事業計画の用語 #12: 株式の希薄化
前回は、デットとエクイティという資金調達の2つの方法についてお話ししました。
今回は、エクイティでの資金調達を行うと必然的に起こる「株式の希薄化」について紹介します。
(1) エクイティでの資金調達の原則
前回、エクイティでの資金調達とは、投資家に株式を売ることだと説明しました。
株式を売るということは、会社の所有権の一部を投資家に渡すということです。
つまり、エクイティで資金を調達すればするほど、創業者の持ち株比率は必ず下がっていきます。
(2) 株式の希薄化 (Dilution)
この現象を「株式の希薄化」、英語では Dilution (ダイリューション) と呼びます。
新しい株式が発行されることで、既存の株主が持つ株式の割合が薄まる、という意味です。
スタートアップは通常、シード、プレシード、シリーズA、シリーズBと、段階的に複数回の資金調達を行います。
調達するたびに新しい株式が発行され、そのたびに創業者の持ち株比率は下がっていきます。
ただし、同じ増資額であっても、その前に会社の価値を高めれば高めるほど、その分、希薄化の進行は抑えることができます。
急成長を遂げるスタートアップでは、創業から1年~2年ごとに増資を繰り返し、1回の増資で10~30%程度希薄化するのが典型的なようです。
(3) 参考情報
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