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【連載⑥】心理士が「力を抜く」ほど、クライアントが本来の姿に”還っていく”不思議。

⭐️連載ストーリー⭐️
『臨床27年。「先生」を辞めて「わたし」に還るまでの物語』
〜支援者という鎧を静かに外す旅〜


こんにちは、臨床心理士ゆみこです。 前回の記事で、私はクライアントさんを「治すべき問題のある人」として見るのをやめ、「すでに完璧な存在」として見るレンズを手に入れたお話をしました。

今日は、そのレンズをかけた途端に起き始めた「奇跡のような変化」についてお話しします。


◆ 次々と起こる、想像を超えた「奇跡」

自分が「なんとかしなきゃ」という気負いを捨てた途端、同じ問題を抱え続けて膠着していたクライアントさんたちの現実が、主体的に、そして本来のパワーを取り戻すように変化していきました。

厳密には、「変化」というよりも、自分らしさと再会するような、自分本来の源にある尊い力に還っていくような、そんな躍動のある動きが見られた感じです。

これをなぜ「奇跡」と表現するかというと、現実が変わったことそのものよりも、皆さんの表情が別人のように変わり(いや、本来のお顔に「戻った」のだと思います)、その喜びがまさに「魂が震える」体験になっていることが伝わってきたからです。

100万円手に入れたとか、不治の病が治ったという、3次元的な現象としての奇跡ではなく。私たちの心の中に宿る「内側の喜び」を知った方たちの体験であり、その姿はやはり「奇跡」だと私は感じます。

さあ、私と出会ってくださった方たちに起きた奇跡をご覧ください


◆ クライアントさんの奇跡⭐︎

【対人恐怖を抱えていたKさん】 画面越しのカウンセリングがやっとなほど、人と視線を合わせることを極端に恐れていたKさん。大好きな動物という趣味から運命の出会いを果たし、トントン拍子に結婚!今では3匹の犬と5羽の鳥と共に、賑やかで温かい大家族を作られました。「動物のかわいさと人間の愛おしさに、違いがなくなりました」とおっしゃっています。

【人間関係のトラブルが絶えなかったYさん】 いつも職場で揉め事を抱えていた男性です。転職をする勇気を持ち、動いてみるとすぐに新しい職場が決定。勤務条件も改善され、ずっと欲しかった「優しい世界」を手に入れました。心と時間にゆとりができたので、釣りという新しい趣味も始め、人生が豊かに激変しました。

【息子を追い詰めていた教育ママのFさん】 激しい教育ママぶりを発揮し、お子さんが言うことを聞かないと怒りに震えていたお母様。ご自身と向き合う中で、息子さんに「全信頼をおく力」を取り戻しました。今ではお互いが自立し、心から笑い合える楽しい親子関係へと変わった上に、家庭内別居状態だったご主人とも柔らかい雪解けが起きています。


◆ 私がしたことは「ただ力を抜いて、私である」だった

これらの素晴らしい変化を前に、「ゆみこ先生、一体どんな魔法を使ったんですか?」と聞かれることがあります。

でも、種明かしをすると、私は「特別、何もしていない」のです。

私がやったことといえば、ただ一つ。 力を抜き、自分自身の幸せをたっぷりと感じ、その心地よいエネルギーで「共にいること」だけでした。

カウンセリングを”する”や深い分析で引っ張り上げる(Doing)のをやめ、ただ温かい存在同士として空間を分かち合う(Being)。 簡単なようでいて、その”状態”にあることは、自分を整え、自分に意識を向け続けるため、コツも練習も必要です。

Doingの視点からだと、まるで「何もしていない」セラピストのように見えますが、Beingの視点からだと、「共にある」をエネルギーレベルで全力で体現しています。

…まぁ、ここを今の科学では数値化できませんね(笑)。だから胡散臭いと言われるわけですが、何より大事なのは、共にいる方の「体感」「体験」です。それは数値化よりも尊い大切な指標です。


◆ 胡散臭いけど、あなたは「すでに知っている」

でもね、みんな日常の中で体感したことがあるはずなんです。 例えばね。

隣にいる上司がイライラオーラを出していると、どうでしょう? なんかその空気を肌で感じて「ちょっと話しかけるのやめておこうかな」ってなりませんか?自然にトイレに立って自分を守ったりしますよね?

これが「エネルギーの正体」です。 実はエネルギーって、強い・怖い・重たい圧の方が簡単に感じやすいのです。夜道のゾワっとした感覚とかね。

一方で、安心の空気って「なんだかわかんないけど一緒にいたくなる」とか、「そこにいるだけで体が緩んできた」「よくわかんないけど元気になった」とか、ふわっとしています。

「支援者が「ただ力を抜いて信頼する」ような在り方(安心のエネルギー)でいると、クライアントさん自身の持つ「自己治癒力」が勝手に発動し、目覚ましいスピードで変化していきます。

自分が何を言うか、何をするか(Doing)よりも、「私がどんなエネルギーを放ち、どんな状態でそこにいるか(Being)」の方が、遥かに大きな影響力を持っている。 その土台の上に、心理療法の素晴らしい技法(これは道具ですね!)があり、どのようなつもりでその道具を使うかは、すべて支援者の”在り方”に委ねられているのです。

「在り方(Being)」で、存在ごと支援する。 これが、私が辿り着いた『5次元セラピー』という新しい心理療法の形です。

でも、「在り方で支援する」とか「エネルギーを放つ」って、どうやるの?何すればいいの? なんだか難しそうで、胡散臭く(笑)、わかるようなわからないような……ですよね。

臨床やカウンセリングに利用する前に、まずは日常のあなたご自身の人生に、この「5次元感覚」を取り入れてみてほしいなと思います。

次回は、日常でできるエネルギー遣い法をこっそり教えますね♡お楽しみに!


<補足> ⭐︎事例の共有については、ご本人から温かいご快諾をいただいております。また、クライアントさんの大切なプライバシーと、お一人おひとりの尊い人生のプロセスを守るため、お話できる範囲のみにとどめて記載しております。クライアントさんにも、そして読んでくださる皆様にも、常に誠実な「在り方」で向き合いたいと思っておりますので、ご理解いただけますと幸いです。


👇次の連載(第7話)はこちらです。

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