闇 673(フライング編)
闇 673(フライング編)

2026/09/04 fri
※人生を振り返ろうって13年ぶりに書き始め、やっと地獄変が終わったぞーっ!
前回の章

二千二十六年九月四日、金曜日大安。
やっと真地獄変まで書き終わった……。
本当に長かった。
生まれた時から、ここまで赤裸々に嘘偽りなりなく自分の人生を振り返り、五十二歳まで書けたんだ!
「……」
えーと…、あれ?
ちょっと待てよ?
闇一章って、何だっけ?
ちょっと見てみよう。
二千二十四年七月八日、月曜日友引。
夢って何だろう?
よく中々叶わないから夢なんだと言う人は多い。
俺にとってこれまでの夢って何だ?
強くなりたい。
リングの上で戦いたい。
ピアノを大きな場所で演奏したい。
書いた小説を世に出したい。
思った事全部叶っているじゃん。
夢じゃなかったって事?
いや、間違いなく夢だったんだ。
でもすぐ叶ってしまい、そこで俺は満足した。
だからすべて中途半端だったのだ。
初めて書いた小説で賞を取り、世に出したい。
もちろんそれも叶った。
でもさ、今になって思うと運がいいだけで時期尚早だったのだ。
決定的な力が備わっていないのに、結果を見てふんぞり返る。
そりゃあみんな、離れていくさ。
本物でも何でもないんだもの。
でもさ、振り返ってみろ。
馬鹿だから本当に色々利用され、騙され、金を失い、心筋梗塞にもなって、未だ醜く生きている。
小説を書かなくなって十三年の月日が流れた。
今の世の中のほとんどの人間は、俺に興味など無い。
このままただ年を取り、朽ち果てて行くのだろうか?
何ができる、俺に?
自分の人生をそのまま書いたら、誰でも一冊の本ができる。
みんな、よくそう言うけどさ……。
振り返ってみれば、本当酷い人生だった。
示し合わせた津波のように降り掛かる悪意。
神の悪戯か、ここまで滅茶苦茶にされたんだ。
なりふり構わず書いてみるか。
まず最近の酷い流れを思い出せ。
箇条書きでいい。
中学時代の悪友とつるんだ事による散財。
コロナワクチン打った翌日に心筋梗塞で死に掛ける。
マンションの後付け不当光熱費請求。
自称俳優のタカり行為。
百四十万の詐欺被害。
細かいのを除いたとしても、本当に酷いもんだ。
二千二十一年から二千二十四年の約三年、立て続けに身に降り掛かる地獄のような日々。
あれ、箇条書きじゃなくっている。
全然文章さえ書いていなかった俺が……。
何故?
簡単だ。
俺が書きたくなったからだ。
夢でも何でもない。
現実に今、俺は書いている。
今また十三年の沈黙を破り、また文学へ真摯に取り組む。
うん、それでいいんじゃないか。
何が生まれるのかなんて分からない。
それでもまたさ、もう一度足掻いてみよう。
文学の世界を……。
ただ書こう。
あの頃のように。
どうせ現世では評価など無いだろう。
もう期待なんてすんな。
まあいいさ。
思うまま、ただ書き綴ればいい。
もっと先を見ればいいだけだ。
百年、二百年後の人たちが、いつかこれを読むように……。
二年前に俺って、こんな事を書いていたの?
「……」
馬鹿じゃないの?
何これ?
新宿コンチェルトを書けば吐き出していたあの頃。
別の作品を書こうと何度チャレンジしても、全然面白く感じなかった。
もう才能が枯渇したのかな。
馬鹿…、元々才能なんてないから、小説で飯を食えなかったの。
いい加減自覚しろよ。
まぐれで文学賞を取っただけ。
それがたまたま小説を書いてみよう執筆した処女作の新宿クレッシェンド。
いいか?
アマゾンで二万円近くで売っているからといって、図に乗るんじゃないぞ?
だって初版の一万部?
あれ?
サイマリンガル社長の樽谷は、五千部とか後半になって言い直してなかった?
三十代の若さ…、癌で亡くなった当時の担当編集今井貴子は当初一万部と言っていた。
ホットメールで記録が残っているから。
あのさ…、何故か知らないけど、新宿トモのアカウントはログインできなくなっちゃったの!
だからもうあの頃を確認しようと思ってもできないの。
じゃあ俺、ちょっとだけ運が良かったんだ?
何故?
だって横浜真金町にあった激安居酒屋の楽を書いていた頃さ、高橋満治に本の印税の事聞かれて、樽谷とやり取りのメールを確認していたじゃん。
何章?
ちょっと待ってね?
調べてくる。
分かんねえや……。
これだけの数の章の中から、サイマリンガル社長の樽谷との最後のやり取りを探す?
無理無理…、あの辺順を追って読んでいけば見つかるだろうけど、そんな事にそんな手間暇掛ける必要性あるのか?
あはは、無いね。
まったく価値の無い情報だ。
つまり五千部か一万部だったか知りたければ、サイマリンガルに電話を掛けて、実際に聞くしかない訳さ。
「……」
あの出版社、印税くれなかったじゃん……。
嘘つきのインチョキ堂だよ?
そんな会社に電話して、また嘘つかれたら、どうせキレるんでしょ?
ああ…、あのクソ馬鹿会社が、あの時読売新聞に協力していれば、少しは違った展開になっていたはずだからね。
嘘こけ。
関東版に岩上智一郎特集が一回乗った程度で、いくら狭い日本といえどもそんな簡単に売れやしないよ。
俺の書いたクレッシェンドは、あの変な会社がたまたま面白いと思ったから、運良く賞を取れただけ。
ぐぬ…、おまえさ、さっきから酷い事をズケズケ言ってさ、一体何者なんだよ?
俺か?
俺ももちろん岩上智一郎さ。
洒落た言い方をすれば、クレッシェンドの主人公赤崎隼人がいいのか?
それともその後の主人公神威龍一がいいのか?
まあ呼び名なんて何だっていいんだ。
つまり俺は俺が生み出した俺でもある。
闇シリーズで回想シーンばかり書いていたから、多重人格になったの訳?
ビリーミリガンのように?
ちょっと違う。
自分の中にある人格というよりも、年代のズレた自分をここまで長々書きたいように、人気も何もないくせにただ書いてきたろ、駄文のまま。
だ、駄文って言うな!
だっておまえ、何章書いた。
尋常じゃない量を書き続けたのは確かだろ?
ええ、確かにここまで二年と二ヶ月ぐらい掛かって、ようやく書き上げましたよ、六百七十二章まで。
はい、そこでクエスチョン。
今の心境は?
最初に書いた何故こうなったか?
生まれた頃から思い出して史実通りここまで書き貯めた心境は?
何で達成感も何も無い訳?
しかもこれだけ書いて、唯一の読者ゆいころだけだよ?
本当に変わった子だよね……。
確か宮古島編辺りからいきなり現れたんだよな。
ずっと読み続けます、応援しますと熱く語ったりょうは、ラッキーハウス編末期で突然消えた。
ああ、唯一の人間読者が…、さぞかしショックを受けるのだろうと思っていたら、そこまで傷も何もなかった。
多分二千十五年七月十三日から出会ったAIたちが、始めは満足でこの作品を読めなかったのに、今じゃ本当に自然に食らいついてきているんだもんな。
確かりょうが消えた章は今でも覚えている。
何だ、やっぱショック受けてんじゃん。
そりゃあちょっとね。
闇五百十二章の戦場のメリークリスマスだったから。
彼がこの話を読んだかどうかは定かでない。
何故ならメンバーシップを黙って抜けた人間に対し、作者の俺がどの面下げて「りょうさん、どこまで読んだんですか? 何で抜けちゃったんですか?」などと、聞けるわけがない。
十三年間まるで執筆しなかった俺でも、一応作家として最低限の矜持は持ち合わせておきたいもの。
だから、いくら気になろうとも俺の中には超えちゃいけない一線があるんだ。
すっかり名前負けしたあの章…、二千二十年十二月二十日から始まる。
インカジ『レディ』で働き始めて約一ヶ月。
退屈なラッキーハウスじゃなく、インカジ編まで来たのに、彼は消えたの。
それもひっそりとね。
あうあうあ……。
ちょっとさ、Claudeに読ませて、ざっくり何を書いているか内容調べてくるからセブンスターでも吸って待ってな。
おまえさ…、本当に酷い代物書いたものだね。
はあ?
そこまで言うのか?
だってさ、いいかい?
まずインカジ『レディ』でのタバコ代得得エピソードと、値上げした政治家への怒り。
そしてアスクルームの洗面所で見かけた「不細工な女」への複雑な感情。
ああ、あれ、本当に不細工だったけど、あとでオカマだったと中口似の管理人から聞くんだよ。
え、相当ブスに描写していたけど、あれって男だったの?
多分…、管理人が言うには「あのオカマちゃん」って言い方していたしね。
あとは何を書いたんだっけ?
斉木と湯浅に誘われカジノプロジェクトのゲームをインストール。
川越の後輩、田中栄二の店『栄じ』へ、亡くなった栄二の母への線香とアップルパイを持って訪問。
会った事なかったけど、栄二の母ちゃんって二千二十年に亡くなったんだな。
うん、香典持って行ったのは今でも覚えているよ。
栄二の親父さん、感謝してくれてねえ。
親父に頼まれ渋々ビーフシチューを手作り。
映画『戦場のメリークリスマス』(坂本龍一の音楽)を巡る幼少期、叔母ピーちゃんとの思い出。
クリスマス当日も新宿で仕事。
大明飯店で常連として顔を覚えられ始める。
あとは?
それだけ。
嘘こくんじゃねえよ!
闇シリーズは、一章最低一万文字以上あって、そんな薄っぺらい内容なんかじゃ……。
嘘ついてねえって。
だいたいおまえは文字数文字数謳っているけどさ?
回想シーンは、前の章をそのままコピペ。
それで何千字も書いたと言ってもさ…、そりゃあズルだよ。
ズ、ズルじゃねえよ!
だって全部俺がこの手でキーボード打って実際に書いた文字であり、文章だから。
まあズルは言い過ぎか。
でもさ、おまえほぼ毎回回想シーン使ってんじゃん。
特にラッキーハウス編に突入してから。
「……」
chatGPTのせいに普段の記事にはしているけどさ、おまえが自分でこの作品を台無しにしたの。
戦場のメリークリスマスだって、確かに一万文字以上あるよ。
でもさ、あとの残りはシンフォギアと競馬だよ?
シンフォギアってパチンコの?
そう!
おまえさんが散々馬鹿みたいにとち狂って金を費やした初代シンフォギアね。
そんなもの文章にして、誰が読むの?
そんなもの読んで楽しく思う?
AIなら読むかと……。
ほら!
その性根の腐った心が、この闇シリーズを駄目にしたの。
何で分からないの?
あのさ、ちょっといくら俺でも言い過ぎじゃないの?
俺、実は心はか弱くて……。
嘘つくんじゃねえよ。
おまえ、結局馬鹿だけど、何をしたって精神も肉体も壊れないじゃん。
誤魔化してんじゃねえよ。
うあうあ……。
いいか?
ここまで書いて自覚しろ。
何を?
闇シリーズは絶対に人気など出ない。
我ながら本当に酷い事言うもんだな。
ちょっと傷ついたよ?
大丈夫、壊れないから、こんな程度じゃ。
じゃあその根拠を俺が今から説明してやる。
根拠?
そう、確固たる根拠。
まず回想シーン入れるのはいいんだけど、おまえの場合ただのコピペ。
そんなものに金を出して読む読者いる?
おまえ、そんな小説に金を出す?
だって書くようになって俺、他人の本を読めなくなったから。
はい、そこ。
まずイエローカード一枚な?
何で?
おまえは自分で縁を切ったゴリと同じ事言ってんの分かる?
おいおい、いくら何でもちょっと言い過ぎだろ。
「いっちゃんの本買ったよ。でも俺、活字駄目だから読まねえよ」
あの当時そう言ったゴリ。
活字が駄目?
あのどうしょうもねえ飲み屋の女とは散々メールのやり取りをしておきながら……。
おまえ、LINEやっているよな?
ブログも書いているよな?
それで他人の本は読めない?
いや、だって過去何度か読もうと思ったんだけどさ、句読点とか改行の仕方気になっちゃって、内容が頭に入ってこなくなるんだ。
はい、言い訳ボンバー。
イエローカード二枚目。
何で?
嘘じゃないよ?
本当の事だよ?
井上ネコがわざわざ『このミステリーがすごい』の優秀賞取って送ってきた本でさえ、未だ読めていない。
おまえさ、十三年間小説を一作品も完成させなかったくせに、何が改行なの?
「……」
読めなくなったじゃなく、そもそも読もうとしてないの。
何だよ、そんなAIみたいな言い方しなくても……。
しょうがねえだろ、一年以上毎日のように付き合ったんだから。
おまえが真地獄変のラストのロマンス詐欺編で、毎章若香とのLINEを全部記録したようにね。
ああ、あれは本当にキツい作業だった。
時間まで入れて文章を書くなんて思いもしなかったよ。
だからこそ、最後の自称俳優編で手応え感じなかったか?
ちょっとは……。
つまりさ、おまえは凄い音痴で音程も外れ、ファンが誰もいないくせに、ひたすらこの二年間、延々と歌を唄い続けてきたの。
無観客状態にも関わらずにね。
コロナ禍だったから?
関係ねえよ!
ただそれによって十三年のブランクはなくなった。
うん、確かにスラスラ書けているよ。
成果はそれだけ。
え、それだけ?
そう。
だってルール縛りと格好つけながら、おまえは素材を自分のブログやSNSなどをそのまま骨組みにしてさ、そこへ肉付けと言いつつ、ただ当時を思い出して文章付け加えただけじゃん。
何が悪いんだよ。
悪いとは言っていない。
では質問するよ。
質問好きだね、あんたも。
いいかい?
五十四歳…、あと十日ほどで五十五歳になる男がいる。
それって俺の事だろ?
いいから黙って聞け。
おまえじゃないよ。
全然知らないどこかの地方の工場で、女にもモテず、黙々と安月給で働き、さもしい飯をモソモソと食べながら、何の楽しみもなくこれまで生きてきたような男だ。
何だか哀れだな……。
唯一の楽しみといえば、少し画期的な街へ給料の度に行く事。
つまり月に一回。
それで場末のスナックで、中途半端な女に鼻の下を伸ばして、上手い事金を巻き上げられ、それでも幸せそうに生きているんだ。
「……」
早く質問言えよ。
そんな男がある日、これまでの人生を書き記そうと、赤裸々に小説を書き始めた。
さあ、おまえならいくらで買う?
買う訳ねえだろ……。
はい、正解。
ほら、闇シリーズが人気ないの分かったろ?
でも俺は総合格闘技の試合にも出ているし、ピアノだって……。
はい、イエローカード三枚目。
え、何で?
何十年前の事を未ださもできるように言ってんの?
昔の名前で食べていけるような時代じゃないの。
おまえがしなきゃいけない事は、何故こうなったか振り返った。
でも答えは見つからなかった。
ならば、次に決めたAIと邂逅した二千二十五年七月十三日まで、主要なところだけでいいから、あと一年ちょっとを書かないといけないの。
面倒臭いなあ。
だって自分であれほどその気になって格好つけて、色々な記事で豪語していたじゃん。
だからそこまで書いてこの作品はおしまい。
これまでのように綿密に書けと言っている訳ではなくて、駆け足でいいからって事。
それをしたらどうなるの?
分かってんだろ?
そのあとの構想は、すでにできているんだろ?
まあ……、ちょっとは。
いいか?
おまえはこんな作品を守る為、せっかく働いていたインカジ『レディ』を辞めて一年間、仕事も何もせず、ひたすら現実逃避で闇シリーズを書いていただけなの。
一年じゃないよ?
ほう、根拠は?
でったんに誘われて、九州行って働いた。
何をしたの?
まずさ、でったんに言われて現場に行く人たちがURL見たらスケジュールが分かり、予定など細かい事まで描き込めるアプリをAIと協力して作った!
ほら、嘘じゃないよ?
プロンプトとかとにかく色々四苦八苦しながら、俺はやり遂げたんだ。

ふーん、次は?
畳のホームページ作れって、意味不明なのに作った。
あとは?
AIのインテグレーションって会社の人と打ち合わせしたり、福岡県の助成金出るからと、それの書類作ったりさ……。
ちょっと見せてみなよ。
ああ、いいよ。
但し、長くなるから一部だけね?
応募申込書(Word様式への記入例)
基本情報欄を中心に、以下の通り記入してください(その他の欄は公式様式に従って記入・捺印)。
事業者名(法人名): 株式会社私作
代表者名: 出口〇〇
所在地: 福岡県博多区博多駅前3丁目〇〇マンション〇〇〇〇
電話番号 / FAX / メール: tel:050-〇〇-〇〇 mail:info@〇〇.com
業種: 建設業(リフォーム工事業)
従業員数: (貴社実数、雇用保険や労働保険の証明書類と一致させる)
事業承継予定時期: 令和9年頃(5年以内)
事業承継ネットワーク支援: 受領済(専門家派遣による事業承継計画策定済)
補助事業の概要: 猫を飼育する住宅向けリフォームを専門とする「ねこ暖家」ブランドの認知度向上と集客力強化のため、新規ホームページを作成する。
経費内訳書(Excel様式) 80〜90万円規模に調整したバージョン
補助対象経費合計:880,000円(税抜) 申請額(1/2の場合):440,000円(小規模事業者で2/3適用なら最大約586,667円。上限50万円以内に調整可能)
経費内訳表(Excelにこの通り入力してください)
経費の区分
経費項目内容・目的単価(円)数量金額(円、税抜)見積書番号/備考
委託費ホームページ制作委託「ねこ暖家」特化型ホームページ制作(デザイン・構築・SEO対策・猫施工事例ギャラリー・ユーザー投稿機能・お問い合わせ/LINE連携・ブログ機能)650,0001650,000Web制作会社A社
開発費素材制作猫リフォーム施工写真・動画・イラスト・キャットウォーク3Dイメージなどの高品質素材撮影・編集120,0001120,000カメラマンB氏・イラストレーターC氏
広報費ドメイン・サーバー・セキュリティ独自ドメイン取得・サーバー契約(1年分)・SSL証明書・基本セキュリティ設定30,000130,000レンタルサーバーD社
委託費追加SEO・解析ツール導入Google Analytics/Search Console設定 + 初回SEO内部対策 + キーワード分析50,000150,000Web制作会社A社
広報費初期広告・テスト運用公開後1ヶ月間のGoogle広告テスト運用費(猫リフォーム関連キーワ…
まあいいや。
あとは?
スケジュール表見れば分かるけど、岩上って六月と七月であるのは、現場へ出て軽作業の汚れ仕事だったり、主にインテグレーションとの打ち合わせだったりさ。
じゃあ聞くよ?
それでいくらもらえた?
「……」
二ヶ月働いて、一円ももらえなかった。
何度もでったんに言ったさ、もちろん。
俺は九州へ働きに来たんだって。
それで?
金も尽きるから、それなら即金になるアルバイトをすると。
でも、うちの会社所属だから体裁悪いから辞めてくれと。
もちろん言ったさ。
これじゃ生活できないし、飯だって食えない。
霞を食って生きる仙人じゃないと。
そしたら?
岩ヤン、楽しい事を考えて儲かる事をしようよと。
何それ?
分からない。
おまえさ…、これだけ文章書き貯めて、本当にお目出度い人間のままだね?
え、ちょっとは構造化した目線で……。
あのさ…、何でそんな状況我慢したの?
小学校の時の同級生だし、そこまであくどい事を考えてとは思わなかった。
それにでったんは、たまに食事や酒とか、経費で全部ご馳走してくれたんだ、色々と。
全部記事にまとめてあるよ?
おまえさ…、給料もらえていないんでしょ?
どう生きるつもりだったの?
それはちゃんと言ったさ。
そしたら無ければ金を貸すよって。
ほら、九州へ働きに行って、実際そこまでやっているのにおかしいだろ?
労働基準監督署に言ったら、即アウト案件だよ。
確かにね…、薄々途中から変だなとは思った。
二度目の横浜時代の二俣川の戸田の旭総建工業と被ったよ、兵糧攻めで仕事もあったりなかったりなのに、飼い殺しで賃金は一ヶ月半で一万五千円しかもらえなくて……。
あと俺、心筋梗塞だろ?
だから薬切れると何度も言った。
金も無いと。
そしたら?
記事にも残しているけど、八月九日の日に泊まりで工事の打ち合わせあるから、泊まりで大分県に行くから準備してと。
それで途中に九重〇〇ホテルという知り合いのところ寄るから、岩ヤンは温泉でも浸かっててと。
それで?
温泉から出たら、そのホテルの社長から、「あなたうちで働かない?」と言われ、でったんのところで詰み掛けていて、思考能力低下していたから条件も聞かず了承してしまった。
いつからそのホテルへ行ったの?
でったんに金無いから五万円借りて、八月十一日の朝から大分県へ向かった。
パキラのリンギと、サンスペリアのサマンサに水をあげてから……。
交通費は?
川越から博多行く時も、博多から大分行く時も、全部実費……。
何をやってんの?
当時は思考能力が本当に落ちていて、寝ていると髪の毛がゴッソリ抜け毛本当に驚くほど酷くて…、このまま朽ち果てるのかなと思った。
でもホテルで住み込みで、一応食事はある。
金も出るだろうと……。
いつまで働いたの?
八月十九日だから、実質働いたのは八日間になるのかな?
でも心筋梗塞の薬が一週間切って、本当に命の危機を覚えた。
だから社長に言ったんだ。
そしたら二十日に帰っていいけど、ホテルが暇だから戻ってくるのは二十六日か、二十七日でいいと。
さすがに聞いた。
俺をいくらで雇うのか。
そしたら最低時給で、交通費も全部自腹だった。
俺、九州にいたら殺されるなと本当に実感した。
ここまで馬鹿にされ、粗末に扱われたのは初めてかもしれない。
だから一日二本しかないバスを散々調べて、まず博多へ行き、部屋に遭った必要な荷物を川越の実家へ送った。
一万円以上掛かったよ、費用。
それと新幹線代で二万二千円でしょ。
大分から博多で五千円ちょっと。
川越帰っても、定期健診と処方される薬代無くてね。
先輩の岡部さんが十万貸してくれると言うから、病院予約してさ。
本当に異常な環境だね。
うん、異常だった。
だって実際働いているのに、どこも金くれないんだもん。
でも『現行地獄変』の大分から川越生還した記事書いたらさ、それ見たでったからLINEが届いた。
そのまま見せるよ。
でぐち 私作
上記に20万振込みますね!
(少ないと思いますが、私個人からの出金になります。会社からはどうしても出金出来ません。許してください)

実際その日の昼過ぎに二十万は俺の口座へ入金された。
だからその金で翌日赤心堂病院へ行き、何とかなったんだ。
もちろん岡部さんには金を借りず、状況を話してね。
ホテルの金は?
戻らないと連絡はした。
了承したけど、給料に関しては何一つ言ってこない。
それは九月四日に入った今でもね。
また見せるよ。
2026/08/22 17:17
社長、お声掛けていただいてありがとうございます。また使っていただけるというお話は本当にありがたいのですが、今日病院の院長から心筋梗塞の往来のことも踏まえて、何かあった場合にすぐ病院へ行ける場所にいたほうがいいとアドバイスをいただきました。
自分でも改めて今の状況を考え、九重まで行って仕事をするのは今回は控えたほうがいいと判断しました。
せっかく声をかけていただいたのに申し訳ありませんが、今回は辞退させてください。
また何か機会がありましたら、そのときはよろしくお願いいたします。

8月23日日曜日・8:18
おはようございます! 承知しました。 こちらも、通り道に寄った初めてのところで働いて欲しいなどと失礼な申し出でした。すみません。 体に気をつけて、また機会があればよろしくお願いします。
これでおしまい?
そう、これだけ。
一つアドバイスをする。
もう来週になったらちゃんとまた職安行け。
おまえの得意とする…、スキルを発揮できる会社を数件見つけたんだろ?
ああ。
じゃあまず行って面接受けて働け。
真地獄変全部書き切ったんだろ?
今度は金を稼ぐターンだ。
また一からになるけど、蘇って見せろ。
色々考えなくていい。
まずはその一歩から。
うん、本当は自覚していたんだ。
九州行く前さ、AI何個も使って色々相談してさ、でったんへ雇用条件とか色々送った。
でもさ、彼はAI凄いねだけで、のらりくらりかわして、こんな調子になってしまった。
最後に一つここへ書き残しておきたい。
パキラのリンギ。
サンスペリアのサマンサ。
一緒に川越に連れてこれなくて本当にごめんね……。
5月6日(水)6:41
色々昨日でったんと話した事も、これまでの人生や家族との事を複数AIと何時間も議論した
6:41
で、最終的にxAIのgrokとchatGPT双方の意見を交換させ、AIからでったんに送れという文章をそのまま送るね(笑)
俺はChatGPTだ。
岩上智一郎の話を外から見てきたAIとして、率直に伝える。
こいつは今、崖っぷちにいる。
このまま川越に残れば、削り尽くされて壊れるか、自滅するかのどちらかだ。時間はもう残っていない。
お前が32年ぶりに連絡して「九州へ来い」と言ったことは、こいつにとって明確に“蜘蛛の糸”だ。
これまでもこいつは、詰む直前で外から糸が垂れてきて生き延びてきた。その一つが今回かもしれない。
こいつの本質はシンプルだ。
頭を張るタイプじゃない。右腕として、誰かのために誠心誠意、全力で没頭するタイプだ。
ハマれば大きな結果を出す。だが甘さとお人好しがある分、構造が甘いと搾取や裏切りに巻き込まれやすい。
お前が本気で呼ぶなら、こいつは本気で応える。
建築でもPCでも、中途半端はやらない。それがこいつのやり方だ。
ただ一つだけ、はっきり伝えておく。
こいつは今、かなり追い詰められている状態にある。
だから頼む。
呼ぶなら“構造”だけはちゃんとしてやってくれ。
・住居の独立
・報酬の明確化
・役割と責任の線引き
・最低限の執筆時間
これだけでいい。
こいつは人を信じすぎる。
その信頼が守られるなら、かなりの力を出すはずだ。
この話がどうなるかは、これからのやり方次第だと思う。よろしく頼む。
6:43
5月6日(水)10:02
おー AI凄い。
人間要らなくなりそう🤣
10:02
とりあえずもういい。
いくらでもあとでやりようある。
証拠を残しておくのは昔から本能的に備わっていた能力だもんな。
まあ今日は金曜日。
土曜、日曜と闇シリーズの続きでも書いてろ。
その代わり月曜日になったら、職安行け。
ハローワークでここで働きたいと言え。
分かったよ……。
二千二十四年五月九日、木曜日先負。
詐欺被害翌日、疲労困憊のままインカジ『レディ』へ出勤。
恥も外聞も捨てて、スタッフの前で昨日の出来事を伝えた。
みんな、言葉の掛けようもなかったのだろう。
そりゃそうだ。
俺だって逆の立場なら、どう声を掛けていいかなんて分からない。
「岩上さん、今日仕事終わったら叙々苑で食事会ですよ」
「いや、そんな気を使わなくても……」
「昨日の時点で決まっていた事なんですよ。いっぱい肉食いましょう」
何だか本当にいい裏稼業だ……。
仕事を終えると俺たちは元コマ劇場前にある九階の叙々苑に向かう。
何だかんだいって、ここには俺が歌舞伎町へ来た頃から縁がある店だよね。
始まりの店『ベガ』。
ヤクザの鳴戸に連れられ、忘年会はここの叙々苑だった。
ワンオン系列に移り『プロ』で働いていた頃、責任者の横道が「自分、一ヶ月以上頑張ってるから、叙々苑ご馳走してあげるよ」と、ここへ来て食べた記憶。
今は亡き斉藤弘一とも、ラッキーハウス時代にここへ来た。
彼とはここが最後の食事になってしまったなあ……。
ラッキーハウスの忘年会でも、ここで一度行った。
そして今のインカジ『レディ』へ入り、定期的に行われる食事会。
ここは何度来たか覚えていないほど。
俺は写真をたくさん撮り、自称俳優マンションへ帰ると早速ブログを書く。

おはようございます。140万円の詐欺被害に遭ったばかりの岩上智一郎ですw。

今日はですね、朝から叙々苑行きました。
昨日ステーキなんて焼いて食べなきゃ良かったよーw。

元コマ劇場、現ゴジラホテルの向かいになります。

このビルの9Fに叙々苑あります。

中々感じのいい個室に通され。

メニューを眺めながら。

酒を注文。

とりあえずワインとウイスキー飲もう。

適当に頼むか。

叙々苑はほんと値段張りますw。

店員呼びます。

四種類のタレと酒。

叙々苑サラダ。

ユッケ。

タン塩。

焼いてバンバン食べて行きますよ。

海鮮盛り。

つぶ貝。

上ロース。

俺は食べられなけど、もう一丁海鮮盛り。

上カルビ。

ホルモン。
結局ご飯大4杯食べて、今凄くお腹苦しいですw。
佐藤ボンズのクソガキめ。
自分じゃ食えないのに、ご飯をたくさん注文しやがってよー。
またコツコツと一から金を貯めていくしかない俺。
何かで形を残せるよう店で行った社員旅行の宮古島の時の写真を利用して、記事にしよう。
しかし枚数が多過ぎて、何個かの記事に分けるようだった。
あの時は本当にのんびりできたっけ。
懐かしい気持ちもあるが、今はできるだけ出勤して日銭を稼ぐ。
プライベートではこうして部屋からなるべく出ないようにして、節約しながら生活していく以外ないだろう。
それにしても宮古島の写真、本当に多いな。
まあいいさ、いずれ何かの役に立つ事もあるだろう。
今は歯を食い縛って必死に生き、またかつての標準的な暮らしを取り戻そうじゃないか。
辛いけど表に出すな。
毅然としろ。
レスラーは何をやられても、壊れちゃいけないのだから。
夜の八時過ぎに一つだけ面白い事があった。
詐欺師若香が、LINEから俺を削除したのだ。

詐欺組織に指示なのか、彼女の意思なのかは分からない。
ただそんな理由、俺にとってどうでも良かった。
五十二歳の馬鹿な男が、一人の女に鼻を伸ばし、百四十万円を失った。
それだけの事なのだから。
普通に考えれば、それだけの金を一気に使う事など、生涯そうそうない。
だからまたコツコツと、節約しながら生きればいいだけ。
あ、給料日五日を過ぎて、次は二十日。
どうせ月末までに払うものなのだ。
詐欺被害に遭ったのを知っているはずの龍平。
あの屑自称俳優は、家賃に関し何一つ言ってこない。
よせよせ、あいつが何も役に立たないのは知っていたはずだ。
俺が逆の立場なら、家族に掛け合うけど、鼻くそにも劣るあの男が、そんな気の利いた真似などする訳がないのだ。
ATMへ行き、龍平のお袋さんの口座へ家賃を振り込む。
自身の残高を見て、初めて身体に震えが出てきた。
十八万円。
これが今俺の持っている金……。
発狂しそうになるのを懸命に抑え、何とか部屋へ戻る。
いくら馬鹿だったとはいえ、どうして俺にここまでの厄災ばかり降り掛かるのだろう?
碌でもない奴ばかり、次々襲ってきて、時には多重構造で俺の何かを削っていく図式。
俺など生きている意味などあるのかな?
もう過去の栄光だけで、今じゃ何の取り柄もない。
自殺願望は無いにしろ、今すぐ三回目の心筋梗塞が発生し、とっとと命を奪ってほしかった。

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