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【ゲームアイテム考察7】真・三国無双ORIGINS 装飾品「赤龍爪」は、人間の未知部分の解除コード?

やあ、俺だ。

2026年1月22日は真・三国無双ORIGINS DLCの発売日だ。

前作はトロコンまでやりこんだ俺はもちろん購入予定。
プレイするのが待ち遠しい。

真・三国無双ORIGINS(以下、オリジンズ)には携行品や装飾品といったシステムが存在する。

携行品は戦闘ステージに文字通り携行し、使用することができる。
肉まんなどの回復アイテムや、無双ゲージを一定量得る丹(薬)などがこれにあたる。

装飾品はいわゆるアクセサリー。
装備スロットに装着することで、それぞれの効果を得るものだ。

装飾品の中に「赤龍爪」というアイテムがある。

あなたは赤龍とは何だろうと考えたことはあるだろうか?
「単純に赤い龍なんじゃないの」と言われるかもしれない。

そうかもしれない。けど、それだけじゃないかもしれない。

いつもの通り、いじくり倒してみよう。

結論から言おう。

「赤龍はある概念を神格化した存在」である。
そしてその力を宿す赤龍爪は「人間の未知の領域を広げるアイテム」であったんだ。

それは以下の2つの視点から観察した結果だ。
・赤龍は「時」の神格化であること
・五行においての赤龍が司る要素

この2つを
・そもそも「赤龍」とは何か?
・ゲームシステムでいう「無双ゲージ」とは、どのようなものなのか?

のステップを踏んだ上で語っていきたいと思う。

苦めのコーヒーでも飲みながら、心穏やかに読んでくれると幸いだ。




赤龍爪の概要

赤龍爪のゲーム内の効果は「無双ゲージの回収量を10%上昇させる」ことである。
無双ゲージがたまる行動、すなわち
・攻撃をヒットさせる
・攻撃を受ける
・無双ゲージ回復アイテムを取得する

であり、数値としては一割と決して高くはないが、無双ゲージ回収手段はかなり多く、装飾品としてはかなり優秀であると言える。


赤龍とは?

そもそも赤龍が何なのかが分からなければ、考察の始めようもない。
少し解説しておこう。

赤龍とは、古代中国の自然観を著した地理書「山海経(せんがいきょう)」の中に登場する赤い龍である。
描かれる姿は赤い龍であったり、ヘビの胴体に人間の頭部がついていたりと、まあいわゆる妖怪、化物の類いだ。

山海経のことを知らない方もいると思うので、こちらにも触れておく。

山海経は秦王朝の時代に成立し、漢王朝にかけての間に加筆されてきた地理書である。
地理書と言っても、そこに著されている内容は当時の中国人の自然に対する捉え方だったり、伝説、神話を交えたものである。
つまり、山海経とは中国における民俗史と言えるのだ。

同時に、山海経とは中国においては極めて異色の書物であり「奇書」とまで評される。

なぜか。

それは中国人の考え方にある。
中国人は「すべての事象には理由があり、解き明かせないものなど一つもない」と考えるのが古来より一般的なのだ。
故にそもそも「神話や伝説は存在しない」のだ。
この考え方は現代にも引き継がれており、中国には古代以外に神話、伝説は生まれていない。
彼らは筋金入りのリアリスト、と言える。


無双ゲージとはなんなのか?

翻って、ゲーム世界の中国に視点を移す。

俺たちが当たり前のように受け入れている「無双ゲージ」
無双とは「双つと無し(ふたつとなし)」の通り、文字通り「並ぶ者がいない、唯一無二の力」をあらわす言葉である。

この無双ゲージを一定量ためることで、必殺技にあたる「無双乱舞」を発動することができる。
無双乱舞の威力は凄まじく、地形すらも瞬間的に変えてしまう演出が入る。
操作キャラの位置によっては、一瞬で1000人以上の敵を倒すほどの高威力、広範囲だ。
しかし、この無双ゲージとはそもそもなんだろう?

ゲージだけを見つめても何も見えてこないため、携行品アイテムに解明のアプローチを求めてみる。

無双ゲージに関わるアイテムに「練気丹」がある。
効果は「無双ゲージを一定量回復させる」こと。
ここから読み取れるのは「気を練る」という行為=無双ゲージを得るということだ。

「気を練る」というのは、呼吸法などにより丹田(へそ)に気(エネルギー)をため、制御すること。
これは中国武術の根幹にある概念であり、気を練り、放出することで威力がともなうという考え方である。

実際ゲーム中では、気を練ることでたまる無双ゲージを消費して、無双乱舞という必殺技を放つわけであるからプロセスはまったく矛盾しない(それにしてもバケモノじみた破壊力だが)

無双ゲージ=気を練る(練気)という理解で問題ないように思う。

材料もそろってきた、そろそろ本題に入り、考察していこう。


考察①時間の神格化「赤龍」の力

さて山海経において、赤龍というカテゴリーの中に「燭竜(しょくりゅう)」というものがいる。
燭竜は人間の顔と赤いヘビのような体躯を持ち、その体長は千里(約4000km)とされるとてつもなくデカい赤龍だ。

さまざまな解釈をされる神であり、その解釈のひとつに「時間の概念の神格化」だという説がある。
時間の神格化ということは、時間を操れることと同義と考えられる。
そのため「瞬間的に」爆発的な力を放出する無双乱舞のイメージと矛盾しないように思う。

赤龍爪とは瞬間的に驚異の力を生み出す人間の力。すなわち「無双」の力に関与する「時神の力」の片鱗なのかもしれない。


考察②五行においての赤龍的要素

俺のnote記事において、やたら登場する五行思想。

赤龍の存在自体がそもそも五行思想を発した古代中国が生んだものであるから、当然関連する。

五行思想は万物の構成要素を5つの属性、すなわち木火土金水にジャンル分けし、その調和に重きを置く考え方だ。

そして、この5つの要素はあらゆる事象に当てはめられる。
方角、感情、体の部位、動植物の分類など、5つのうちのどれかとされるのだ。

では、あなたは赤龍は何の属性だと思うだろうか?
大体の方が「火じゃない?」と思うんじゃないかな。

正解、火である。

火は方角においては南とされ、エネルギーの象徴とされる。

では変わったジャンルとして「味覚」としては、火はどの要素になるか調べてみた。

味覚としては「苦み」だった。
てっきり「辛み」かと思っていたので意外だ。

だが苦みと言えば、同じく中国故事において有名な言葉がある。
「臥薪嘗胆」
すなわち「薪に臥し復讐心を燃やし、苦い胆(きも)を嘗めて恨みを忘れず、雪辱を誓う」の故事である。

つまり苦みとは、復讐心や恨みを忘れないための人間の激しい暗さに起因する味覚なのだ。

では一方で「感情」というジャンルでは、火はどの要素なのか。
調べてみると火の感情は「喜び」

総合して見ると、赤龍の性質の一面として「復讐の喜び」が見えてくる。

では、これらの考察要素から解釈する「無双ゲージ」とは何なのか?

それは「恨みの数値」であり、かつ恨みの放出を喜ぶ数値なのではないか。

であれば、赤龍爪とは人間の昏い喜びを惹起し増幅させる、作中でもっとも危険なアイテムなのかもしれない。


二つの考察から見えた人間の未知の可能性

「①赤龍という存在」「②赤龍が持つ五行要素」、それぞれの視点から考察をしてみた。
①における赤龍爪とは「時神たる赤龍の力を人間に付与する神器のアイテム」であり、
②における赤龍爪とは「赤龍の五行要素たる火から、人間の昏い感情を引き起こし爆発的な力を与える危険なアイテム」の面が見えてきた。

いずれにも共通することは「人間の未知の力に作用する」という点だろう。
①においては、単純に時神の瞬間的なエネルギー発散を人間の肉体に付与していると解釈できるし、②は人間の昏い感情をブーストさせることで破壊的な威力を放出させている。

ポジティブであるか、ネガティブであるかの違いはあれど、人間の未知に働きかけることで人間の肉体と精神を通して超常的な威力の攻撃を放っているのである。

神とはいつの時代もどんな場所においても、人間を通して世界に干渉してきた。
ゆえに、人間は自身の中に神を見るのだろう。


それはゲーム中でも一緒なのかもしれない。


いつも読んでいただき誠に感謝!!
また次回の記事でお会いしましょう!


あわせて読む

①DOD考察

②ダークソウル✖️保険

③ゲームアイテム考察シリーズ


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