スピッツ歌詞考察(第114回)コメット
【基本情報】
コメット
作詞:草野正宗 作曲:草野正宗 編曲:スピッツ&亀田誠治
4分3秒
<リリース日>
2016年7月27日(15thオリジナルアルバム「醒めない」)
<収録アルバム>
醒めない(2016年7月27日リリース 15thオリジナルアルバム)
<タイアップ>
フジテレビ系ドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』主題歌(2016年7月17日~9月18日)
【MUSIC VIDEO】
【歌詞】
歌詞は下記のサイトでご確認いただけます。
【考察】
誰でもいいよと生き餌を探して
迷路の街角で君に会った
誰でもいいから寂しさを埋めてほしい。
そんな人生の迷子になりかけている時、“君”に出会った。
黄色い金魚のままでいられたけど
恋するついでに人になった
子供のままでいることもできたけど、“君”に恋したタイミングで大人にならなきゃと思った。
タイトルの「コメット」には、意味がふたつあります。
ひとつ目は、「彗星」のことです。
ふたつ目は、そこから派生して「和金」に似て尾が長く、泳ぐ姿がまるで彗星のようであることからそう呼ばれるようになったアメリカ産の金魚の一品種のことです。
「彗星」のごとく現れた“君”という存在。
そして、水槽で飼われている「金魚」のように実家でぬくぬくと暮らし、大人になりきれない主人公。
この2つの意味がかかっているように思われます。
押し寄せる人波に 流されないように
夕暮れ ホームへ駆け上がった
夕暮れ時、通勤ラッシュの混雑に流されないように気をつけながら、“君”を見送るために駅のホームを駆け上がった。
「ありがとう」って言うから 心が砕けて
新しい言葉探してる
普段と違うタイミングやトーンで“君”が「ありがとう」って言うから、別れ話を切り出されるのではないかと心配になって、必死で次の言葉を探してる。
見えなくなるまで 手を振り続けて
また会うための生き物に
“君”の姿が見えなくなるまで手を振り続けて、また会えるようにひたすらアピールするだけの生き物になっている。
すりむいた胸の奥に 痛みはあるけれど
可愛らしい戯言に 救われた
不安から、胸の奥に痛みを感じているけれど、可愛らしいバカ話で盛り上がったという事実にギリ救われている。
「さよなら」ってやだね 終わらなきゃいいのに
優しいものから離れてく
このまま「さよなら」ってなるのはイヤだね。
この恋が終わらなきゃいいのに。
せっかく優しくて穏やかになった心が、また遠くへ行ってしまう。
明日は来るかな ゴムボールが愛しい
転がってどこへ 追いかけて
“君”との明日はまだあるのかな。
“君”はどこに転がっていくのかわからないゴムボールのようだけど、愛しいから追いかけたい。
切れそうなヒレで 泳いでいくよ
想像より少し遠いとこ
ちょっと無理してでも“君”を追いかけて泳いでいくよ。
“君”の心が想像してたより遠いところにあったとしても。
「ありがとう」って言うから 心が砕けて
新しい言葉探してる
見えなくなるまで 手を振り続けて
また会うための生き物に
「ありがとう」って言うから
普段と違うタイミングやトーンで“君”が「ありがとう」って言うから、別れ話を切り出されるのではないかと心配になって、必死で次の言葉を探してる。
“君”の姿が見えなくなるまで手を振り続けて、また会えるようにひたすらアピールするだけの生き物になっている。
“君”が「ありがとう」って言うから・・・
コメット(彗星)のように現れ、コメット(彗星)のように儚く去ってしまうかもしれない“君”。
水槽で泳ぐコメット(金魚)のように自立した大人になりきれない主人公は、ヒレが切れそうになっても“君”を求めて泳いでいこうとします。
しかし“君”の心は、まるでゴムボールのように、この先どう弾むか予想がつきません。
それがまた愛しく感じて、追いかけたくなります。
ゴムボールということは、つまり「手鞠」です。
可愛いね手鞠 新しい世界
弾むように踊る 君を見てる
果たして主人公は、かなり思ってたんと違うけど面白き今にありつけるのでしょうか。
ん?
大人の階段を上る「生」(=「性」)がテーマの曲でした。
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