AIでWordPressブログを作る。2日の予定が4週間になった理由
どうも、久我レイジです。
いま僕は、「KR LAB」という自分のブログを作っています。
WordPressで作っている、ごく普通の個人サイトです。
・・・・と言いたいところなんですが、制作を始めてから、もう4週間目に入りました。
普通のWordPressブログなら、僕の場合は2〜3日もあれば形にはできます。ドメインを用意して、WordPressを入れて、テーマを整えて、最低限必要なページを作る。
昔からブログをやってきたので、このあたりは特別珍しい作業でもありません。
ところがKR LABは、4週間経ってもまだ記事を書くところまで進んでいません。
しかも正確には、ブログの見た目を4週間作り続けているわけではありません。
途中から、別のことを始めてしまったんです。AIが作ったものの確認や、壊れたときに戻せるかの検証まで、自分で扱おうとし始めた。今回は、AIでWordPressを作る中で、制作時間が短くなるだけではなかった僕の経験を書いてみます。
AIへの指示が「作って」から「確認して」に変わった経緯は、こちらの記事でも書いています。
最初は、普通にブログを作るつもりだった

KR LABを作ろうと思った理由は、それほど複雑ではありませんでした。
僕はこれまでnoteやSubstack、Xなどで発信を続けてきましたが、AIや創作、WordPress開発など、自分が実際にやったことを長く残しておける場所も欲しくなってきた。
SNSは便利ですが、基本的には情報が流れていきます。
そこで、自分の経験や検証結果を積み上げていく場所として、もう一度独自ドメインのブログを作ることにしました。
最初に考えていた流れもシンプルです。
WordPressを整えて、SEO周りを確認して、記事を書き始める。
たぶん普通に進めていれば、とっくに記事を書いていたと思います。
でも、AIを使いながらWordPressを作っている途中で、だんだん別のことが気になってきました。
「これ、何かあったときに本当に戻せるんだろうか」
バックアップを取るだけなら、それほど難しい話ではありません。
僕が気になったのは、その先でした。
バックアップが存在していることと、実際に復旧できることは同じなのか。
AIが「問題ありません」と判断したものを、そのまま信用していいのか。
変更を重ねていったとき、どこで何が壊れたのか追えるのか。
そんなことを考え始めたあたりから、予定が少しずつ狂い始めました。
AIに作らせるだけではなく、AIにチェックさせるようになった

KR LABでは、かなりAIを使っています。
ただ、途中から一つのAIに全部やらせる方法は取らなくなりました。
実装するAI、動作を確認するAI、セキュリティを見るAI、少し離れた立場から設計そのものに問題がないかを見るAIという形で、それぞれ役割を分けています。
細かい仕組みまで公開するつもりはありませんが、大まかな考え方としてはこんな感じです。
そして、AI同士が「問題なし」と判断しても、それだけで本番環境を変更しないようにしています。
最後に止めるか、進めるかを決めるのは僕です。
AIを使えば、人間より速くコードを書けます。大量のファイルを確認させることもできますし、僕一人では見落としそうな部分を別の視点からチェックしてもらうこともできます。
ここまでは、かなり便利です。
ただ、便利だからこそ「任せられるところまで全部任せる」でいいのかという疑問も出てきました。
僕はプログラマーとして長年仕事をしてきたわけではありません。
だからこそ、AIが出した答えを僕が理解できないまま通す状態にはしたくなかった。
分からないものは調べる。必要なら図にする。別のAIにも確認させる。それでも重要なところは止めて考える。
結果として、AIを使って速く作っているはずなのに、確認する工程はどんどん増えていきました。
少しおかしな話ですよね。
AIで効率化しているのに、ブログが完成しない。
ブログを作っていたはずが、壊れたときのことばかり考えている

さらに時間がかかっている理由があります。
KR LABではいま、「壊れたときに戻せるか」という復旧の検証までやっています。
ここがかなり長い。
バックアップを取って「これで安心」と終わるのではなく、本当にその状態から戻せるのかを確認する。
その途中で想定していなかった問題が見つかれば、原因を調べて、設計を直して、もう一度検証する。
すると、その検証のための仕組み自体にも確認が必要になります。
ブログを作っていたはずなのに、気づけばブログが壊れたときのことを延々と考えている。
自分でも、さすがにやりすぎだとは思っています。
普通に個人ブログを始めたい人へ「ここまでやった方がいいですよ」と言うつもりはありません。
むしろ逆です。
一般的なブログなら、ここまでやる必要はないと思います。
僕の場合は途中から、KR LABそのものを作ることだけが目的ではなくなってしまいました。
せっかくここまで検証するなら、今回作った仕組みをKR LABだけで終わらせず、別のサイトや別のプロジェクトでも使える形にできないか。
そう考えるようになったんです。
一度しか使わない仕組みなら、4週間は明らかに長い。
でも、今後何度も使える「型」を作っていると考えると、少し意味が変わってきます。
ここは、まだ本当にそうなるか分かりません。
作ったものが実運用で役に立たなければ、単純に4週間かけて壮大な遠回りをしただけです。
その可能性も普通にあります。
AIで速くなったから、今までやらなかったことまで始めてしまった

今回のKR LAB制作で、僕が一番面白いと思っているのはここです。
AIが登場すると、仕事はどんどん速くなると思っていました。
もちろん実際に速くなっています。
コードを書く速度も、調査する速度も、問題を探す速度も、以前とは比較になりません。
でも、その結果として僕は余った時間で楽をするのではなく、昔なら個人ではやろうとも思わなかったことまで始めてしまいました。
複数の視点から監査し、変更した記録を残し、問題が起きたときには復旧まで試す。さらに、一度作った仕組みを次にも使える形へ残そうとしています。
AIがなければ、僕一人でここまでやろうとは思わなかったはずです。
だから「AIを使えば制作時間が短くなる」という話だけでは、少し足りない気がしています。
AIによって、個人が扱える仕事の範囲そのものが広がっている。
その結果、2日で終わるはずだった仕事に4週間かけるようなことも起きる。
今の僕が、まさにそうです。
KR LABはまだ完成していません。
復旧の仕組みも、最後に実際の復旧を一度証明するところまではやるつもりです。そこまで確認できたら、この部分はいったん止めます。
その後は検索キーワードを調べる仕組みやSEO周りを整えて、ようやく本来やりたかった記事の蓄積へ進む予定です。
4週間かけてブログを作っているというより、いまはブログを使って実験している感覚の方が近いのかもしれません。
これが遠回りだったのか、それとも後から効いてくるのか。
まだ僕にも分かりません。
この4週間が遠回りだったのかどうかは、たぶんKR LABを実際に動かしてから分かるんだと思います。
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