母歴5年、やっと親になる
最近、息子が異常にかわいい。
いや、今までだってものすごくかわいかったのだが、なんだか最近のかわいらしさ、というか愛おしさはすごい。
朝も早よから、親バカを炸裂させてしまうぐらい愛おしい。
何がそう思わせるのだろう、とこの数日、時間が許す限り、じっくり息子さんを観察してみた。
しかし、どうも息子さん自体に何か大きな変化があった、ということではない気がする。
では変化があったのは私側だろうか。そこで、ふと、思いついた。
数カ月前に中学からの友人に借りた漫画を一気読みした。『よつばと!』という作品だ。よつばという5歳の女の子が主人公の漫画で、血のつながっていない父ちゃんと、ご近所さんたちとの日常を描いている。
このご近所さんたちがまた、素晴らしい。子どもを尊重し、邪見にしない人々ばかりなのだ。
どこまでも続く優しい世界。感動させるような内容ではないはずのに、なぜか泣きそうになってしまうこともしばしばあった。
友人は「息子くんを見てると、よつばみたい」と言ってこの漫画を貸してくれた。
読み終わって、考える。
息子さんがよつばなら、私はよつばの周りの大人のように息子さんに接しているだろうか。言葉をきいてやっているだろうか。受け止めてやっているだろうか。
うん、まだまだぜんぜん、足りていないよな。
そう感じると、なぜだか自然と、息子さんが愛おしくてたまらないのだ。私はやっと、親になってきたのかもしれない。
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