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【進学校の横比較】女子55編(大妻・学習院女・カリタス・共立・恵泉・品女・湘南白百合・田園調布・女学館・東洋英和・富士見・普連土・山脇・横共・横雙・立教女)

同偏差値帯の進学校を集めて横比較してみようという企画です。今回は女子三番手、四谷大塚/日能研偏差値50から60くらいまでの女子校編とします。

これまでの回は、比較対象になりそうな大学合格実績と偏差値で区切りを作っていました。女子校は国公立大の合格者が少ないのもあってうまいこと区分けができず、手が進まずにいたのですが、割り切って偏差値と合格実績のデータだけに絞ることで出すことにしました。比較対象は日能研偏差値50以上の女子校ということで16校を列挙するかたちで取り上げます。

以下の18校が対象です(偏差値基準は全入試回の平均偏差値が50以上)。

東洋英和女学院/学習院女子/立教女学院/山脇学園/大妻/湘南白百合学園/恵泉女学園/田園調布学園/品川女子学院/横浜雙葉/横浜共立学園/普連土学園/富士見/東京女学館/共立女子/カリタス女子

学習院女子・立教女学院については大学附属校ですが、外部進学者も一定数いるので比較のためこちらに含めることにしました。

【更新情報】
・2026.9.6 2026年版データに更新
・2025.6.15 2025年版データに更新
・2024.12.1 初版投稿


1. 偏差値の比較

各塾の偏差値推移を比較します。年度ごとだと重なりが出て見づらいので、それぞれ前後3年の平均を出してそれをグラフ化します。

【データ出典】
サピックス:入試結果80%判定偏差値表
(2024年までは翌年度の第1回志望校判定サピックスオープン偏差値)
日能研:各入試年度の日能研 中学入試結果R4一覧

2月1日(午前)入試偏差値

2026年がサンデーショックだったので、上位3校(東洋英和・立教女学院・学習院女子)はその影響が大きいと考えられます。来年元に戻ったときにどうなるかですね。

それ以外だと、とにかく山脇学園の伸びが凄く、どちらの偏差値表でも急伸しているのが目立ちます。サピックスだと大妻と共立女子がその煽りを受けているように見えますが、日能研ではそうでもないという違いが見えます。

あと気になるのは横浜の2校、横浜共立・横浜雙葉の急降下ですが、日能研で見ると下げ止まったように見えます。ここもサピックスと動きが異なっているので、この先どうなるのかは注目ですね。地域は違いますが同じく神奈川のカリタス女子も回復してきているようです。

2月2日・3日(午前)入試偏差値

2日・3日の午前入試に絞ってグラフ化します。

ここでも横浜共立の下げっぷりが非常に目立ちますが、それ以外にも横浜双葉・カリタス・湘南白百合など、神奈川の女子校が総じて下げているのが傾向のようです。

午後入試の偏差値

2月1日・2日の午後入試です。

午後入試は上下動が激しいですね。直近で上昇が急なのは山脇学園恵泉女学園の2校でしょう。それ以外は日能研偏差値で見ているとあまり動きがなさそうですが、サピックスだと下落しているところが多いです。この辺り、実際の難易度とはどっちが合っているのか気になります。

それぞれの見方で確認し考察に使ってもらえればと思います。

2. 大学合格実績の比較

続いて大学合格実績の比較です。

女子校は浪人割合が低く、現役のみのデータと分けて出してもあまり変わらないので、ここでは浪人+現役の全合格者のみを集計することにしました。

【データ出典】
・合格者数データは各学校Webサイト、卒業生数は日能研入試情報より

【集計・表記のルール】
医学部などの重複カウントを避けるため以下のルールで集計しています
・一科:一橋大+東京科学大(2024年までは東工大分のみ)
・医学部:東大理Ⅲ、京大・東科大医学部は含まない
・旧帝大:東大・京大・医学部は含まない
・他国公立:医学部は含まない
・私立医:私立大医学部医学科・早慶:慶應医学部は含まない
・上理:上智大+東京理科大
・MARCH:明治大+青山学院大+立教大+中央大+法政大
並び順は四谷大塚80偏差値順

各グラフに共通した注釈は以下の通りです。
*山脇学園・大妻・横浜共立・品川女子・普連土・三輪田・カリタスの医学部データは進学情報誌さぴあより
*田園調布は現役進学者数のみ(数名程度の誤差の可能性あり)

国公立大学実績(2026〜2024年)

男子校や女子二番手校と比べるとだいぶグラフが小さくなってしまうので、正直比較するのも微妙な感じですが、それでも何校か色のついているところはあります。

目立っているのは横浜雙葉・横浜共立の神奈川2校で、偏差値表で急降下しているのでこの先の心配はありますが、現在の実績は決して悪くないです。

私立大学実績(2026〜2024年)

私立大学は重複合格が多いので、100分率ではなく割合を積み上げてグラフ化しています。

医学部+早慶の赤ラインで見ると、東洋英和・横浜雙葉・横浜共立の順で高いのがわかります。学習院女子・立教女学院は、半分以上が内部進学ですが、その上で早慶への合格者もそれなりに出ている感じです。

ただ、女子校のこのあたりになると指定校推薦枠も無視できない存在になってくるので、一概にどっちがどうという比較もしづらい気がします。比較する際にはそういう面も踏まえながらひとつの情報として利用していただければと思います。

海外大学実績(2026〜2022年)

最後に海外大学への合格者数です。名門大学(THE世界大学ランキング100位以内などの基準、具体的にはこちら)と、全海外大学の合格者数をグラフ化しています。

*田園調布は合格者数ではなく進学者数のみ
*横浜共立・品川女子・共立女子・三輪田のデータは進学情報誌さぴあより

こちらはちょっと増えている感があり、具体的には学習院女子・東洋英和・陸橋女子・湘南白百合・大妻・東京女学館あたりが多めなイメージです。一覧でも見てみます。

年による上下はそれなりにありそうですが、1〜数名程度の幅で海外進学者がいる学校は多そうです。毎年2ケタという点で大妻東京女学館はちょっと海外志向があるのではと思います。

こちらもどうぞ
海外大学合格ランキング 2026年版
海外大学合格ランキング 2025年版
海外大学合格ランキング 2024年版
海外大学合格ランキング 2023年版
海外大学合格ランキング 2022年版

3. まとめ

教育内容については数が多く調べきれないのでカットし、今回は入口となる偏差値と、出口の大学合格実績のみで比較を作りました。本来的には教育環境こそ比較すべきところの気はしますが、一旦これでご了承ください。

志望校選びの一助になることができれば幸いです。

個人的な感想を簡単に。
偏差値推移を見ていくと、ちょうど2020年辺りに転換点があり、午後入試の活発化と神奈川方面の学校の下落が同時に起こっているように見えました。特に神奈川女子校の下落は、Y50台だけでなく全偏差値帯で起こっている感じで非常に気になります。
以前、一都三県の児童数推移を調べましたが(→学年別児童数からこの先の入試動向を考える)、確かに神奈川県は児童数が減少に転じてはいるものの、そこまで大きな減少にはまだなっていないはずですし、男子校はここまで顕著な落ち方をしていません。じゃあ共学へ流れてるのか?という仮説が立ちますが、神奈川の共学を見ると、上から、慶應湘南・中大横浜・青学横浜英和・法政第二・神奈川大附属あたりが挙がってきます。確かにこの辺りは大学系列になったり共学化で人気になったところなので、少なからず影響はありそうです。ただ、この人気化の方はもう少し早く起きていて時期がちょっとズレている気もするので、他にも要因があるのではと感じます。具体的にはわかりませんが、コロナ影響とか、東京への流出とか、地域による受験生の相対的な学力差とか、色々妄想は膨らみます。何が起きているのか気になるところなので、知っている方がいれば教えてほしいです。

【進学校の横比較シリーズ】


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