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AIでランニングフォーム診断|ひとりでも自己流から抜け出せた理由

月100km、ひとりで走る日々

私は月に100km以上走るランナー。
三人の子どもを育てながら、早朝や夜のスキマ時間で走っている。

誰にも見られず、誰とも比べず、自分のペースで、自分のために。
この「ひとりでできる趣味」が、子育てのバタバタから私を救ってくれていた。

Apple WatchとNike Run Clubが距離や心拍数を記録してくれる。
そして私は、自分の“走り”にもそこそこ満足していた。

「けっこう、いい感じで走れてるかも」──と思っていた。

でも、それは“思い込み”だった

3月のレース。応援に来てくれた夫(月300km走る市民ランナー)から、こんな一言が。

「まりさん、走りの動き、直すとこありすぎ」

……えっ。
むしろ最近、ご機嫌で走ってたけど?
自分では「軽くなってきた」と思ってたんだけど?

でも、確かに私はずっと一人で走っていた。
誰にも見られないし、誰にも言われない。

つまり──
“気づけなかった”だけだったのかもしれない。

無意識の“動きのクセ”は、自分じゃ見えない

ランニングフォームという言葉があるけれど、
それはアスリートだけの話ではないと思う。

私たちの身体は、日々の動きの積み重ねでできている。
良くも悪くも、「クセ」がしっかり定着していく。

“なんとなく”やっていた動きが、
“なんとなく”のまま、毎日蓄積されていく。

私はそれを「積み重ね」だと思っていた。
でも、もしかしたら「ズレの固定化」でもあったのかもしれない。

ChatGPTに動画を見てもらってみたら

ある日、自分の走っている姿を夫にスマホで撮影してもらった。
そして、その動画をChatGPTに送ってこう聞いてみた。

「私の走り、なんかズレてる?」
「どうしたら、もっとラクに効率よく走れる?」

すると、驚くほど的確で、構造的なアドバイスが返ってきた。
単に「ここがダメ」ではなく、「なぜダメで、どう直すと、何が変わるか」まで。

AIがくれた“走りの改善ポイント”とその理由

⭐️足は体の真下で接地する意識を

☓ 前で着地すると、足がブレーキになる

  • なぜ?
     足が前に出すぎると、地面からの反力が逆方向にかかり、自分でスピードを殺してしまう。

  • どうする?
     “踏み込む”より“吸収する”感覚で、重心の真下に足を落とす意識に。

  • 変化は?
     推進力が失われず、自然に前へ進めるようになる。脚への衝撃も減って疲れにくい。


⭐️ 腕は前後にコンパクトに振る

☓ 横振りすると、身体がブレてロスが増える

  • なぜ?
     腕が左右に広がると、体幹が不安定になり、推進力以外の方向にエネルギーが分散する。

  • どうする?
     脇を締めて、肘を後ろに引く意識で。大きく振るより、軸を保つことが大切。

  • 変化は?
     上半身のブレが減り、エネルギーが効率的に使える。脚のリズムにも集中しやすくなる。


⭐️ 骨盤前傾+大臀筋(お尻)で押す意識を持つ

☓ ハムストリング(もも裏)だけだと疲れやすい

  • なぜ?
     小さな筋肉だけで蹴ると消耗が早く、長距離でパフォーマンスが落ちやすい。

  • どうする?
     骨盤を少し前に傾け、大臀筋を使って地面を押す。大きな筋肉を使う意識。

  • 変化は?
     スピードの維持がしやすくなり、疲れにくくなる。フォームが崩れにくくなる。


フォームは、感覚じゃなく構造で理解する時代へ

私は理系なので、「現象→原因→対策」がセットで語られると、スッと腹落ちする。
ChatGPTとのやりとりは、まさにその連続だった。

「なんかうまくいかない」と思っていたことが、
「だからうまくいかなかった」と言語化されることで、進化の選択肢が見えてきた。

それは、単なるランニングの話じゃない。

あなたも動画を撮って、試してみてください

これはランナーに限った話ではありません。
「日常のちょっとした動き」が、実は非効率だったり、疲れやすさの原因だったりすることって、よくあります。

たとえば──

  • 料理中の姿勢:知らず知らずのうちに、片足に体重がかかっていませんか?

  • パソコンに向かうときの肩の位置:気づいたら、肩が内巻きになって呼吸が浅くなっていませんか?

  • 立ち方、歩き方:いつも右足から出ていませんか? 膝が曲がったまま歩いていませんか?

スマホでサッと動画を撮って、ChatGPTに「ここ、どこか改善できそう?」と聞くだけ。

「見えないクセ」を可視化することで、“ちょっとだけラクに生きる”選択肢が見えてきます。

最速の私、きっとまだ先にいる

スピードを追い求めたいわけじゃない。
ただ、“自分の動き”がちょっとでも軽くなったら、それだけで気分が変わる。

今のままでもいいけど、
「もっとラクにできたかも」に気づけたら、それもまたひとつの前進。

誰かに見られていなくても、
ちょっとした“問い”をくれる存在がそばにいる。

私は今、AIと一緒に、そんなふうに走っている。

子育ての合間でも、忙しい毎日でも、
私たちはまだまだ、自分の動きを見直せるんだなって。
それに気づけただけで、ちょっと気持ちが軽くなった気がする。


【著者プロフィール】
まり|めんどくさいをテクノロジーで解決したい子育て中の主婦。

X(旧Twitter):@m316jp2
著書『理系ママ実践!楽しく学べるおうち遊びアイデア帳』。



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