15歳年上のバーテンダーとの恋の話 崩れゆくイメージ編 #4|恋愛小説|ノンフィクション小説
付き合い始めてから、イメージが変わることって……あるよね。
前の話はこちら。
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この物語はノンフィクションですが、
登場人物や店の名前は、すべて仮名です。
《登場人物》
🐈…じまにゃん
🤵🏻…笹方さん(ブリージーのバーテンダー)
🐵…オサムさん(クロスポの店長)
🦩…ウララさん(婚約者のいる美女)
ブリージー…笹方さんの働くスタンディングバー
クロスポ…じまにゃんがバイトしているオサムさんのバー
《前回のあらすじ》
笹方さんと、付き合うことになったよー!今から笹方さんの家に行くところ!
笹方さんの家は、
2階建ての木造アパートの、1階だった。
🤵🏻♂️「ここだよ」
🐈「おお……!」
笹方さんが扉を開けると、
すぐ目の前に青いロードバイクが置いてあった。

🐈「自転車も乗るんですか?」
🤵🏻♂️「たまにね」
🐈「おじゃましま~す……」
玄関からキッチンと洗面所を抜けて、
ドキドキしながら部屋に入ると……
笹方さんの部屋は汚かった(笑)
向かって右手に、シングルベッド。
左手にはゲームガチ勢が使うような
ネオンカラーの間接照明が光るラックに
大きなモニターが置いてあった。
部屋中に洋服や荷物がごった返していて、
シャッターは締め切っているから
暗い部屋の中でネオンの光だけが輝いている。
🤵🏻♂️「汚くてごめんね。ベッドに座っちゃって大丈夫だから」
🐈「はい……」
私はベッドに腰掛ける。
ふたりとも既にだいぶ酔っぱらっている。
今すぐに寝たい気持ちと
まだ起きていたい気持ちが
戦っていた。
笹方さんも、同じ気持ちだったようだ。

気が付いたら、
ふたりともベッドに横になっていた。
そしてまどろみながら
おしゃべりをした。
🤵🏻♂️「じまにゃんちゃんさ、川崎に就職するんでしょ?実家から通うの大変じゃない?」
🐈「そうなんですよね。2時間半くらいかかるので、さすがに家探そうと思ってます。クロスポのバイトもあるし、笹方さんもいるから、この辺に住みたいんですけど……この辺、高いんですよね」
私は大学を卒業し、
4月から新社会人になるのだ。
色々あって、大学の教授が紹介してくれた、
建築の設計事務所に就職することが決まっていた。
その設計事務所のある場所が、川崎だったのだ。
実家からは、2時間半。
クロスポやブリージーがあるこの駅からは
1時間くらいかな。
🤵🏻♂️「じゃあ家見つかるまでうちにいなよ。生活真逆になっちゃうから、一緒に住まないと会える時間もなくなっちゃうし。ね?」
🐈「ええー!いいんですか……?」
🤵🏻♂️「もちろんだよ」
そうしてふたりは、
いつの間にか眠りについていた。
幸せな夢を見たような気がする。
昼過ぎに目覚ましの音で起きて、
その日はそのまま一回家に帰ることにした。
今度少しずつ荷物を持ってくる約束をしたら、
家を出る時に合鍵をくれた。
ホント急展開。
こんなに幸せなことって、ある???
それから私はちょいちょい笹方さんの家に
荷物を置きに行った。
ただ、荷物を置くにも、
笹方さんの部屋は汚すぎる(笑)
私は彼がバーで仕事をしている間、
家に行き、掃除を始めた。
もちろん、本人の許可は取っている。
100均で収納ラックをいくつか買ってきて、
その中に洋服や荷物を綺麗に整理し、
ネオンに輝くラックの中に収納した。
片付けていると、
えっちなものは出てこなかったが、
元カノの手紙らしきものは出てきた。

その手紙の名前の元カノは、
この辺のとあるスナックで働いていた人で
5年くらい付き合っていた人だ、
と誰かから聞いたことがあった。
まぁ、昔の話だから。
私は見なかったフリをして、
そのまま収納箱にしまった。
そして、自分の洋服を入れた収納箱を
その隣に置いた。
付き合い始めてからも、
変わらずブリージーには通っていた。
特に大っぴらに付き合い出しました宣言
をしたりはしなかったが、
親しい人達には笹方さんも自ら報告していた。
ブリージーや笹方さんを紹介してくれた、
バシさんも、そのひとりだった。
👨「あ!じまにゃんちゃんー!久しぶり!最近会わなかったけど、元気だったみたいね!?ササちゃんから聞いたよ~~~!?色々と♡」
🐈「バシさん!お久しぶりです。バシさんも元気そうですね」
👨「で、実際どんなかんじなの?詳しく聞かせてよ!」
🤵🏻♂️「え、それ本人目の前にして話すの?」
みんなで笑った。
それからしばらくして、
また店の扉が開いたと思ったら、
知ってる顔だった。
🐈「ウララさん!」
🦩「あれ!じまにゃんちゃんじゃん♡元気?」
ウララさんは、今日も美人だった。
私の隣に立って、荷物を足元のラックにかけた。
🦩「一緒に飲もうよ!バシさんも♪何の話してたの?」
👨「今ね、じまにゃんちゃんが社会人になっちゃう前に、ササちゃんとどっかふたりで旅行にでも行ったら?って話してたんだ」
🦩「ササちゃんとじまにゃんちゃんがふたりで?なんで?」
🐈「あ、実は先日から笹方さんとお付き合いさせて頂くことになりまして……」
笹方さんはウララさんには
言ってなかったんだな、と思い、
私は補足説明のように話した。
ウララさんの顔を見ると、
一瞬、ほんの一瞬だったが、
表情が曇ったように感じた。
🦩「あー……えー!そうだったの!?いつから?」
🐈「2週間前くらいですかね」
🦩「そうなのー!?ちょっと、ササちゃん!言ってよー!」
🤵🏻♂️「や、なんかそんな話にもならなかったし、わざわざするのも変じゃん」
🦩「変じゃないでしょー!」
それからは、楽しくみんなで飲んだ。
その日も楽しかった。

ただ、私は笹方さんと付き合い始めてから、
少しだけ違和感を感じていた。
というのも、
プライベートの笹方さんは、
なんだかちょっと……
怖いかんじがしたのだ。
みんなとお酒を飲んでいる時は、
もちろんいつもの楽しくよくしゃべる
笹方さんなのだが、
プライベートでお酒が入っていないと、
だいぶ無口。笑顔もほぼ無し。
怒ってるのか……!?
と思って、聞いてみたこともあるんだけど、
そうゆうわけでもないらしい。
受け答えも素っ気なく、完全に別人である。
そんな話をオサムさんにすると、
🐵「僕も家じゃほとんどしゃべらないよ。普段いっぱい話してるから、家だと素になるのかも(笑)」
そんなことを言っていた。
だから、まぁ、そんなものなのか……
と、自分を納得させた。
いつもブリージーで話す
優しい笹方さんが好きなのにな、
と思いながら。
それでも、今、
素の彼を知ってるのは私だけなんだから
それはそれで嬉しいことだし、
理解しなければ、とも思った。
3月になった。
新社会人になるまで、あと1か月。
社会人になったら
笹方さんと一緒に過ごす時間も
減っちゃうだろうから、
今のうちにいっぱい一緒にいたいな。
そう思ってよく笹方さんの仕事終わりを待ち、
一緒に飲みに行った。
ところで。
私は学生の分際で
かなり頻繁に飲みに行っている印象があるが、
一体どこからお金が湧いてくるのだと思う?
もちろん、お金は湧いてこない。
アルバイトをめっちゃ掛け持ちしていたのだ!
バイト先のひとつに、設計事務所があった。
(就職先とは別の場所だよ)
主に模型をつくるアルバイトである。
3月のある日。
私は高田馬場にある地下の事務所で、
いつもどおり模型を作っていた。
その時。
大きな揺れが襲った。

「15歳年上のバーテンダーとの恋の話 膨らむ不安と新社会人編 #5 」へとつづく!
ご覧頂きありがとうございましたー!🤗
最初この話を書き始めた時は、
「5話くらいで終わるだろ」
と思っていたのですが、
全然終わる気配がありませんね(笑)
連載物っていつ終わるかわからない
という書いている人の気持ちが、
初めてわかりました。
またひとつ、私は人に優しくなれた
のかもしれません。
実は私、明後日の12日(土)で
noteを始めて1周年になるので、
ちょっとした企画を考えています^^
また12日に記事を書くので、
楽しみに待っててね。
ではでは!今日はこの辺で!
最後まで読んでくれて、本当にありがとう♡
スキやコメント嬉しいです^^
まったね~~~👋🏻
👀先週の「秘密基地」をのぞいてみる
ついに、はじまりました!!!
カネカネしてたら、思いもよらない出来事がー!!!
第一話公開中👇🏻

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