車で一緒に出られなかったけれど、
私が家を出るとき、彼は起きてシャワーを浴びていた。
その時点で遅刻ギリギリ。
二度寝する余裕なんてないはず。
なのに、来ていない。
謎である。
■ 帰宅後、本人に聞いてみた
質問:
「なんで遅刻したの?」
答え:
「課題をしてたから」
ああ、提出が間に合わなかったのね、と納得しかけたら、
「別にそういうわけじゃない。急ぐものじゃないし」
んん???
急がなくてもいい課題を、なぜ今?
__ 聞いても、本人も首をかしげるばかり。
謎は深まる。
おなかの中はモニョモニョしてたけど、
言いたくない何かがあるのかもしれないから、
それ以上は探らなかった。
■ 看板に偽りアリ
ただ、思った。
忘れもの大王は朝が起きられないんじゃない。
起きてる。起きれる。
だって昨日も一昨日も、
土日なのに自主的に学校行ったじゃん。
なんで普通の日に行かないんだぁああああ。
と叫びたくなった一日だった。
■ そして今日の結論
「朝が起きられない」という看板は、
もしかしたらもう古いのかもしれない。
新しい看板はこうだ。
“忘れもの大王、朝は起きたけど学校には行かない時がある”
……いや、余計に謎が深まっただけかもしれない。
忘れもの大王は朝が起きられない⑦
前の話=“朝”は、うちの子たちにとって、いつも鬼門だった。~忘れもの大王の姉たち
次の話=「忘れもの大王の努力を母が全部ぶち壊す話」
