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『パーヴェルとショパン』(3)~マコヴィエッツと封印された記憶

■前回のおはなし

軍隊へ行きたいというパーヴェル。『軍隊行進曲』を弾くショパン。
数年前、皇帝に追放された『母』の顔が思い出せない…。そんなパーヴェルのために、ショパンはマコヴィエッツの歌を弾きます。


♪♪マコヴィエッツ、マコヴィエッツ…


『パーヴェルとショパン』(3)


パーヴェルの母は、ふたつの顔を持っていたのではと思います。
ひとつは上品なフランス語を優雅に話す貴婦人の顔。
もうひとつは、下町言葉のフランス語を早口でしゃべりまくる、自己主張が強く行動力もある女性。

パーヴェルは、口が悪い母は封印していた。優雅な貴婦人の顔は、どこにでもいるような美しいけど普通の顔で、本当の母とは違う。仮面をかぶったような…。そんな気持ちになってたのかもしれません。

次回へ続きます。



おまけ情報 ジュジュの「恋人を訪ねて3000キロ」

パリの下町娘のジュジュは、14歳で家を出て、27歳にはサンクトペテルブルクのブティックの店長になっていたという、なかなかとんでもない経歴の持ち主です。その後、パーヴェルの父となるロシア皇弟と出会います。

とにかくジュジュは情熱的。
最初は老人と結婚してロンドンにいるんです。未亡人となって次に結婚した相手はロシアの貴族で、帰国すると言ったまま音沙汰がない。だからジュジュは、サンクトぺテルブルクへ夫を訪ねていくんです。3000キロくらいあるんですよ!女ひとりでどうやって旅をしたのでしょう?お金もあるようにも見えないし。徒歩?馬車?何か月くらいかかったんでしょう?

…ロシア語Wikipediaで調べたら、宝石を売って、船で渡ったようです。
ジョゼフィーヌ(ロシア語Wikipedia)

さて、サンクトぺテルブルクへ着いてから、夫を探します。見つけました!
でも、そいつは貴族でもなんでもないただの一兵卒だった。金もない。結婚詐欺ですよ!それに再会した夫は、あろうことか彼女の稼ぎを当てにしてヒモになろうとしたのです。
聡明なジュジュはそんな男は捨てて、自分で生きる道を探します。

ジュジュがここまで気が強く自立心のある人になったのは、フランス革命という激動の時代を生きてきたからなのかもしれません。
昔『魅惑のパレ・ロワイヤル』というフランス革命前夜の漫画を描いていたのですが、その時に集めた資料が今回使えるなと読み見返していたら、しみじみしてしまいました。歴史、みんな繋がってるんだなぁ。


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が、8月半ばにアルゴリズムが変わったそうで。
Grokに「Xは完成ページだけにして進捗は載せるな、進捗はnoteに載せろ」とか言われてしまった。どうしよう。
noteで毎日更新、見てくれる人いるかな。思案中です。

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