【本編要約】勇者が二人産まれたら #20~#24

閲覧いただきありがとうございます。
みそすーぱーです。

本記事では、自作の小説「勇者が二人産まれたら(小説家になろう/カクヨム)」の#20〜#24を要約したあらすじを掲載いたします。

「このあらすじを読めば、次の話の本編から問題なく合流できる」という水準を目指して情報を詰め込みつつ、文字数を1/3以下に圧縮しています。

お時間をいただき本編をお読みいただくかをご判断いただくお試し版として、あるいは本編の復習としてご活用いただければ幸いです。

なんなら、あらすじだけでも話は追えるので、コチラだけお読みいただくのも歓迎します。

いずれにせよ、まずは#1のあらすじから是非、お気軽にご一読ください。
各記事【次回へ】の項目にて、次のあらすじ記事へのリンクを掲載しております。

#25以降のあらすじも随時、以下のマガジンに追加していきますので、よろしければそちらもご確認ください。

温かいご感想は活力に、厳しいご意見は学びとさせていただきますので、忌憚なくお気軽にお寄せくださいますと幸いです。

以下、«»内の文字は、要約版の他エピソードへのリンクとなっています。


【#20 勇者一行と千年前の勇者】

 リエネ加入に沸く中、ユミーナに次の目的地を聞かれた一行は、報告の為ヤクノサニユに帰還と答えるも、“話を聞きたい”と一泊を求めたユミーナに応じた。

 喜ぶユミーナは、思い出したように両手を打ち、レピに尋ねる。
 “禁じられた魔法について、どの程度知っているのか”。
 レピの顔色が変わった。
 “ほとんど何も知らない”というレピに、“一行がいない間、かつての大王が他所から奪った戦利品が眠る書庫”を漁り、極僅かながら、禁じられた魔法の情報を得たと語る。

 曰く、“編み出したのは千年前の勇者ルベスであり、封じたのも彼”。
 “ヤクノサニユに戻るのは好都合”と呟くレピに、ユミーナはその記載があった本を手渡した。

 話が済むとユミーナは一行が持ち帰った魔物の首を見たいと希望、場所を移し、見上げる程の大きさに舌を巻く。
 質問責めにする中、立役者シェリルの表情が暗いことに気付くも、スウォルの“疲れているだけ”の言葉に納得し、首の大きさから食料としての肉の量に想いを馳せ、リリニシアは内心、“やはりユミーナもハリソノイア人だ”と呆れた。

 公務に戻ったリエネを除き、レピに与えられた部屋に集まる一行。
 スウォルがレピに“好都合”の真意を尋ねると、代わりにリリニシアが“ルベスがヤクノサニユの初代国王だから”と推理、レピも頷いた。
 国を興し、子孫を残すことなく剣と盾を封じ、仲間に王位を渡し姿を消したというルベスは、世襲で続いた王家における唯一の例外だと言う。

 ルベスと縁が深いヤクノサニユに行くことを喜ぶレピに、一行は続いて、≪ニヤニヤしていた件(#19)≫ を問いただす。
 反応を予想できた理由として、ユミーナに護衛が不要な点、リエネが考えを変えようとしている点、自国の者が魔王討伐の旅に参加する政治的利点を挙げ納得させることに成功するも、今後はしっかり共有しろと釘を刺される。

 その後食事を楽しみ、それぞれの部屋に戻った頃、リエネはユミーナの私室に、彼女と二人でいた。

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【#21 リエネとユミーナ】

 派手な城に見合わない質素な私室に絶句するリエネに、部屋の主ユミーナは着席を促し、“よく似せてあるでしょ?”と問い掛ける。

 わざわざ“似せた”理由を問われ、平然と“落ち着くから”と答えたユミーナは、自ら対話を希望したのに緊張しているリエネに、この私室が唯一、大王でない素の自分でいられる場所と語り、大王ではなく“ユミーナさん”に対する態度を要求し、リエネはしぶしぶ承諾した。

 11歳の頃にリエネを拾ってから18年も経ったと過去を懐かしむユミーナに、リエネは“幼かったユミーナが、自分のせいで要らぬ苦労したことを謝りたかった”と明かす。
 ユミーナは“代わりの何かを差し出さなければ食えなかった”と苦労自体は否定せず、“リエネのせいで苦労したのではなく、リエネの為ならなんでも出来た”のだと微笑み、間違いを指摘する。

 かつて"よく似た狭い家"で、同じように微笑んでくれた事を思い返し、涙と共に詫びと礼を述べるリエネに、ユミーナも質問を返す。
 どうして、と一度言葉を区切り、少しの間の後、勇者一行に同行する理由を尋ね、“自分は他所の国、人を知らない。その先にユミーナの理想があるのかも”と考えを明かすリエネに、ユミーナは大王が代々、前任から奪い取ってきた首飾りを、“金に困ったら売れ”と手渡し、リエネは“戻ったら返す”と借り受けた。

 大王ではなく個人としての最後の挨拶を終え、部屋を出るリエネの背を見送ったユミーナは、一人考える。
 大王の座についた自分を、リエネが襲ってきた理由を聞けなかった
 天井を見上げても、答えは返ってこない。

 翌日、ユミーナから“大王”としての命を受けたリエネがスウォルの部屋に向かうと、他の面々も集まっていた。
 首飾りについて質問に答えている内にスウォルも目を覚ますと、“馬車はそのまま使っていい”、“演説で民の気を引いておくから挨拶は不要”とユミーナからの伝言を伝える。

 食事を終えた一行はユミーナの言葉に従い、民衆に囲まれることなくハリソノイア城を出発した。

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【#22 お姫様と魔術師】

 ユミーナが演説を振るう中、静かに城を脱した一行。
 ヤクノサニユへの帰路を辿る途中、ユミーナを“かわいい”と評したスウォルに対する女性陣の反応をきっかけに、小さな悶着が起こる。

 シェリルは潔癖なまでに反発し、リリニシアは不貞腐れる様にスウォルを責め、リエネは“本人の前では言うな”と釘を刺す。
 首を捻る一行に、「ユミーナは男にいい思い出がない」とだけ話し、リエネは詳細を語らず、強引に話を変えた。

 その後も先々で歓待を受けながら歩みを進めていたある日、シェリルとスウォル、リエネが手合わせで腕を磨く一方、リリニシアはレピによる魔術の手解きを受けていた。
 思うように進まず“これじゃ役に立てない”と溢すリリニシアに、レピは休憩がてらと雑談を持ち掛ける。

 ≪北東部での戦いの後も“役に立てなかった”と悔いていた(#16)≫ ことを挙げ、役に立つことへの拘りの理由を問われたリリニシアは、“幼馴染みの二人に置いていかれたくない”と明かし、祖父に黙って武術の訓練を受けたが才能がなかったから魔術を学んだ、と告白する。

 加えて、当初は両親の仇を討つことを目論んでいたが、“死んだ両親の敵討ちより、生きている友人の為”に、出来るだけ魔物を殺さない道を提案したことを語る。
 薄情と自嘲するリリニシアを、レピは敵討ちに固執するより健全だ、と慰めた後、続けて尋ねた。

 “スウォルくんのこと、好きですか?”

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【#23 魔術師の思案】

 突然の問いに吹き出しながらも、シェリルともども“幼馴染みとして”好きだと躱すリリニシアに、レピはキッチリ“恋愛として”の質問だと追撃する。
 そう思った根拠として、スウォルがユミーナの顔を誉めた際、シェリルとは別の意味で不快そうだったことを挙げるもリリニシアは否定。

 ごまかすように魔術の勉強を再開しようとするが、レピは精神の乱れを理由に切り上げると宣言。
 リリニシアは“乱れたのはレピのせい”と不服ながらもしぶしぶ従い、荷車に消えた。

 一人になったレピは、先の質問で精神が乱れること自体が答えだと、リリニシアはいつ気が付くか、と笑みを浮かべた後、現在の状況を整理し始めた。

 ヤクノサニユとハリソノイアを結ぶ目的はひとまず成功、後はユミーナの手腕に期待。
 リエネの加入は戦力のみならず、精神的にも支柱になってくれるだろうこと。

 続けてレピは、≪ユミーナがリエネを言い表した、“忠誠はユミーナではなく国に対して”という言葉(#13)≫ を思い出す。
 単にリエネが返り討ちにされながらも殺されず、やむなく従っているかと考えていたが、城を出た直後のリエネの言葉からは深い繋がりが感じられた。
 ユミーナが嘘をついたか、彼女自身も誤解しているかは不明だが、少なくとも正確な評価ではなさそうだった。

 その態度からリエネも何かを抱えていることを察したレピは、自らが首を突っ込まず、同じく察しているであろうシェリルに任せることに決めた。

 次いでレピは自身に出来ることとして、≪関所でシェリルの剣に掛けた魔術が強まった現象(#8)≫ や、≪北東部の戦いで発生したスウォルの異常な耐久力、回復力(#14)≫ に思考を巡らせる。
 何故そうなるかは分からずとも、何をすればそうなるか、が解明出来れば。

 思考は、手合わせを終えた三人に遮られた。
 魔術が強まる現象について“制御出来るなら武器として用い、出来ないなら封印”と、戻ってきたシェリルに解明の協力を依頼すると、快諾。
 リリニシアを起こさないよう場所を変えるとし、護衛の為リエネを残し、スウォルにも同行を求めた。

 便宜的に“魔術増幅”と名を与えた現象を検証する為、先ほどまで三人が手合わせしていた開けた場所に移動しシェリルの剣に、関所の時と同じ魔術を掛けるが、今度は時間と共に魔術は弱まり、やがて消失。
 想定と異なる結果に、レピは首を傾げた。

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【#24 二人の勇者のお手合わせ】

 “本人の体感として感じるものはない”と語るシェリルたちを他所に、剣に付与した魔術の消失を受けたレピは独り言と共に考えを纏め、いくつかの可能性を提示した。

 既に否定された“スウォルの持つ盾が側にあること”の他、“戦闘時と平時におけるシェリル自身の意識の差”、“環境の影響”などの可能性を並べつつ、稽古終わりの二人を慮り“盾が側にあれば発動する訳ではないと判明した”ことを収穫とし、切り上げようとするレピ。
 シェリルとスウォルは頷き合い、“戦闘時の意識”を引き出すべく、二人で真剣での手合わせを提案した。

 レピは躊躇うが二人の意思は揺るがず、姉からの初勝利を望むスウォルも剣を抜く。
 阻止すべく構えたシェリルの剣に、探求心も手伝い根負けしたレピは、再び魔術を付与する。

 レピが本題の他、≪北東部の戦いでスウォルの盾が見せた“魔法を吸収したように見える現象”(#14)≫ が魔術に対しても発動するのか注意深く見守る中、紙一重の攻防の末、スウォルの振るう剣がシェリルの首筋を捕らえる直前、先んじてシェリルの剣がスウォルの首元でピタリと止まる。

 スウォルは“互角に見えた”というレピに対し、“互いに剣を止めなければ先に斬られた”と敗北を認める。
 結局、魔術の増幅は今回も確認されず、レピは“次は環境を確かめる。今できることはない”とし、馬車に戻ることにした。

 馬車への道中、シェリルは考える。
 勝敗はスウォルの言う通り。…お互い剣を止めなかったら?
 シェリルの剣が先にスウォルの首を落としていたことは間違いないが、直後に首を失ったスウォルの剣が、シェリルの首を落としただろう。
 試合には勝ったが、勝負は“相討ち”。

 追い付かれかけていることを悟り、歯軋りした。

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【次回へ】

#25以降の要約あらすじは↓

もし興味をお持ちいただけたようであれば#25から、あるいは気になったお話から本編にお進みいただければ幸いです。

#25を「小説家になろう」で読む

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【最後に宣伝とか】

この記事自体が本編の宣伝みたいなモノなんですが、改めて。

勇者が二人産まれたら(小説家になろう)

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