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はじめてのコンマス仕事帳⑥私より上手い人がいるのに、なんで私がコンマスなの?

「私より上手い人がいるのに、なんで私がコンマスなんだろう?」

コンマスになったとき、そんなふうに思ったことはありませんか?

周りを見れば、自分より演奏経験が長い人がいる。

音程がいつも安定している人もいる。

難しいフレーズをすぐに簡単そうに吹ける人もいる。

音楽の知識だって、自分より豊富な人がいるかもしれません。

そんな中で自分が「コンサートマスター」という役割を任されたら。

うれしいより先に、

「私でいいのかな」

「もっと適任の人がいるんじゃないかな」

と思ってしまう人もいると思います。

私も、コンマスという立場について考えるたびに、「一番上手い人がやるものなのかな?」と思ったことがあります。

でも、経験を重ねる中で、少しずつ考え方が変わってきました。

コンマス=一番上手い人ではない


もちろん、演奏技術は大切です。

コンサートマスターが音楽的に頼りないと、周りも不安になります。

でも、コンマスの役割は「団体で一番上手く演奏すること」だけではありません。

むしろ合奏の中では、

全体を見ている
周りの音を聴いている
必要なことをメンバーに伝える
メンバーの意見が違った時の間をとり持つ
合奏の空気をつくる

そんな役割も求められます。

“一人で素晴らしい演奏ができること”

”みんなで音楽をつくること”

この2つは、少し違う力なのかもしれません。

「私より上手い人がいる」と思ったとき


もし自分より上手い人がいたとしても、その人と張り合う必要はもちろんまったくありません。

「私のほうが上手くならなきゃ」

そんなふうに考え始めると、コンマスという役割がどんどん苦しくなってしまいます。

大切なのは、

自分が一番上手く演奏することではなく、
その合奏が少しでも良くなるために何ができるか


だから。

実際、自分より演奏が上手い人がいたら、その人の意見を聞けばいいよね!

得意なことが違う人がいたら、頼ればいい。

全部を自分一人で決める必要はない。

コンマスだからといって、「何でも知っている誰よりも上手い人」になる必要はないんですよね。

コンマスに必要なのは「全部できること」ではない


「自分には知識が足りない」

「もっと勉強しなきゃ」

と思うこともあると思います。

もちろん、勉強することは大切です。

でも、コンマスになった瞬間に、すべてを知っている必要はありません。

わからないことがあれば考える。

自分だけでは判断できなければ誰かに聞く。

それも、立派なコンマスの仕事だと思います。

むしろ、わからないのに「コンマスだから答えなきゃ」と無理に答えを出すほうが危険。

「自分が正解を持っている人」ではなく、「より良い答えをみんなで探せる人」

であればいいんじゃないかなぁ。

それでも不安になるときは


それでも、合奏中に自分より上手い人を見ると不安になることがあります。

「この人のほうがコンマスに向いているんじゃないかな」

「私が何か言っても説得力がないんじゃないかな」

そんなときは、少しだけ視点を変えてみてください。

あなたがコンマスになった理由は、「その団体で一番演奏が上手いから」だけではないかもしれません。

周りを見られること。

人の話を聞けること。

責任感があること。

合奏について考えていること。

そのバンドが好きなこと。

その人たちと一緒に音楽をつくりたいと思っていること。

演奏技術以外にも選ばれた理由はきっとあるはずです。

だから、「私より上手い人がいる」ということだけで、自分がコンマス失格だと考えなくてもいい。

コンマスは一人で合奏を引っ張る人ではない


コンマスになると、つい、

「私が引っ張らなきゃ」

と思ってしまいます。

でも、私は必ずしも一人で引っ張る必要はないと思っています。

演奏が得意な人。

音楽理論に詳しい人。

周りをまとめるのが得意な人。

それぞれの力を借りながら、合奏を少しずつ良くしていく。

コンマスは、その中心で「全部をやる人」ではなく、みんなが力を出しやすい状態をつくる人なのかもしれません。

そして私自身も、まだまだ勉強中です。

だからこそ、これからも実際の合奏で悩んだことや、考えたことを書いていきたいと思っています。

「コンマスになったけど、自分より上手い人がいて自信がない」

そんな人が、

「私だけじゃなかったんだ」

と少しでも思ってくれたらうれしいです。

合奏で「何から直せばいい?」と迷う人へ


コンマスとして合奏に向き合っていると、次に悩むのが、

「なんか合っていない。でも、何から直せばいいんだろう?」

という問題かもしれません。

音程?

リズム?

バランス?

それとも表現?

気になるところを片っ端から直していると、時間だけが過ぎてしまうこともあります。

私は合奏を、5つの順番で考えるようにしています。

「なんとなく合っていない」を、どうやって具体的な問題にしていくのか。

その考え方については、こちらの記事に詳しくまとめています。

【合奏の進め方を悩む人へ|どこから直す?「なんか合ってない」の直し方】

合奏で何を優先すればいいのかわからなくなったときのヒントになればうれしいです。

はじめてのコンマス仕事帳


この記事の他にも、コンマスとして実際に悩んだこと、迷ったことを記録しています。

「正解を教える」というよりも、

同じように悩んでいる人と、一緒に考えていける場所

にしていけたらと思っています。

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