【本編要約】勇者が二人産まれたら #29~#33

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みそすーぱーです。

本記事では、自作の小説「勇者が二人産まれたら(小説家になろう/カクヨム)」の#29〜#33を要約したあらすじを掲載いたします。

「このあらすじを読めば、次の話の本編から問題なく合流できる」という水準を目指して情報を詰め込みつつ、文字数を1/3以下に圧縮しています。

お時間をいただき本編をお読みいただくかをご判断いただくお試し版として、あるいは本編の復習としてご活用いただければ幸いです。

なんなら、あらすじだけでも話は追えるので、コチラだけお読みいただくのも歓迎します。

いずれにせよ、まずは#1のあらすじから是非、お気軽にご一読ください。
各記事【次回へ】の項目にて、次のあらすじ記事へのリンクを掲載しております。

#34以降のあらすじも随時、以下のマガジンに追加していきますので、よろしければそちらもご確認ください。

温かいご感想は活力に、厳しいご意見は学びとさせていただきますので、忌憚なくお気軽にお寄せくださいますと幸いです。

以下、«»内の文字は、要約版の他エピソードへのリンクとなっています。


【#29 スウォルの配慮とシェリルの決意】

 とうとう意図的に再現することに成功した魔術増幅(#28)≫。
 リエネに説明を求められたレピは、二人にも話すから、と詳細を保留しつつ、鍵を“剣がシェリル以外を弾く現象”だと語った。

 一方、相手が再生能力を持つ魔物の為、シェリルは炎を纏い、増幅させながら剣を振るう。
 火自体は効果があるようだが一向に引かない魔物たちに、スウォルが苛立ちを乗せて斬撃を見舞うと、受けた魔物は息絶えた。
 ≪シェリルの剣でなければ倒せないはずの魔物(#5)≫ が、だ。

 困惑しながらもスウォルは、“自分でも倒せるなら”と、シェリルの心身の負担を少しでも肩代わりすべく、姉に下がるよう指示を出す。

 シェリルはスウォルの配慮を理解した上で、下がらず前に出た。
 “ ≪剣碗で追い付かれかけている(#24)≫ 自分が、魔物を倒す役目さえ弟に任せてしまえば、≪ただの足手纏いでしかない(#7)≫ ”と、自らを奮い立たせて。

 剣の側面で叩くのを止め、北東の防衛線での戦いと同様、刃を突き立てる。
 あの時と同じ感触ながら、言い様のない不快感がない。
 防衛線での戦いで“命を奪うこと”に慣れてしまったか、と自嘲しながら、残る一体も葬った。

 殺しを嫌うのにわざわざ手を汚した姉に、スウォルは言葉を失う。
 シェリルはそれを察し、“私の役目だから”とだけ告げた。

 リリニシアとリエネがシェリルを気遣う中、レピが怪我を治すべくスウォルに声を掛けるも、“必要ない”と答え、既に傷が癒えた自らの体を見せる。
 その様子に、リリニシアは思わず“どちらが魔物か分からない”と溢した。

 襲われていた小さな魔物は、一行からの注目を受け、再生が完了した体で逃げ去っていった。

 倒れた四足の魔物たちの亡骸の扱いを相談する一行の前で、彼らの肉体は瞬く間に朽ち、ボロボロと崩れ始める。
 聞いたこともない現象に戸惑いながらも、レピが魔術で土を操作し、その残骸を地中に沈めた。

 状況が一段落する中、レピは調査の再開を前に休憩を申し入れると、魔術増幅についての説明を始めた。

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【#30 魔術増幅の条件】

 レピの提案を受け、焚き火を囲って腰を下ろした一行。
 シェリルはレピの指示に従い、再び剣を抜く。

 差し出された刀身に対し、レピはまず側面に向けて手を伸ばし、弾かれる。
 刀身に対し、おおよそ握り拳分の距離まで接近すると弾き飛ばされることを確認したレピは、次いで刃にも手を伸ばすと、弾かれることなく触れることに成功。

 仲間の困惑を他所に、一度消しとめた炎の魔術を再び纏わせ、またも側面に手を伸ばすと、今度は弾かれず、炎が強くなることを確認した。

 確信を得たレピは、シェリルに“魔術増幅の制御は不可能、死なせたくない相手には使うべきではない”と現時点での結論だと告げると、落ち込むシェリルの横で、突き止めた条件の説明を始める。

 関所でのハリソノイア兵との戦い、及びこれまでの魔物との戦いを合わせ、≪“魔術を纏っている場合、弾き飛ばす代わりに魔術が強化される(#8)”≫ との結論を導き出した。

 続けて、“条件は分かったが、何故そうなるかは不明”として、先の制御不能は現時点での結論と繰り返し、今後も研究を続けることをシェリルと誓い合う。

 レピの説明を聞いたリエネが、盾には弾かれた四足の魔物をシェリルが切っていたことを根拠に、刃に限って弾かれないこと、それを確かめる為にレピが触れて見せたことを言い当てると、スウォルは剣の挙動を姉に対する嫌がらせに近いとし、“性格が悪い”と表現した。

 レピはスウォルの表現を受け、“自分の見ていた世界がつまらないモノだと気付いた”と、腹を抱えて笑う。

 ひとしきり笑ったレピは、“三種しか見ていない”と前提の心許なさを述べながら、議題を四足の魔物たちの特異性へと移す。
 最大の特異性を“死後に肉体が崩れた”点とし、リエネは前例がないと答える。

 シェリルとスウォルも、魔物を殺した師の話としても聞いていないことを伝え、その師が国防の長だと聞くと、リエネは ≪グラウム(#3)≫ の名を口にし、顔色を変えた。

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【#31 勇者一行の命名会議】

 ≪シェリルとスウォルがグラウムの教えを受けた(#3)≫ ことを知りリエネが驚愕する横で、レピは呆れ顔で軌道修正し、四足の魔物たちの特異性について、仲間たちの意見を募った。

 スウォルから、“勇者の剣でなく自らの剣で死んだこと”“これまで戦った魔物より、身体の再生が遅かったこと”が挙がるとリエネも同調し、“仮に再生出来るだけの魔力がないのなら逃げるはず”と付け加えた。

 レピは加えて“魔物同士で戦っていたこと”“スウォルの盾に弾き飛ばされたこと”、“死体が崩れ落ちたこと”の計六点が、四足の魔物たちの特異性だと話を纏めた。

 これらの特異性を鑑み、リリニシアは“今後も話題にあがるはず”と、四足の魔物たちに名を与えることを提案した。
 数字で管理することを提唱するリエネ、単なる罵倒のリリニシア、ダサくて長い呼び方を提案するシェリルたちの案を退け、スウォル発案の“ボロッと崩れて、ガブッと噛んで、爪でザリッと”という印象から取った“ボロガブザリ”が採用された。

 会議も済み、再び廃村の調査を再開するよう言うレピは、“解読を進めたい”と懐から日記を取り出し、日記を見付けたシェリル以外の仲間は興味を示す。
 現時点で読み取れた“おそらく村が滅びたのはシェリルとスウォルの誕生日”という情報にスウォルは絶句し、それを根拠に ≪“やはりリリニシアが受けた教育は正確ではない(#27)”≫と、リリニシアは自国をチラリと睨み付けた。

 その後、一捜索を続け、めぼしい成果が得られず諦めて集合した一行に、レピは“少しだけ日記の解読が進んだ”と告げた。

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【#32 勇者一行の帰国】

 前もって“村の滅亡に繋がる情報はない”と前置きし、レピは解読した日記の内容を語り始める。

 一つは“日記の持ち主が女性であり、おそらく村が滅びる二週間ほど前に出産していた”こと。
 仲間たちが“赤ん坊が生後二週間でこの世を去った”可能性に消沈する中、リエネは一人、“なぜ魔物はこの村だけを襲ったか”を思案するも、やはり分からないと結論付け、レピに続きを促す。
 レピは、日記の主の夫と思われる人物が“ディ”で始まり、“ピ”を含む名前であったようだ、と語った。

 考えを纏める目的も兼ね、レピが寝ずの番を申し出て、一行は就寝。
 翌朝、念のために日光の元で簡単に再調査を行うも収穫はなく、一行は廃村を出て、ヤクノサニユの領内に足を踏み入れた。

 国境から中央まで五日ほど掛かると聞き、ハリソノイアの国土と比較するリエネにリリニシアが憤慨したりしながら、中央に向けて歩みを進める一行。

 道中の村では歓迎される一方、ハリソノイア人のリエネに対しては厳しい目が向けられたが、“ハリソノイア人の仲間”が和解の象徴となることを期待し、あえて伏せることはしなかった。

 廃村を出てから五日後、ヤクノサニユの中央部に到達すると、リエネとレピは初めて目にするヤクノサニユの喧騒に舌を巻く。
 姫たるリリニシアが声高に名乗りながら群衆を掻き分け進もうとしたその時、他方から道を開けるよう求めるかわいらしい声が響き、レピの背中に小さな人影がぶつかった。

 振り返った視線の先にいる、文句を言う幼い少女に、レピは助け起こすべく手を差し伸べる途中、一瞬だけ目を見開き動きを止めるも、すぐに微笑みを作り、手を伸ばす。
 少女はレピの顔を見るやいなや、“かっこいい”と呟き、差し出された手を強く握り、立ち上がると、自らの名を“カロニア”と名乗った。

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【#33 勇者一行と少女カロニア

 人だかりの中、差し伸べられた手を握りしめられ困惑するレピに、カロニアはぶつかったことを詫びつつ、改めて名を問い、レピが圧しに負けて名乗ると“名前も素敵”と目を輝かせた。
 レピに目線で助けを求められたスウォルが名乗ろうとするも“聞いてない”と切り捨てられ、次いでリエネが“用事がある”と手を離すよう伝えるも“彼女なのか”と噛みつかれるなど、カロニアも譲らない。

 カロニアと賑やかに言い争うリエネの様子を見たシェリルと共に、リリニシアは彼女の雰囲気が柔らかくなったことを喜びながら助けに入ると、カロニアはやはりリリニシアにも噛みつくが、名と身分を明かすと閉口する。

 王の元へ報告に向かう途中と諭し、それが済んだ後でレピを貸し出すと(レピに無断で)提案しカロニアは目を輝かせるが、ちょうどその時、人だかりの外から二人の男の声が響き、カロニアはその途端にレピの手を離し、再会を約束して人だかりの中に消えた。

 レピがカロニアに握られた手で自身の服の裾を握りしめる中、まもなく声の主が一行の前に現れる。
 応対したリリニシアに対し、“少女を探していて、声が聞こえた”という二人。
 探している少女の名を尋ねられ、男たちは一度しぶりながらも、やむなくカロニアと告げた。

 その態度を不審がったリリニシアは二人を欺くことを選び、先程の一幕を見ていた大衆に敢えて心当たりを尋ねることで意図を伝え、大衆はそれに答え、口を閉ざした。

 その場は諦めた二人に“協力が必要なら城で名前を出せ”と、今度も名を明かすと、男たちは顔色を変える。
 “見つからなければ頼る”と残し、男たちは去っていった。

 人だかりを解散させ城への歩みを進める最中、一行は、カロニアや男たちが“名乗るまでリリニシアが分からなかった”ことを理由に他国の人間だと推測する中、レピは吐き捨てるように、その正体を“ティサン人”だと語った。

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【次回へ】

#34以降の要約あらすじは↓

もし興味をお持ちいただけたようであれば#34から、あるいは気になったお話から本編にお進みいただければ幸いです。

#34を「小説家になろう」で読む

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【最後に宣伝とか】

この記事自体が本編の宣伝みたいなモノなんですが、改めて。

勇者が二人産まれたら(小説家になろう)

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