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56歳の壁 - 転職編

先日、「スカウト」について書きました。

スカウトメールの送信元は、大きく、

  1. 人材エージェントから送られてくるもの

  2. 求人企業から直接送られてくるもの

の2つに大別されると思いますが、私の場合、4年前の52歳で人生初の転職活動として人材会社に自身の情報を登録して以来この数年間、幸運なことに、スカウトメールは、「1〜2日に1件」くらいのペースで継続的に送られてきていました。

もちろん、そのほとんどは、上記「1」の「人材エージェントから送られてくるもの」でしたし、その多くはいわゆる”名ばかりスカウト”的なものだったような気もしますが、、それでも、何もスカウトが来ないよりは、全然ありがたいことです。

それもあって、これまでの4回の転職のうちの3回は「スカウト案件」での転職でした。


そんな「スカウトメール」ですが、前述のとおり、1〜2日に1件のペースで来ていたのが、昨年を境に、分かりやすいくらい、急にパタっと来なくなってしまいました。。。

真の原因は分かりませんが、けど、自分としては、「おそらくこれが原因で間違いないだろう」と思えることが一つあります。

それは、自分が昨年、「56歳」になった、ということです。

昨日まで届いていたスカウトメールが、パタっと止まった日

私が約30年勤めた大手企業は、管理職の役職定年が「55歳」でした。

おそらく大企業であれば同じように、55歳を役職定年の年齢に設定している企業が少なからずあるのではないでしょうか。

採用する側の立場に立てば、「スカウトメール」を送る際、特に求人ポジションが「管理職」の場合、年齢設定箇所の”閾値(しきいち)”として「55歳以下」に設定するケースが多いのではないかと思われます。

確かに、通常の定年が60歳、再雇用が65歳、ということを踏まえれば、採用する側としても、「まだ”一(ひと)仕事”してもらえる年齢の上限」として、55歳というところを上限とするのは、不思議ではありません。

私自身、長年、自身の業務としても「採用」に携わってきたこともあり、採用する側の論理も、頭では十分理解しているつもりです。

でも、いざ、自分がその「56歳の壁」というものに実際に直面すると、やはりその感覚は複雑なものがあります。

「60歳」と設定する人事屋の私が、自分は「55歳」で弾かれる皮肉

実を言うと、私自身も現在、中小企業の「人事屋」として採用に関わっていますが、現場の実感として、特に「管理職」を募集する際の検索フィルターを「55歳以下」に絞ることはまずありません

そこまで絞ると、今の時代、我々のような知名度が低く、とりたてて「給与額」でも勝負できない中小企業では、応募者が極端に減ってしまうからです。

よって、私が設定するのは、ほぼいつも「60歳以下」。

つまり、この「56歳の壁」の正体は、労働市場全体というよりは、「大手・人気企業・あるいは効率を重視する人材エージェント側の論理」が強く働いている結果なのだと思います。

自分の手で「60歳」と設定しながら、自分自身は「55歳」のフィルターで弾かれる。

この皮肉なねじれ現象を当事者として体験し、あらためて「50代後半の市場価値をどう定義し直すべきか」を考えさせられています。


昨日まで普通にバンバン届いていたスカウトメールが、突然来なくなる。

これが年齢の節目、というものなのでしょう。

1歳の違いなのに、まるで目に見えない扉が静かに閉まったような、そんな感覚です。

PCやスマホのOSに例えるなら、、、自分のスペック(経験)はまだまだ通用するはずなのに、システム側が「サポート終了」を勝手に告げてくる。
この理不尽さ、ガジェット好きなら分かっていただけるでしょうか(笑)


私の場合、56歳という自分の年齢を踏まえると、”会社人”として、現在の自分の置かれた立場については、恐らく世の中全体で見れば、どちらかというと恵まれた状況にあると思っていますが、「65歳」というところを、退職のターゲットに置くとすれば、まだあと9年近く残っています。

そう考えると、まだあと1回くらいは転職する可能性は十分あると考えているのですが、この「56歳の壁」を超えてしまった今、よほどピカピカの経歴且つ抜群のトーク力を持った人(笑)でもない限り、もしくは、よほど希望条件を下げたりしない限り、「転職」というハードルは極めて高くなってしまったと思います。

システムに無視されるなら、こちらから外へ飛び出す

一つ言えるのは、今後また転職活動をするような場面があるとしたら、これまでのような「スカウト待ち」に頼ることはできない、ということです。

つまり、「待ちの転職」から「攻めの転職」へと、活動スタイルをシフトする必要があると感じています。

転職活動において、「56歳の壁」は確かに存在すると思いますが、でも、「越え方」が変わっただけ、とも言えるでしょう。

そう自分に言い聞かせながら、来るべき時に備え、次の一手を模索中です。

その一手の一つが、実はこの「noteを始めたこと」だったりします。

システムに無視されるなら、こちらからシステムの外に飛び出す。

56歳反面教師おじさんの悪あがき、ということで(笑)


とはいえ、まぁ兎にも角にも、まずは自身の目先の仕事でしっかりと成果を出し続ける、ということが一番大事ですよね。

仕事、頑張ります(笑)



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