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NotebookLMで作った資料をGoodNotesに取り込む。iPadで完結する受験勉強の全工程

はじめに

NotebookLMがスライドを生成する。
そのスライドの最後には、練習問題が入っている。
では、その問題をどうやって解くか。娘と選んだのは、GoodNotesというiPadアプリです。

生成されたPDFをGoodNotesに取り込み、Apple Pencilで直接書き込んで問題を解く。解き終わったら、その書き込み済みPDFをNotebookLMに再度アップロードして、フィードバックをもらう。

NotebookLM → GoodNotes → NotebookLM。

勉強準備時間の短縮を行った

iPadの中で、学習のサイクルが完結しています。


1. GoodNotesとは

GoodNotesは、iPad(iPhoneおよびAndroid、Windows)で使うノートアプリです。PDFを取り込んで、Apple Pencilで書き込める。手書きメモを追加したり、マーカーを引いたり、空欄に答えを書き込んだりできます。

受験勉強での使い方はこうです。

  1. NotebookLMが生成したスライドPDFをGoodNotesに取り込む

  2. 「Challenge!自分で解いてみよう」の問題ページを開く

  3. Apple Pencilで空欄に答えを書き込む

  4. 書き込んだPDFをエクスポートして、NotebookLMにアップロードする

  5. 「この答えを採点して、間違いがあれば解説してください」と入力する

学習の最適化

2. なぜGoodNotesなのか

iPadでPDFに書き込めるアプリは他にもあります。娘がGoodNotesを選んだ理由は一つです。

「Apple Pencilで書いた字が、ノートと同じ感覚だから」

受験勉強で長時間書き続けることを考えると、この書き心地の差は無視できません。また、GoodNotesはPDFのエクスポートが簡単で、書き込んだ状態のままPDFとして保存できます。NotebookLMへの再アップロードがスムーズにできる点も、娘が使い続けている理由です。

書いて覚える。その理由

キーボードで入力するだけでは、記憶は定着しません。

手で書くことは、単に文字をなぞる作業ではありません。視覚・触覚・身体的記憶を同時に使う、能動的な学習法です。ペンを走らせる感触、文字の形を追う目の動き、書き順を再現する手の動き——これらが同時に働くことで、脳への刺激が増え、記憶の定着率が高まります。

繰り返し書く。集中して殴り書きをする。答えが出るまで何度でも書き直す。

こうした「書く行為」そのものが、学習を深めます。

デジタルで学ぶことと、手で書いて覚えること。この2つは対立しません。NotebookLMが「理解を助ける」道具なら、GoodNotesとApple Pencilは「記憶を定着させる」道具です。両方を組み合わせることで、インプットとアウトプットのサイクルが完成します。

手書きを否定しない

3. NotebookLMへの再入力:フィードバックをもらう

書き込んだPDFをNotebookLMに再アップロードして、こう質問します。

「この答えを採点して、どのステップが正しくて、どこが間違っているか教えてください」

NotebookLMは、書き込まれた答えを読み取り、フィードバックを返してきます。

「ステップ1は正しいです。ステップ2で符号の反転を忘れています」

どこで間違えたかが、すぐに分かる。もう一度スライドを見て、問題を解き直す。このサイクルが、模試の振り返り時間を3時間から30分に短縮した仕組みです。

4. もう一歩踏み込んだ使い方:試験結果の復習サイクル

GoodNotesはNotebookLMのスライドに書き込むだけでなく、実際の試験・模試の復習にも使えます。

手順はこうです。

① 試験をスキャンしてPDF化
ScanSnapまたはスマートフォンで、試験の問題用紙と自分の解答をスキャンします。

② NotebookLMで採点・フィードバック
スキャンしたPDFをNotebookLMにアップロードして、こう入力します。
「この答えを採点して、どのステップが正しくて、どこが間違っているか教えてください」
NotebookLMが答えを読み取り、正誤とその理由を返してくれます。

紙の資料をその場で終わらせない

③ 解答・採点をGeminiの画像編集で消す
採点結果を確認したら、Google GeminiのNano Banana 2(画像編集機能)を使って、書き込まれた解答と採点を画像として消去します。
Geminiにこのように入力します。

次に送る採点済みの問題について、解答で記入した部分、採点されている部分をNano Banana Proを使って消して、問題集にして

書き込みプロセスを再現する

これだけで、解答と採点が消えた白紙状態の問題用紙が再現できます。

④ GoodNotesで再試験
解答が消えたPDFをGoodNotesに取り込み、Apple Pencilでもう一度同じ問題を解きます。「理解して解けるようになったか」を自分で確かめる再試験です。

⑤ NotebookLMで最終確認
書き込んだPDFを再びNotebookLMに送り、「理解が十分にできているか採点と確認をしてください」と入力します。

再採点もAIでお願いする

この5ステップで、試験の復習が「見直して終わり」から「解き直して確認する」サイクルに変わります。

間違えた問題を、採点→削除→再挑戦→再採点という流れで繰り返す。1枚の試験から、最大限の学習が引き出せます。

5ステップ学習サイクル

5. iPadで完結する学習サイクル

娘の学習サイクルをまとめるとこうなります。

$$
\begin{array}{|l|l|l|}
\hline
\textbf{ステップ} & \textbf{内容} & \textbf{使うもの} \\
\hline \hline
①~取り込み & \text{塾ではiPadカメラ、家ではScanSnapで参考書・模試をデジタル化} & \text{iPad / ScanSnap} \\
\hline
②~生成 & \text{NotebookLMでプロンプトを使ってスライド資料を生成} & \text{NotebookLM} \\
\hline
③~書き込み & \text{GoodNotesでスライドのPDFを開き、Apple Pencilで問題を解く} & \text{GoodNotes / Apple Pencil} \\
\hline
④~フィードバック & \text{書き込んだPDFをNotebookLMに再アップロードして採点・解説をもらう} & \text{NotebookLM(Gemini)} \\
\hline
⑤~復習 & \text{間違えた箇所をスライドで見直して、再挑戦} & \text{NotebookLM / GoodNotes} \\
\hline
\end{array}
$$

この全工程が、1台のiPadの中で完結しています。

参考書・問題集・ノート・採点・解説。以前は別々だったものが、iPad一台に集約されました。


5. 必要なものまとめ

この学習サイクルを実現するために必要なものは、以下の通りです。

ハードウェア

  • iPad(13インチ推奨)

  • Apple Pencil Pro

アプリ・サービス

  • NotebookLM(Google・無料)

  • GoodNotes(有料・買い切り)

あると便利

  • ScanSnap(自宅での取り込み精度が上がる)

学習エンジンを構築するツールキット

iPadとApple Pencilさえあれば、最低限のサイクルは回せます。ScanSnapはなくても、iPadのカメラで代用できます。


おわりに

以前の記事で、NotebookLMを使った学習の核心をこう書きました。

「AIに聞く→理解する→自分で解く→間違えたらまた聞く」

このサイクルを、今回の記事で具体的な道具に落とし込みました。

$$
\begin{array}{|l|l|}
\hline
\textbf{サイクル} & \textbf{対応する道具} \\
\hline \hline
AIに聞く & \text{NotebookLM(資料をアップロードして質問)} \\
\hline
理解する & \text{NotebookLMのスライド(プロンプトで図解化)} \\
\hline
自分で解く & \text{GoodNotes(Apple Pencilで書き込む)} \\
\hline
間違えたらまた聞く & \text{NotebookLM(書き込んだPDFを採点させる)} \\
\hline
\end{array}
$$

誤解してほしくないのですが、教科書やノート、紙と鉛筆を否定しているわけではありません。

ただ、紙で勉強しようとすると、教科書・ノート・問題集・筆記用具をテーブルに広げる必要があります。準備だけで気持ちが萎えることもある。

iPadなら、テーブルにiPad1台を置くスペースとお気に入りの飲み物だけで始められます。隙間時間に、どこでも復習できる。スタートまでの距離が短いほど、勉強は続きます。

2年前、YouTubeを見るためのiPadが、このサイクルを回すための道具になった。

道具が変わったのではなく、娘が変わった。そして、その変化を支えたのは、iPadとNotebookLMとGoodNotes、そしてApple Pencilという組み合わせでした。

道具が変わり、学習の質が変わる

受験まであと数ヶ月。このサイクルが、娘の力になることを信じています。


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