起きてはないけど、進んでる朝(目覚まし時計と高2男子)
息子に、目覚まし時計をプレゼントした。
スマホのアラームでは起きないので、
ついに“物理”に頼ることにした。
初日。
箱から出して、机に放置。
存在だけは認識したらしい。
二日目。
電池が机の上に置かれていた。
「使う気はあるんだな…」と、ちょっと笑ってしまう。
三日目。
とうとう枕元に鎮座。
ここまで来たら、もうセットするだけ。
(いや、セットしてほしいんだけど。)
そして今日。
強烈なアラームが鳴り響く中、
彼は30分、寝続けていた。
息子は、ゲームセンターの音が苦手で、
近づこうともしない。
あの騒音には一瞬で逃げるのに、
この強烈なアラームの中では眠り続けられるらしい。
ほんとうに、不思議だ。
結局、今日も起きてはいない。
でも——
進もうとは、している。
そんな朝だった。
