開業届、スマホで5分。でも判断は5つあった話
こんにちは。
今日は、開業届を提出した話を紹介しようと思います。
私は7月初旬に最終出勤日を終え、農業を始めるための準備をしてきました。
実は有給消化期間がしばらくあり、8/31で正式に会社を退職することになりました。
そして、9/1に正式に農業を開始する(個人事業主になる)ため、開業届を提出しました。
今日は、その過程で感じたこと、考えたことについて書いてみたいと思います。
スマホで5分、税務署に行かなくていい時代
まずやってみて驚いたのが、スマホで提出可能ということです。
行政手続きはなんとなくアナログなイメージがあり、「開業届=税務署に行くもの」という思い込みがありました。
でも、実際に以下の手順で、スマホで5~10分程度で完結できました。
マネーフォワード確定申告アプリの「開業届の電子申告」
Web版に飛ばされ、必要事項を記入していくと、申請書類が完成
アプリに戻って、開業届を提出していく
マイナンバーカードNFC読み取り→電子署名→送信完了
送信時にはマイナンバーカード、パスワードに加えて、e-Taxの利用者識別番号が必要でした。
尚、開業届だけでなく、青色申告の申請も同時に送信できました。
簡単に出来すぎて、本当に送信できたか不安になるほどです。
確認は、国税庁のe-taxからできました。
ログインして受信通知を見たら、開業届・青色申告申請ともにちゃんと送信できていました。

続いて、開業届を提出する過程でポイントとなった点をいくつか解説していきたいと思います。
地味に迷った二つの欄
一つ目が事業概要です。
なるべく広く書くか、実態通り書くかで少し迷いました。
でも、仮に将来事業が広がっても書き換えは義務ではなさそうなので、シンプルに実態通り書くことにしました。
というわけで、農業+インターネットコンテンツ、といった感じの書き方にしてみました。
二つ目が屋号です。
これは、例えば「畑CEO」とか、「○○ファーム」とかいうものです。
屋号をつけると、その名前で口座開設ができます。
でも、私は既に持っている個人口座を事業用に使う予定だったので、あまりメリットを感じませんでした。
もし振込口座を伝える時に、名義が「畑CEO」だったらちょっと恥ずかしそうですしね。
なので、屋号は現時点では無しにしました。
青色申告だけは迷わなかった
事業内容・屋号とは違い、青色申告だけは迷いませんでした。
選択肢は以下の3つがありましたが、当然一つ目を選びました。
青色申告55万円控除(e-taxだと65万円控除):複式簿記で記帳
青色申告10万円控除:簡易簿記で記帳
白色申告:青色以外
控除が一番大きいですし、この日のために簿記を勉強してきたからです。
確定申告は、e-taxで電子申告するつもりです。
控除が65万円に増えて、書類の手間も減るので、これは活用しない手はないと思います。
専従者給与は、使わないことにした
青色申告と同時に検討できる届出として、「専従者給与」があります。
これは、家族に給与を払い、それを経費にできる制度です。
でも、文字通り「専ら従事」している必要があるため、ややハードルが高いです。
まず、生計を同一にしている必要があります。
そして、6ヵ月以上、その事業を主な仕事にしている必要もあります。
私の場合、母と妻が手伝ってくれる可能性はありますが、二人とも両方の条件には当てはまりませんでした。
母は生計が別なので、そもそも対象外。
そして、妻は生計は同一ですが、別で個人事業をしているため専従とは言えず、こちらも対象外でした
なので、今回はこの制度は使わないことにしました。
そして、インボイスは登録しなかった
続いて、インボイスです。
インボイスの話は複雑なので、ここでは内容には触れませんが、元々登録するつもりはありませんでした。
理由は、小さな農家が登録するメリットがあまりないと思ったからです。(この判断の背景はまた別の機会に)
マネーフォワード開業届の一連の流れでは、実はインボイス登録の話は出てきませんでした。
なので、登録するつもりがない場合は、特に追加のアクションは不要でした。
脱サラ農家が正式にスタート
さて、無事に開業届を提出できたので、正式に脱サラ農家としての「畑CEO」がスタートすることになりました。
スマホで簡単に提出できてしまったので、正直あまり実感がありませんでした。
でも、制度上はこれで個人事業主です。
これまでサラリーマンしかやったことがなく、確定申告すらしたことがありませんでした。
今日からは、自分で責任をもって帳簿等を管理していかなければなりません。
まずは、これまで貯めてきた開業費の計上など、できるところから手をつけていきたいと思います。
以上、本日は開業届を提出した話を紹介しました。
ではまた。
