【応用編】NotebookLMで娘の勉強が激変した。50代パパが実践した「最強の参考書」活用法
はじめに:娘の机の上に積み重なるプリントの山
「お父さん、この問題の解き方、わかる?」
子どもに頼ってもらえるのはうれしいことですが、受験勉強はもう遠い昔の話。問題の解説をうまく説明できず、「解説を確認してわかる?」と声をかけてみても、「そもそも、その解説のプリントが見つからなくて……」という返事。

来年から受験生になる中学2年生の娘は、机の上に積み重なったプリントの山を前に、途方に暮れていました。受験勉強の仕方が分からず、途方にくれていた。というのが正解かも知れません。模試の解説、授業の配布資料、過去問の解答用紙──どれも「あとで見直そう」と残しておいたのに、いざ見返したいと思っても、どこに何があるのかわからないのです。
「探すだけで30分もかかっちゃう。もう疲れた」
娘のその言葉を聞いたとき、50代の私には、もどかしさと同時に、何か手助けできることはないかという想いが湧き上がりました。
「もっと効率的に、勉強できないのかな」
そんな娘の悩みを解決するために、私が提案したのが、GoogleのNotebookLMを使った「最強の参考書」作りでした。
既に記事にもしていますが、娘の勉強方法にNotebookLMを取り入れています(AIが見つけた、娘の"次の一手"――NotebookLMでつくる、受験伴走AIという新しい先生)。
NotebookLMの基本的な使い方(PDF化、アップロード、基本的な質問方法)を記事にしています。この記事では、実際に娘の受験サポートで試した「応用編」の活用法を、親の視点からお伝えします。
受験を控えたお子さんを持つ保護者の方、そして受験生本人にも、役立ってもらえると嬉しいです。
応用編①:模試の振り返りを、3時間から30分に短縮する方法

娘は模試を受けるたびに、解説を見返そうとしていました。でも、解説冊子をめくって、該当する問題を探すだけで時間がかかる。気づけば、1回の模試の振り返りに3時間もかかっていた。
「模試の振り返りだけで、1日が終わっちゃう」
娘のその言葉に、私は「これは何とかできないか」と思いました。
解決策:模試ごとに専用ノートブックを作成
そこで試したのが、模試ごとに専用のノートブックを作る方法です。
具体的な手順
模試の解答用紙と解説をPDF化
娘が間違えた問題にマーカーを引いてから、PFU社のScanSnapでスキャン(※ちなみに我が家で大活躍しているのは、一気に両面スキャンできる「ScanSnap iX2500」です。このスキャナでプリント整理を高速化しています。
スキャナーがない場合は、スマホで撮った写真でもOK(NotebookLMは画像も読み込めます)
ファイル名は「模試_2025年4月_第1回」のように、日付と回数を明記
NotebookLMにアップロード
1つの模試につき、1つのノートブックを作成
解答用紙と解説を、同じノートブックにアップロード
実際の効果
この方法を試したところ、娘の模試の振り返り時間が3時間から30分に短縮されました。
AIが間違えた問題だけを抽出し、それぞれの問題について「なぜ間違えたのか」「正解に至る考え方」を説明してくれる。娘は、その説明を聞きながら、自分の間違いを理解していく。
「模試の振り返りが、苦痛から学びの時間に変わった」
娘のその言葉を聞いたとき、この方法が正解だったと確信しました。
応用編②:苦手分野を特定し、集中的に学習する方法

娘は「数学が苦手」とは分かっていても、具体的にどの単元が苦手なのか、自分では把握できていませんでした。
「数学、全部苦手」
娘のその言葉に、私は「もっと具体的に、どこが苦手なのかを特定できないか」と思いました。
解決策:過去の模試と定期テストを横断的に分析
そこで試したのが、過去の模試と定期テストの結果を、1つのノートブックにまとめて分析する方法です。
具体的な手順
過去3回分の模試と定期テストの結果をPDF化
解答用紙と解説を、PFU社のScanSnapでスキャンしてPDF化
スキャナーがない場合は、スマホで撮った写真でもOK(NotebookLMは画像も読み込めます)
ファイル名は「模試_2025年4月_数学」「定期テスト_2025年5月_数学」のように、科目ごとに統一
NotebookLMにアップロード
「数学_苦手分野分析」という名前のノートブックを作成
過去3回分の模試と定期テストの結果を、すべてアップロード
実際の効果
この方法を試したところ、娘の苦手分野が明確になりました。
2次関数:グラフの読み取りで間違えることが多い
確率:場合の数の数え上げでミスが多い
図形:相似の証明で、条件の見落としが多い
この分析結果をもとに、娘は苦手分野に集中して学習できるようになりました。
「数学が全部苦手だと思ってたけど、実はこの3つの単元だけが苦手だったんだ」
娘のその言葉を聞いたとき、NotebookLMの「横断的な分析」の力に驚きました。
応用編③:定期テスト前の効率的な復習方法
娘が直面していた課題
娘は定期テスト前になると、試験範囲のプリントやノートを、すべて見返そうとしていました。でも、範囲が広すぎて、どこから手をつけていいか分からない。
「試験範囲が広すぎて、何を復習すればいいか分からない」
娘のその言葉に、私は「試験範囲を効率的に復習できないか」と思いました。
解決策:試験範囲の資料を1つのノートブックにまとめる
そこで試したのが、試験範囲の資料を、1つのノートブックにまとめて、AIに復習計画を立ててもらう方法です。
具体的な手順
試験範囲の資料をPDF化
教科書の該当ページ、授業の配布資料、過去のノートを、PFU社のScanSnapでスキャンしてPDF化
スキャナーがない場合は、スマホで撮った写真でもOK(NotebookLMは画像も読み込めます)
ファイル名は「社会_歴史_江戸時代」「社会_地理_日本の気候」のように、単元ごとに明記
NotebookLMにアップロード
「社会_定期テスト_2025年5月」という名前のノートブックを作成
試験範囲の資料を、すべてアップロード
実際の効果
この方法を試したところ、娘の定期テストの準備時間が半分に短縮されました。
AIが重要なポイントを抽出し、よく出る問題形式を教えてくれる。娘は、その問題を解きながら、効率的に復習できる。
「試験範囲が広くても、何を復習すればいいか分かるようになった」
娘のその言葉を聞いたとき、この方法が定期テスト対策に最適だと確信しました。
応用編④:親子で共有する使い方

娘は「今日、何を勉強したの?」と聞かれると、うまく説明できませんでした。
「今日、数学を勉強した」
その程度の答えしか返ってこない。親としては、もっと具体的に、何を学んだのかを知りたい。でも、娘は説明するのが面倒で、会話が途絶えてしまう。
「親子の会話が、勉強の話題で途絶えてしまう」
この課題を解決するために、試したのが、NotebookLMを親子で共有する方法です。
解決策:娘の学習内容を、親も確認できるようにする
具体的な手順
娘がその回答を、親に説明する
娘は、AIが生成した回答を見ながら、親に説明する
親は、その説明を聞きながら、娘の理解度を確認する
実際の効果
この方法を試したところ、親子の会話が生まれるようになりました。
娘は、AIが生成した回答を見ながら、親に説明する。親は、その説明を聞きながら、娘の理解度を確認する。そして、親もNotebookLMに質問して、娘の学習内容を理解する。
「お父さん、今日学んだこと、説明してみるね」
娘のその言葉を聞いたとき、親子の会話が生まれるようになったと実感しました。
応用編⑤:過去問分析の自動化
娘が直面していた課題
娘は志望校の過去問を解くたびに、傾向を分析しようとしていました。でも、5年分の過去問を見返すだけで、時間がかかる。
「過去問の傾向を分析するだけで、1日が終わっちゃう」
娘のその言葉に、私は「これはAIに任せられないか」と思いました。
解決策:過去問を1つのノートブックにまとめて分析
そこで試したのが、志望校の過去問を、1つのノートブックにまとめて、AIに傾向を分析してもらう方法です。
具体的な手順
志望校の過去問をPDF化
過去5年分の過去問と解答を、PFU社のScanSnapでスキャンしてPDF化
スキャナーがない場合は、スマホで撮った写真でもOK(NotebookLMは画像も読み込めます)
ファイル名は「過去問_2020年_数学」「過去問_2021年_数学」のように、年度ごとに明記
NotebookLMにアップロード
「志望校_過去問分析_数学」という名前のノートブックを作成
過去5年分の過去問を、すべてアップロード
実際の効果
この方法を試したところ、娘の過去問分析時間が1日から30分に短縮されました。
AIが過去5年分の過去問を分析し、出題傾向を教えてくれる。娘は、その傾向を踏まえて、重点的に学習すべき単元を把握できる。
「過去問の傾向が分かって、何を勉強すればいいか明確になった」
娘のその言葉を聞いたとき、この方法が志望校対策に最適だと確信しました。
応用編⑥:音声解説を活用した、移動時間の有効活用

娘は移動時間(往復1時間)を、ただスマホを見て過ごしていました。
「移動時間、何をすればいいか分からない」
娘のその言葉に、私は「この時間を、学習時間に変えられないか」と思いました。
解決策:音声解説で生成された音声を聞く
そこで試したのが、NotebookLMの音声解説機能を使って、移動中に音声で学習する方法です。
具体的な手順
定期テスト範囲の資料を、NotebookLMにアップロード
試験範囲の教科書、授業の配布資料、過去のノートを、PFU社のScanSnapでスキャンしてPDF化
スキャナーがない場合は、スマホで撮った写真でもOK(NotebookLMは画像も読み込めます)
「社会_定期テスト_2025年5月」という名前のノートブックを作成
音声解説を生成
ノートブックを開いて、「音声解説」をクリック
数分待つと、AIホスト2人が対話形式で解説する音声コンテンツが生成される
移動中に音声を聞く
スマホで再生しながら、移動中に聞く
目を閉じて、AIホストの対話に耳を傾ける
実際の効果
この方法を試したところ、娘の移動時間が「単なる移動」から「学習時間」に変わりました。
音声解説で生成された音声を聞きながら、バスや電車、徒歩で移動する。目を閉じて、AIホストの対話に耳を傾ける。すると、「ああ、この部分、昨日読んだところだ」と、記憶が定着していく感覚を味わえる。
「移動時間が、勉強時間に変わった」
娘のその言葉を聞いたとき、この方法が時間の有効活用に最適だと確信しました。
副産物:睡眠時間の確保
移動時間を勉強時間に変えたことで、娘には予想外の副産物がありました。睡眠時間を確保できるようになったことです。
これまで、家に帰ってから復習する時間を確保しようと、夜遅くまで勉強していた娘。でも、移動時間を学習時間に変えることで、家での復習時間を削減でき、早く寝られるようになりました。
「移動時間に勉強するから、家では早く寝られる。朝もスッキリ起きられる」
娘のその言葉を聞いたとき、時間の有効活用だけでなく、生活リズムの改善にもつながっていると実感しました。
失敗談:作るだけで満足してしまった、最初の1ヶ月

NotebookLMを導入した最初の1ヶ月、娘は「PDFをアップロードした」「AIに質問した」だけで満足していました。
「NotebookLM、便利だね」
娘のその言葉を聞いて、私は「これで大丈夫だろう」と思っていました。でも、1ヶ月経っても、娘の成績は上がらない。
「作っただけで、使っていなかった」
これが、最初の失敗でした。
改善策:復習サイクルを組み込む
そこで、定期的な復習サイクルを組み込むことにしました。

具体的な改善方法
①毎日の復習
その日に学習した内容を、NotebookLMに質問して確認
「今日学んだ内容を、3つのポイントでまとめて」と依頼
②週次の復習
1週間分の学習内容を、NotebookLMに質問して振り返り
「今週学んだ内容で、特に重要なポイントを5つ挙げて」と依頼
③試験前の復習
試験範囲の資料をすべてNotebookLMにアップロード
「この範囲から、よく出る問題を10問作成して」と依頼
改善後の効果
この改善を試したところ、娘の成績が上がり始めました。
「AIに聞く」→「理解する」→「自分で解く」→「間違えたら、またAIに聞く」
このサイクルを回すことで、NotebookLMは真の「最強の参考書」になりました。
まとめ:娘の勉強が激変した、6つの応用活用法
NotebookLMが変えた、娘の勉強法

模試の振り返り時間が、3時間から30分に短縮
模試ごとに専用ノートブックを作成
AIが間違えた問題だけを抽出し、解説してくれる
苦手分野が明確になった
過去の模試と定期テストを横断的に分析
AIが苦手分野を特定し、集中的に学習できるようになった
定期テストの準備時間が半分に短縮
試験範囲の資料を1つのノートブックにまとめる
AIが重要なポイントを抽出し、よく出る問題形式を教えてくれる
親子の会話が生まれるようになった
NotebookLMを親子で共有
娘が親に説明することで、理解が深まる
過去問分析時間が、1日から30分に短縮
志望校の過去問を1つのノートブックにまとめる
AIが出題傾向を分析し、重点的に学習すべき単元を教えてくれる
移動時間が学習時間に変わった
音声解説で生成された音声を聞く
移動時間を有効活用できるようになった
保護者の方へ

NotebookLMは、あくまで「参考書」です。AIに質問して理解を深めることは重要ですが、最終的には自分で問題を解く力が必要です。
「AIに聞く」→「理解する」→「自分で解く」→「間違えたら、またAIに聞く」
このサイクルを回すことで、NotebookLMは真の「最強の参考書」になります。
受験生本人へ

NotebookLMを使うことで、勉強の効率が劇的に上がります。でも、作るだけで満足しないでください。必ず、復習サイクルを組み込んで、継続的に使うことが重要です。
今回の「最強の参考書」作りに活躍したアイテム 今回の仕組み作りに欠かせなかったアイテムをまとめておきます。これから始める方の参考になれば幸いです。
※この記事にはAmazonアソシエイトのアフィリエイトリンクが含まれています。 リンク経由で購入いただくと、私に少額の紹介料が入ります。 記事の内容・評価には一切影響しません。
おわりに
この記事では、NotebookLMを使った「最強の参考書」の応用活用法を、親の視点からお伝えしました。
娘の机の上に積み上がっていたプリントの山から、AIが24時間答えてくれる「最強の参考書」を持つ日々へ──。

でも、忘れないでください。NotebookLMは、あくまで「参考書」です。AIに質問して理解を深めることは重要ですが、最終的には自分で問題を解く力が必要です。
「AIに聞く」→「理解する」→「自分で解く」→「間違えたら、またAIに聞く」
このサイクルを回すことで、NotebookLMは真の「最強の参考書」になります。
高校受験を控えたお子さんを持つ保護者の方、そして受験生本人にも、きっと役立つ内容だと思います。ぜひ、実際に試してみてください。きっと、勉強の「やり方」が変わると思います。
スライド資料を「もっと使える勉強ツール」に育てる
この記事を書いた後、娘の使い方をさらに進化させています。
NotebookLMが生成するスライドは、何も指定しなければ「それなりの資料」です。情報はまとまっているけれど、教科書を読んでいる感覚と大して変わらない。
そこで娘と一緒に取り組んだのが、プロンプトの改造です。
「理解する」ためのスライドを、視覚・図解・ふりがなで読みやすく設計する。さらに、スライドの最後に「Challenge!自分で解いてみよう」という練習問題を自動生成させる。読んで終わりではなく、解いて確認するところまでをスライド1セットに収める。
プロンプト指定なしとありでは、資料の分かりやすさがこれだけ変わります。実際のスライド画像と、娘が使っているプロンプトの全文を公開しています。
→ 娘とNotebookLMのプロンプトを改造した。スライド資料を「最強の勉強ツール」に変える方法
さらに、生成したスライドのPDFをGoodNotesに取り込み、Apple Pencilで書き込んで採点させる——iPadで完結する学習サイクルの全工程はこちら。
→ NotebookLMで作った資料をGoodNotesに取り込む。iPadで完結する受験勉強の全工程
この記事を読んだ方には、家庭学習の工夫をまとめた別記事もおすすめです。
https://note.com/legacy2ai/n/nba288a3e1540
