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専門知識を書いているのに、読者に「自分ごと」として読まれていないかもしれません【現場のネタ帳】

この連載「現場のネタ帳」では、個人事業主や小さな商売の発信から、ほかの人にも応用できる工夫を一つずつ取り上げます。商売そのものを評価するのではなく、「この発信のどこが自分のnoteにも使えそうか」という視点で見ていきます。

この記事では、専門知識を読者へ伝えるとき、「知識を教える」だけで終わらず、その場で自分の状態を確かめられるところまで具体化する工夫を考えます。実例として紹介するのは、「足ととのえ処SUN フットケア日記」の記事です。専門家の知識を、読者自身の行動へどうつなげるのか。自分の仕事に置き換えて考えてみます。

この記事でご紹介する内容は、掲載にあたって足ととのえ処SUN フットケア日記様に確認をいただいています。

専門的な仕事をしている人ほど、noteに書ける知識はたくさんあります。

「こういう状態には注意してください」
「こうなる前に確認したほうがいいですよ」
「普段からここを意識してください」

どれも役立つ情報です。

ただ、読む側からすると、そこで少し困ることがあります。

「では、自分はどうなんだろう?」

ここが分からないのです。

専門家には当たり前に見えているものが、一般の人には見えていません。

だから「確認してください」と書くだけでは、実際には何を確認すればよいのか分からないことがあります。

私は、この一段を具体的にするだけでも、専門知識の記事はかなり読み手に近づくと思っています。

こんにちは。綿樽 剛です。

ネタリエという屋号で、小さな商売のnote発信サポートをしています。元小売店経営者で、Webライターとして8年間、記事制作に携わってきました。

日頃の仕事のなかで見えてきた、小さな商売の発信の工夫を、こうした形でも紹介しています。

綿樽 剛がどんな考え方で発信や記事制作を支援しているかは、こちらにまとめています。

「見てください」と言われて、実際に何を見ればいいか分かりますか

今回取り上げたいのが、「足ととのえ処SUN フットケア日記」さんの、この記事です。

「足を見ましょう!」…とはいえ、どこを見るの?

タイトルからして、すでに読者の疑問を一段掘っています。

「足を見ましょう」と言われても、どこを見るのか。

まさにそこです。

記事では、足を見るときのポイントを、爪、皮膚、足全体というように分けています。

専門家なら、足を見た瞬間にいろいろな情報が目に入るのでしょう。

でも、一般の人はそうではありません。

「足を見てください」と言われても、足の裏を眺めて終わるかもしれません。

そこで、「見る」という曖昧な行動を、具体的な場所まで分ける。

すると読者は、記事を読みながら自分でも確かめられるようになります。

私は、ここが発信として面白いところ、足ととのえ処SUNさんの上手なところだと感じました。

読者が動けるのは、「知識」が「作業」に変わったとき

専門知識の記事というと、つい詳しく説明する方向へ進みます。

もちろん、説明は必要です。

ただ、情報を増やせば自分ごとになるとは限りません。

むしろ大事なのは、読者が「では自分は何をすればいいのか」を想像できることです。

今回の記事でいえば、

「足は大切です」

「自分の足を見てください」

「爪、皮膚、足全体を見てみてください」

と、少しずつ行動が具体的になっています。

ここまで来ると、読むだけの情報から、小さなセルフチェックへ変わります。

ついに、知識が、読者の作業になるわけです。

この図式は、フットケア以外の仕事にも置き換えられます。

自分では気づけない「見ていない場所」が、あなたの仕事にもあるかもしれません

足ととのえ処SUNでは、講座の中で足を確認した人から、

「これ普通じゃないの?」
「ずっとこうだから、こんなもんだと思ってた」

といった反応が出ることがあるそうです。

本人にとって長く続いている状態ほど、「普通」に見えてしまう。

これは足に限った話ではないと思います。

  • たとえば税理士なら、事業主が毎月見落としている数字があるかもしれません。

  • Web制作なら、自社サイトを毎日見ている本人には気づきにくい分かりづらさがあります。

  • 整理収納の仕事なら、本人にとっては見慣れてしまった置き方があるでしょう。

専門家の強みの一つは、「お客様には普通に見えているけれど、専門家には気になる場所」が見えることです。

これは、そのまま発信のネタになります。

「〇〇に気をつけてください」と教えるだけでなく、

「まず、ここを見てください」
「こうなっていないか確認してください」

まで書く。

読者に専門家と同じ知識を持ってもらう必要はありません。

最初に見る場所だけ渡せばよいのです。

自分のnoteなら「3つの見る場所」を考えてみる

今回の工夫を自分の発信へ持ち帰るなら、まず一つの記事で十分です。

自分がお客様によく言っている、

「一度確認してみてください」
「ここには気をつけてください」
「まず現状を見てみましょう」

という言葉を探してみてください。

そして、その次を考えます。

具体的に、どこを見るのでしょうか。

三つくらいに分けられると、記事にしやすくなります。

たとえば、

  • 「ホームページを一度見直してください」

で終わらせず、

  • 「スマホで開いて、最初の画面に何の仕事か書かれているか」

  • 「料金やサービス内容を確認できる場所があるか」

  • 「問い合わせ先まで迷わず進めるか」

と分ければ、読者はその場で確認できます。

これは情報を詳しくするというより、読者が手を動かせる大きさまで小さくする作業です。

専門家にとって当たり前すぎる「最初に見る場所」。そこに、意外とよい記事のネタがあります。

読み終えたとき、読者の視線は少しでも動いているか

今回の例から私が持ち帰りたいのは、専門知識の量ではありません。

読者の視線を、自分自身へ戻していることです。

記事を読む。

知識を得る。

そこで終わらず、ちょっと自分の足を見てみる。

この小さな動きが入ることで、他人の話だった情報が、自分の話になります。

小さな商売のnoteでも同じです。

全部を教えなくても構いません。

読者が記事を閉じる前に、一つだけ何かを見たり、確かめたりできる。

そんな一本を混ぜてみると、専門知識の伝わり方は変わってくるのではないでしょうか。

まずは、自分が普段お客様に言っている「一度〇〇を見てください」という言葉を一つ探してみてください。

その次に、「具体的にどこを見るのか」まで書けないか考えてみる。

そこから一本、役に立つ記事が作れるかもしれません。

足ととのえ処SUN フットケア日記さんのnoteは、こちらで読めます。

→ 足ととのえ処SUN フットケア日記

今回取り上げた記事はこちらです。

→ 「足を見ましょう!」…とはいえ、どこを見るの?

「現場のネタ帳」では、ほかの個人事業主や小さな商売の発信から、自分のnoteにも持ち帰れる工夫を一つずつ取り上げています。

商売の規模や業種が違っても、「どう伝えているか」という部分には、使えるヒントがあります。

記事は読まれているのに、仕事や相談へのつながり方が分からない方は、自分のnoteの詰まりを確認できる点検ツールも用意しています。

→ noteを書いているのに仕事につながらない人へ|詰まりを見つけて「次の1本」まで決める点検ツール

自分のnoteでも同じような工夫ができそうだと感じた方は、ネタリエへの相談もご利用ください。

記事を増やす前に、今あるnoteのどこを整えると仕事につながりやすくなるのか。その順番を一緒に確認します。

【制作について】この記事は、綿樽 剛のメモと構成をもとに、AIを下書きや整理の補助として使用し、最終的に本人が確認・編集しています。記事の切り口、残す内容、削る内容、公開判断は綿樽 剛が行い、紹介した内容はご本人にも確認いただいています。

サービスの一覧と最新の案内は、公式サイトにまとめています。
→ ネタリエ公式サイト



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