『「好き」って、こんなに測りにくかったっけ。──感情マッピング #1』
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感情にはグラデーションがある。
それは、たぶん誰もが知っていること。
でも──
「じゃあ、その中の“どこ”に自分がいるのか、どうやって測るの?」
そう聞かれたとき、わたしの中には、まだ答えがなかった。
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今、わたしがやってみたいのは、
この名前のつけにくい感情たちを、構成成分で“点にして”描いてみること。
明確じゃないものを、曖昧なまま見つめるための、自分なりのマッピング。
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今回は、その試作として、ひとつの感情に向き合ってみた。
夫のこと、嫌いじゃないけど、好きかどうかわからない。
この、言葉にしきれない感情を、五つの視点から整理してみた。
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【1】感情の“構成成分”を点数化してみる
感情成分 点数(0〜100)
安心感 60
諦め 30
感謝 30
疲れ 15
情 30
※情:つながり、役割
→ “好き”という言葉は出てこない。
→ 愛情というより、関係維持にまつわる静かな成分が並ぶ。
【2】身体感覚で捉えてみる
• 胸の奥にある
• 重い
• 温かい
• 揺れている(=不安定でもなく、安心でもなく)
→ 感情が“概念”ではなく、“居るもの”として身体に残っている感触。
【3】他の感情との距離感で測ってみる
• かつての「確かに好きだったとき」とは、70%のズレ
• 「愛情」ではなく「情」に近い
• 愛情が“深部から湧き上がるもの”だとしたら、これは“根付いている”ような静かな感覚
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【4】時間軸では…
この感情は、すぐに消えるようなものではない。
揺れながら、静かにそこにある。
たぶん、しばらくは変わらず続いていく。
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【5】「好き」という言葉を、分解してみたら
「好き」って、なんだろう?
夫に対しては、安心がとても強くて、大きな安全基地になっている。
信頼もあるし、感謝もある。
だけど、それは“好き”なんだろうか?
わたしにとって、「好き」は安心を含むけれど、安心そのものではない。
動きやときめきや、内から向かう感情。
今の夫との関係は、“そこにあるもの”としての安定が大きくて、
“好き”という言葉に必要な“動き”が、少し抜け落ちているのかもしれない。
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【6】わたしがやってみたいのは、こういうこと
感情を「分類する」のではなく、
構成要素で捉えて、にじみや混ざりをそのまま記述してみる。
そのうえで、
• 身体にどう残っているか
• 過去との距離感はどうか
• どの方向に動きそうか
……そんな問いを添えながら、“ことばにならない感情の地図”を描いていく。
これは診断じゃない。分析でもない。
もっとやわらかく、
「たしかにここにある」と言えるための手段。
わたしにとっては、
“好きかわからない”という感情を、「なかったこと」にしないための方法でもある。
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次は、あなたの番かもしれない。
「この感じ、名前がつけられない」という気持ちがあったら、
一緒にマッピングしてみませんか。
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読んでくれて、ありがとう。
あなたが、ここにいてくれてよかった。
よければ、ひとことだけでも、残していってね。
still.
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