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#26 保育に集中するために、まず整えたかったこと

こんにちは。
NPO法人日本ホームチャイルドケア協会クルーの村山ちえです。

この記事は、マッチングサイトを卒業し、
現在はフリーランスとして活動している
ベビーシッターである私自身の体験をもとに書いています。

前回の記事では、

CoCoChieeとして大切にしたい保育について、
少しずつ言葉にしていった頃を振り返りました。

自分はどのような保育をしたいのか。

何を大切にして、
利用者さんやお子さんと関わっていきたいのか。

考えながら、少しずつ
CoCoChieeという仕事の形が見えてきました。

ここからは、
その保育を続けていくために、
仕事の周りにあるものをどのように整えていったのかを振り返っていきます。

第4章のはじまりです。


保育だけをしているわけではなかった


ベビーシッターの仕事は、
保育だけではありませんでした。

お問い合わせ。

日程調整。

利用案内。

契約。

料金。

請求。

保険。

毎日の連絡。

その一つひとつは、
仕事を続けていくために必要なことです。

そして、独立に向けて準備を始めると、
それらを一つひとつ、
自分で考え、決め、整えていく必要がありました。

第3章でも書いたように、

マッチングサイトで活動していた頃には、
これらの多くを支えてくれる仕組みがありました。

独立に向けて準備をする中で、
今度は自分で整えていく必要があることには
気づいていました。

けれど、

「必要だと分かること」と、
「実際に自分でやってみること」は、

やはり少し違いました。



実際にやってみると


たとえば、日程調整です。

マッチングサイトで活動していた頃は、
自分が受け入れ可能な日時を登録し、
その仕組みの中で予約を受けることができました。

独立すると、
利用者さんとの日程のやり取りも、
自分のスケジュール管理も自分で行います。

一つの日程を決めるために、
何度かやり取りをすることもあります。

そして何より、

予約は間違えるわけにはいきません。

利用者さんと私の双方が、

いつ、何時から何時までの予約なのか。

同じ予定を、間違いなく確認できるようにしたい。

そう考えるようになりました。

契約書も、分からないことだらけでした。

それまで、
自分で契約書をつくったことはありません。

そもそも、どのような形なのか。

何を書けばいいのか。

書かれていることには、
どのような意味や効力があるのか。

本当に、そこからでした。

ベビーシッターの契約書を検索してみても、
当時は参考にできるものを
ほとんど見つけることができませんでした。

人に教えていただいたり、
実際のものを見せていただいたりもしました。

この頃、契約書をつくろうとして立ち止まったことは、
第3章でも書きました。

「私は何を大切にしたいのだろう」

そこが少しずつ見えてくると、
今度は、それを実際の仕事の仕組みにしていく必要がありました。

分からないことを調べる。

教えていただく。

一度つくってみる。

そして、また考える。

独立に向けて準備を進めるということは、
保育以外のことについても、
こうして一つずつ考えていくことなのだと感じました。



保育の時間を守るために


ただ、

私がこうしたものを整えたいと思ったのは、

どうすれば仕事が楽になるのか、

ということだけを
考えていたからではありません。

一番大切にしたかったのは、
やはり保育です。

保育をしている時には、

次の予約はどうだったかな。

あの確認はできていたかな。

あのことを、まだ伝えていなかったかもしれない。

そんなことをできるだけ気にせず、

目の前のお子さんと向き合うことに集中したいのです。

あそびを楽しみ、

お子さんの言葉一つ一つを丁寧に聞き、

表情や小さな変化に気づきながら、

その時間に必要なことをしたいと思うのです。

どうすれば、
今以上に、目の前のお子さんに集中できるのかな、と考えました。

仕事の周りにあるものを整えようとした先には、
そのような思いがありました。

整えることも保育につながる

考えていくうちに、

保育と、
その周りにある仕事は、

別々のものではないことに気づきました。

必要なことを整理すること。

利用者さんに、
分かりやすく伝えられるようにすること。

お互いに確認できるようにしておくこと。

安心してご利用いただけるように、
必要なことをあらかじめ考えておくこと。

それらを整えることは、

結果として、
私自身が安心して保育に向き合えることにも
つながっていきました。

保育以外の仕事を、
ただ減らしたいのではない。

保育に使える時間を増やしたい。

そして、

目の前のお子さんと向き合う時間に集中し、
大切にしたい。

そのために、
仕事の周りにあるものを整えていく。

それは、

私が大切にしたい保育を
続けていくために必要なことだったのだと思います。


さいごに

独立に向けて準備をしていた頃、

私は最初から、
仕事全体をうまく整える方法を
知っていたわけではありません。

分からないことも、
うまくいかないこともありました。

必要だと思ってつくったものも、
実際に使ってみると、

「もう少しこうした方がいいかもしれない。」

と気づくことも出てきます。

つくって終わりではなく、

使って、考えて、また見直す。

その繰り返しでした。

けれど、

一つひとつを整えていく中で、

保育に集中するためには、
保育のことだけを考えるのではなく、

その保育を支える仕事全体を見ることも必要なのだ

と、少しずつ分かっていきました。

次回は、

そのためにまず取り組んだ、
**「仕事全体を見渡すこと」**について振り返ります。


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