【完全版】ヴァンガードガルパコラボ哲学的評価まとめ【カラーパイ/色の哲学】
ごきげんよう。
タイトルの通りです。
無事に追加3バンドについても書き、完全版と呼べる記事になりました。既存の部分も読み直して修正を加えましたので、一度読んだ方も是非どうぞ。
前提
本記事では、タイトルブースター プレミアム「バンドリ! ガールズバンドパーティー!」が、元となる劇中の各バンドや人物の哲学的カラーパイをどの程度再現しているかについて、評価していくものです。
今回は趣を変えて、高い順にS、A、B、Cの4段階で評価してみます。
「バンド色再現>バンド抽象再現>メンバー色再現」の順に重みを付けています。
各バンドの色については、下記の記事を参照しています。
尚、カードやデッキの「強さ」は評価に関係しませんのでご注意ください。
何? このTCGは色制ではないだろうって? 心配ご無用。色の哲学は万物から見出されるのです。
例によって異論は認めます。
(以下、敬称略)
ハロー、ハッピーワールド!(ハロハピ)
想定される陣営の色:白
メイン戦略:後列アタック

後列アタックのメカニズム的カラーパイってどうだったかな……以前のヴァンガードバンドリコラボではMorfonicaが持っていたから「物陰からアタック」の青では?
と思って「ヴァンガード 後列アタック」でGoogle検索したところ、白っぽいユニットが多く出てきたので一安心。
「全員突撃」のフレーバーを持つ白とみてよさそうですね。
さて、こころが参照する「ミッシェル」のカードはというと、

今回の「ミッシェル」は、美咲のようです。
実はG3こころ、ヴァンガードバンドリコラボでお馴染みのオーダーをプレイする能力がなく、ミッシェルもとい美咲を経由してプレイします。
劇中でもハロハピの楽曲はこころの鼻歌を美咲が起こす形で作られているので、その再現かもしれません。
他のメンバーも観てみましょう。
ドローができる薫、

パワーいっぱいなのでVだけでなく薫もバフできるはぐみ、

変則的なブーストを行う花音、

以上の構成です。
リアガードの再現度はまあ可もなく不可もなく……と初版では書きましたが、他のバンドへの評価と並べると意外と高めにも思えてきました。
一方で、個人的に特筆して白だなと思ったのは、G2楽曲です。

山札を観て出す。一部では「リクルート」とも呼ばれるこの行為は、白が得意としています。
以上のことから、Sに近いA評価とします。
評価:S~A
Pastel*Palletes(パスパレ)
想定される陣営の色:青
メイン戦略:ソウルチャージ
……なんで!?

VGのソウルは「過去」を表しているとされています。
ソウルを溜め込むことで有名な一団に「ダークイレギュラーズ」がいます。彼等の外観はDMでいうとデーモン・コマンドに相当し、一種色は黒。その上でこうした種族は黒緑に接近することもしばしばあり、黒緑は「過去」を非常に重視します。
一方でパスパレは青。
青は過去を否定できるほどの今を目指し、今を否定できるほどの未来を目指して向上する色です。丸山彩は特にその傾向が強く、「理想のアイドル像」の目指し方にもそれが表れています。
この2つは全然違いますよね。
しかも彩の2種色は赤。青赤と言ったら引いて捨ててを繰り返す色なのに!
ソウルチャージじゃなくてソウルブラストだったらなー……。
一応、DMでは青赤が「墓地ソース」を作ってきた歴史がありますが……それだったらドロップの枚数を参照するよなあ。
楽曲もリアガードも軒並みソウルチャージしてくるので参照スキップです。
評価:C
Roselia
想定される陣営の色:黒
メイン戦略:Vスタンド

ソウルという過去をチャージすることでスタンドします。友希那には黒だけでなく緑もありますから、適した効果です。
とはいえ、「Vスタンド」が強い効果として知られているとしても、友希那だけでは輪郭が見えて来ないようにも思います。
こういう時はG3楽曲を観ましょう。

こちらの「Sprechchor」によって、同一ターン中にアタックすればするほどパワーが上がります。
どちらかというと黒緑の緑部分である「泥臭くぶつかっていく」要素でしょうか。
他のメンバーはというと、ドロップ誘発という黒さを備えた紗夜、

さながらお菓子作りのように継続的にリソースを供給できるリサ、

この二人が特にカラーパイに沿っていると思います。
あとは、バンドの外でもピアニストなので楽曲に反応する燐子、

カウンターチャージをするあこ(!?)

以上の構成です。
あこは黒赤にしては(本人の嗜好に反して)善玉な性格をしているとはいえ、この色ならリソース回復よりももっと攻撃的な能力でもよかったと思います。カウンターブラストを使う燐子との相性はいいのですけどね。
総じて、友希那の黒緑の緑が戦略の主になっていて、「黒らしさ」は紗夜ぐらいの出力に留まっています。
近頃は丸くなっているとはいえRoseliaは黒の陣営なので、もっと黒であってほしいです。
評価:B
Afterglow
想定される陣営の色:赤
メイン戦略:ブースト結集

ドロップからのコールなのは一旦置いておきます(このゲーム、割と色を問わずドロップからコールしてくるので)。
さて、Afterglowデッキの戦略の肝はこちらのG3楽曲「ONE OF US」にあると言えます。

全ての力をVに集中させる、まさに「全力」の一撃。
「結集させる」って書くと微妙に白っぽいけど……白であるハロハピが後列アタックだから赤であるAfterglowはその対比という線もある……
などと考えていると、現代VGの有識者がこぞって「リアノーン」という言葉を発しているではあるませんか。何かと思い調べてみると……

出典:https://cf-vanguard.com/cardlist/?cardno=DZ-SS09/005®ulation=D&country=&clan=&keyword=%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%B3&keyword_type%5B0%5D=all&kind%5B0%5D=all&grade%5B0%5D=all&power_from=&power_to=&rare=&trigger%5B0%5D=all&view=image
白緑じゃん!!!!
すみません、この外見と設定と性能は紛れもなく白緑です!!!!
しかもよりによってハロハピと同じマーチングバンド!!!!
でもな~。蘭が最前にいて4人から背中を押される構図が思い浮かぶか否かと言われたら、かなり思い浮かぶのもまた事実。
気を取り直して他のカードも観てみます。
ソウルという過去を払いつつ「回数を数えてドロー」という青要素もちゃっかり持っているモカ、

実はリーダーな所がクリティカル増加に現れていそうなひまり、

「突っかかってくれる」巴、

頑張ってサーチしてくれるつぐみ。

リアガードの各メンバーはそれぞれの性格が的確に表れていると思います。
ブースト結集が白緑すぎるのでB評価の予定でしたが、メンバーの分を加点し、B寄りのAとします。
評価:A~B
Poppin'Party(ポピパ)
想定される陣営の色:緑
メイン戦略:捲り・クリティカル・ソウルソース

メンバーを揃えることでVを中心にバフをかけていく構成。G3香澄はメンバーが全員揃っていればクリティカル+1。同名からライドしていればドライブ+1も付いてきます。
では最大3回ドライブなのかというと……

こちらの「Live Beyond!!」がトリプルドライブを与えるのでG3香澄の最大ドライブ回数は4です。捲り回数を増やす、キラ(クリティカル)を狙ってドキ(山の上チェック)していこうという訳ですね。
たえがトリガーカードを誘発条件としているのも、捲り戦略としての確度を高めています。ただしたえは青があるのでソウルブラストさせてくることに留意。

また、「Live Beyond!!」を始めとした何枚かには、「ソウルに置く」ことを条件とするテキストを持ったカードが散見されます。


こうして引いた手札をソウルに回していくのだろうね
これはそう、ソウルが「過去」だからですね。
緑は過去を重視する色なので、「ソウルに置く」行為には「大切な思い出を増やす」という意味合いが注入されているのです。
さらに、そうして増やしたソウルが先述の「Live Beyond!!」が持つソウルからコールする能力にも活きてくるという訳です。

紗綾だけはソウルもトリガーも参照しないのが惜しいと言えば惜しいところですね。
欲を言えば、バンドの枠を超えた運用ができるようになっていれば、緑の、そしてポピパの持つ「他の色同士を繋げる」という要素も引き出せたのですが……まあ、ポピパ単体でなら十分緑を表現できていると言えましょう。
評価:A
RAISE A SUILEN(RAS)
想定される陣営の色:黒赤
メイン戦略:オーダー連打

RASはリーダーシップが変則的なのでライドラインはどうなるかと思いきや……
最初はチュチュから始まり、G2からレイヤがフロントに立つという名采配。


G3レイヤは、通常ターン1な筈のオーダーを3回まで使えます。
ただし、同名制限があることには注意しましょう。



楽曲の性能自体は比較的淡白ですが、RASの場合は「オーダーを打ったこと」が大事なのでこれでよし。
力強く暴れ散らかすRASのフレーバーに合っていると思います。バインドされた楽曲にエフェクトが浮かんでくるようです。
ただし、黒赤的かと言われると手放しには認め難くもあります。レイヤに限って言えば実質黒赤緑と取ることもカードデザインの上ではできるので、もっとリソースを投げ捨てる方向性であればさらに再現度が高かったかもしれません。
奇しくも白黒赤であれば、装備品を多く付けることで攻撃役を強化するデッキタイプをDMやMTGで作ることはできます。そういう意味では、今回のRASは楽曲を装備品のように扱う白黒赤風かもしれません。
リアガードのメンバーは、G3レイヤがオーダーをプレイする能力を持たない分RASのプロデューサーとしてリソースの肝となるリアチュチュ、

ライブを楽しむロック、

この二人が特にカラーパイに沿っていると思います。
あとは、赤緑だけどドローするマスキング、

毎ターンドロップから戻ってこられるパレオ、

以上の構成です。
Afterglow同様、色の再現としてはズレもがありますがバンドの抽象化としては及第点といったところでしょうか。
評価:A
Morfonica(モニカ)
想定される陣営の色:白青黒緑
メイン戦略:インターセプト

信じていてよかった!
かつて「攻撃曲げ」をやってくれた倉田ましろなら、また色の活きるテキストになると信じていましたよ!


今回は仲間にインターセプト能力を与え、それで守ってもらうようですね。倉田の防御的な所が出ています。
インターセプトしたユニットは盤面から消えドロップに行きます。ではその後どうするのかというと……

こちらのG3楽曲で2人までならアンコールできる訳です。
何度でも粘り強く闘う様子は、赤抜き4色の闘い方として妥当だと思います。
リアガードの面々は、Vのパワーを上げる透子、

手札を増やす瑠唯、

リアをスタンドさせる七深、

ドライブ増加とサルページを行うつくし、

以上の構成です。
リアメンの色の再現度も比較的高いです。ヴァンガードとG3楽曲の組み合わせも含め、念願のS評価です。
ところで、正確には色の話ではないのですが……。
今回のリアメンには「楽曲カードのコストで手札から捨てられた時」という誘発条件があります。しかし、今回のMorfonicaの楽曲には「手札を捨てるコスト」はありません。では何かというと、これは倉田以外の"forte"楽曲の要求コストなのです。既存カードとの拡張性の導線という訳です。選んできた過去に胸を張れるように。
評価:S
MyGO!!!!!
想定される陣営の色:青緑
メイン戦略:連鎖

G3燈が緑寄りの人物でありながらソウルブラストを持つのは、緑だけでなく青をも持っているからと解釈できます。
ここでは構成の都合で先にリアガードのメンバーをご紹介。
パワーを上げる愛音、

2枚までドロップから出せる楽奈、

ソウルに籠るとカウンターチャージするそよ、

せっかくG1燈が立希を指定しているのに自分は楽奈に呼応してスタンドするそういう所だぞ椎名立希。

以上の構成となっています。
リアの面々は楽奈の強化条件以外メンバーの肩書きを指定していないので、拡張性がありますね。ヴァンガードMyGO!!!!!コラボは通算3回目なのでこれはいい判断です。
立希を指定してくれるG1燈はこちら。

以前のヴァンガードMyGO!!!!!コラボには、「自陣バインド」という分かりやすい特徴がありました。メンバーが迷子になる様子が自陣バインドで表現されていて、それが燈のうたで戻ってくる訳ですね。
しかし、今回のG1燈の自身をバインドする能力がそれを受け継いでいる……かと言われると、そうでもないと思われます。
なぜなら、以前のMyGO!!!!!でバインドされたりバインドゾーンから参照されたりするのはリアガードのメンバーなので、「燈」ユニットをバインドしても特段アドにはならないからです。
尚余談ですが、先述の「バインドゾーンの枚数を参照する」RASとは色が対照的です。
さて、今回のこのバンドは一見分かりやすい特徴を持っていません。しかし、能力を適切な順番で使えば6回攻撃ができます。
R→R→Vの順でアタックした「バトル終了時」に、

こちらのG3楽曲で燈がスタンド。同時に誘発しているG3燈側の能力でどちらかの前列をスタンドさせます。これで4回目、5回目。
そして「G3燈のバトル終了時能力」は複数回誘発するので、先ほど選んでいないほうの前列を選びスタンド。これで通算6回攻撃です。
強いかどうかで言えば、強い。一見分かりにくくても適切にネットワークを繋げば強みを最大活かせる構成です。
しかし、これは青緑的でこそあれ、MyGO!!!!!の青緑かというと文字通り迷うところです。青緑の特に緑において、このデッキ緑の「繋がり」の面を象るとするならば、物語媒体で書かれるMyGO!!!!!の色は、緑の「原質」の面を強く打ち出していることに違いがみられます。
また、このデッキでソウルを増やすのが白黒緑で過去からの継続を重視しているそよだけなのももどかしいところです。ポピパや過去のモニカのように「手札から1枚ソウルに置く」をコストに持つカードがあったらもっと緑になったのではないでしょうか。
評価:B
まとめ
なんだか全体的にソウルの話をしていた気がします。ポピパの緑の影響でしょうか。
それにしても国家《Bang Dream!》は全然除去というものをしませんね。
楽曲の存在も踏まえると、「種族の色」は白緑といったところでしょうか。(この染めを越えて退却させてくるアモーリス/にゃむがえぐい)
実は私がこのコラボに好意的なのは自社コラボだからであって好きな作品だからではないんですけど、各バンド5人だからこそ5人+楽曲でサークルを6つ使うのでこのゲームと相性がいい、と早期に気付いて実現させた方はすごいと思います。
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本記事でいうとS評価なAve Mujica編の話
引用元:
特に注釈のない限り、本記事のカード画像は下記リンク先から引用しています。
