相続って、誰に相談したらいいんだろう
こんにちは、みけです!
前回の記事で書いた、80歳の元証券マンとの話。
「来月、息子と娘を呼んで、自分が死んだ後の相続
の話をしようと思ってるんだ」
その言葉を聞いた時、私は何も答えられなかった。
でも、あの日から、ずっと考えてる。
もし今、
あの場にもう一度戻れるなら、
私は何を話すんだろう、と。
その人は、こう言っていた。
「預金とかは簡単なんだよ。でも1番問題なのは、
家と土地なんだ」
たしかに、そうなんだと思う。
預金なら、
ある程度きっちり分けられる。
でも、
不動産は難しい。
特に、
実家。
土地。
「誰が住むのか」
「売るのか」
「残すのか」
感情まで絡んでくる。
しかも、
相続人は、妻と息子と娘の3人でも、
息子と娘にはそれぞれ配偶者がいる。
もちろん、
その配偶者は法定相続人ではない。
でも実際には、
その存在が、
相続人の考え方に大きく影響することもある。
だから、
兄弟仲が悪くなる。
これは、
珍しい話ではないんだと思う。
私は、
あの日の会話を思い出しながら、
考えていた。
この人は、
どうやって、
家族をまとめていくんだろう。
何を伝えて、
何を残していくんだろう。
そして、
そんな時、
行政書士って、
何ができるんだろう、と。
弁護士なら、
相続争いになった時、
依頼人の利益を守るために交渉していく。
税金の話なら、
税理士がいる。
不動産登記なら、
司法書士がいる。
じゃあ、
行政書士は何をするのか。
正直、
私自身、
そこがまだ曖昧だった。
でもあれから、
考えてみて少し思ったことがある。
行政書士って、
”意思決定の土台整理”
みたいな仕事なのかもしれない。
相続って、
多くの人が、
「何から始めればいいか分からない」
そんな状態なんだと思う。
・財産が整理できていない
・家族にどう話すか分からない
・何が問題になるか分からない
・誰に相談するかわからない
・そもそも、いつ始めるかもわからない
そんな状態のまま、
なんとなく後回しになっていく。
例えば、
家と土地。
これが本当に難しい。
私にも娘が3人いる。
もし自分だったら、
どう分けるだろう。
そもそも、
分けられるのだろうか。
子どもたちが決めることでもある。
でも、
簡単には決まらない気がする。
しかも、
そこには、
それぞれの家族や価値観もある。
感情もある。
だから、
時間がかかる。
よく、
「3ヶ月以内に相続を」
みたいな話を聞く。
でも、
あれは相続放棄や限定承認するかどうかの
期間の話だ。
実際の相続って、
そんな短期間で、
感情まで整理できるものじゃないと思う。
だから本当は、
相続が始まる前。
元気なうちに、
少しずつ話していく必要があるんだと思う。
でも、
みんな後回しになる。
縁起が悪い。
まだ元気。
うちは仲がいいから大丈夫。
そう思ってしまう。
海外では、
遺言やエステートプランニング、
家族会議の文化が、
日本より根付いている国もあるらしい。
一方、
日本はまだ、
「家族だから分かってくれる」
という感覚が強い気がする。
でも今は、
家族の形も変わってきている。
子どもは遠方に住み、
実家に戻らないことも多い。
昔より、
ちゃんと話さないと伝わらない時代に
なってるのかもしれない。
そして、私の迎えた50代は、
そんなことを、
少しずつ考え始める歳なんだと思う。
子どもたちは、
自分から、
親が死んだ後の話なんて、
なかなかできるもんじゃない。
きっと、
しない。
だからこそ、
親である自分たちが、
・何を考えてるのか
・何を残したいのか
・どうしてほしいのか
少しずつでも、
整理しておくことが大事なんじゃないか、と思う。
もちろん、
答えを決め切る必要なんてない。
でも、
家族が話し合える ”土台” だけは、
作っておかなければ、と思う。
それも、
親の大事な役目なのかもしれない。
子育てが終わって、
ひと段落。
そう思っていた。
でも50代って、
実は、
”親仕舞い”
そして、
”自分仕舞い”
の準備を始める時期なのかもしれない。
80歳の元証券マンを思い出して
そんなことを考えている。
<50代、また1歩前へ>
80歳の元商社マンとの夜(前編)👇
80歳の元商社マンとの夜(後編)👇
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